POINT
- 課題:店舗ごと、従業員ごとに情報格差が生じていた
- 課題:店舗を超えた交流や情報共有が少なかった
- 運用:TUNAG委員会を新設し、社内での活用を推進
- 運用:成功事例を全社で共有し、各拠点の良い行動を見える化
- 効果:従業員に必要な情報が届くようになった
- 効果:従業員間のコミュニケーションが活性化した
1975年に設立した株式会社ワイドレジャー様は、ゲームセンターの「楽市楽座」などのアミューズメント施設や飲食・物販施設を運営しており、福岡県を中心に全国に店舗を展開しています。
1,700名の従業員を抱え、事業・組織ともに拡大していく中、2022年3月にはアドアーズ株式会社との経営統合も発表。以前までのグループウェアを利用した情報共有に課題を感じていたと言います。
多店舗経営で生じた情報共有の課題や経営統合で直面したコミュニケーションの課題をTUNAG(ツナグ)でどのように解決しているのか、運用開始から約2ヶ月間の取り組みについて営業システム セクションヘッドの相川さまにお話を伺いました(以下、敬称略)。
導入前に課題に感じていたこと
本社からの発信を従業員に伝えきれていなかった
〜TUNAG導入前、どのような組織課題を感じていたのでしょうか?〜
※営業システム セクションヘッド 相川さま
相川:弊社では各店舗にパソコンを支給し、グループウェアのメールでやり取りを行なっていました。複数の従業員が一つのパソコンを使うため「Aさんは読んだけど、Bさんは読んでいない」ということが起こっていました。
実際私が店舗をまわった時に、本社からの依頼について現場の従業員に聞いてみると、「見ていませんでした」「やっていません」と言われてしまい、重要な情報が現場まで伝わっていないことを実感しましたね。
店舗を超えた交流や情報共有をより活性化したかった
〜店舗間での発信や取り組みの共有はどのようにされていたのでしょうか?〜
相川:店舗での取り組みをメールで全社に発信しているところもありました。しかし、内容が従業員に伝わっているかがわからず、従業員の反応も見えません。
アドアーズ社との経営統合によって組織体制が変わるタイミングでもあったので、店舗を超えた交流や情報共有を活性化する仕組みを新しく作れればいいなと思っていました。
そんな時、TUNAGというアプリに出会い、営業担当から話を聞きました。
TUNAGは自社に合わせて制度やコンテンツを設計可能で、これまで社内で取り組んでいた施策を移行することができますし、投稿に対して気軽にコメントができるので、コミュニケーションや情報共有の課題も解決できると感じました。
TUNAGの運用方法
お客様に喜んでいただける店舗運営を目指し、TUNAGを情報共有の場として活用
〜TUNAGをどのようにご活用いただいているのでしょうか?〜
相川:会社からのお願いを従業員に伝えたり、逆に現場の声をTUNAGに投稿してもらったりと、双方向の情報共有の場として活用しています。
TUNAGを通して現場からの声を拾い、できるだけ多くのお客様に満足いただけるよう、これからも従業員と共創して業務を行なっていきます。
※ワイドレジャー様で実際に運用されている取り組みの一覧です。「制度」という画面に、さまざまな取り組みが一覧化されて1つ1つ並んでいるので、情報が整理され、従業員にとってもわかりやすい見た目になっています。
従業員に情報が伝わりやすくなるように、「心」が絡む内容はTUNAG、実務はグループウェアで棲み分けて使用
〜引き続きグループウェアも利用されていますが、TUNAGとどのように使い分けているのでしょうか?〜
相川:想いやアイデアなどの「心」が絡む内容に関してはTUNAGを利用して、売上報告などの実務的なところはグループウェアでやり取りしています。
例えば、社長のメッセージや従業員からのバリューに基づいた行動の投稿、従業員紹介・部署紹介などはTUNAGで発信し、以前までの取り組みでできていなかった双方向のコミュニケーションや理念経営を推進しています。
※ワイドレジャー様で実際に運用されている取り組み例です。ワイドレジャー様では、社長メッセージやアイデアの共有など、「心」の部分に関してはTUNAGで運用されています。
TUNAG委員会が投稿量や内容についてアドバイスし、社内での活用を推進
〜どのような体制でTUNAGを運用されているのでしょうか?〜
相川:弊社では委員会制度を導入しているのですが、導入にあたりTUNAG委員会を新設しました。ツールの管理自体は私がやっておりますが、運用はTUNAG委員会が行なっています。
各委員会にTUNAG委員を一人つけ、投稿内容などの運用面のチェックをおこなっています。特に「見る人のことを考えて発信しているか」を注意深く見ていて、全従業員に内容がきちんと伝わるようにアドバイスしています。
※ワイドレジャー様ではTUNAG委員会を設置し、投稿量や内容について各委員会にアドバイスをおこなっています。
従業員の声から、新しい取り組みを企画し運用
〜従業員の声を拾いやすくなったとのお話がありましたが、どのような形で声を拾い、制度に反映しているのでしょうか?〜
相川:TUNAG上の目安箱の制度に意見が集まったり、TUNAG委員に相談の声が届くことが多いです。
例えば、店舗同士で気軽に質問できる環境を作るため、きょうだい店舗という制度を作りコミュニケーションを取ってもらうようにしました。きょうだい店舗間で交流した時は、写真を交えてTUNAGで報告してもらっています。
TUNAGの導入で従業員の声が拾いやすくなり、これまで取り組んでいた施策の質が高まっていることを実感しています。
※ワイドレジャー様では、「目安箱」や「きょうだい店舗交流報告」の制度を活用し、店舗を超えた交流や情報共有を活性化しています。TUNAGでは、組織の状態や課題に合わせて制度やコンテンツを設計可能です。
TUNAGの効果について
双方向コミュニケーションが促進し、より仲間意識が醸成された
〜TUNAG導入後、どのような効果を感じましたか?〜
相川:従業員からの反応がダイレクトにわかるようになり、コミュニケーションが活発になりましたね。
メールだとやり取りが一方的なのに対し、TUNAGは全社で何かの施策をやろうとした時に、多少なりとも反応が見えますし、従業員も発信をしてくれます。一緒の媒体で盛り上がることで仲間意識が醸成されていっていることを実感しています。
会ったことがない人でも、TUNAG上での交流が親近感を育んでいる
〜多店舗展開をされていますが、店舗間のコミュニケーション活性化に関する効果もあったのでしょうか?〜
相川:出身地や趣味などのプロフィールをはじめに登録するので、従業員の人柄を色々な人に伝えられるのがいいですよね。
会うことができなくても、プロフィールを知っていればTUNAG上でやり取りしやすくなりますし、顔写真を見ることができるので、店舗に訪れた際に「TUNAGで見たことある人だ」と親近感が湧いてコミュニケーションがしやすくなりました。
実際に私が店舗をまわった時も「お疲れ様です」って話しかけたら、従業員からも「ああ、お疲れ様です」と応えてもらえるようになりました。
※TUNAGを活用することで、直接会ったことがない人、普段話すことができない人とも共通の話題でコミュニケーションを取ることができます。プロフィール機能もあり、お互いのことを詳しく知ることができるので、親近感や仲間意識が育まれます。
今後TUNAGで実現したいこと
バリューの浸透に力を入れ、組織の一体感を高める
〜今後、TUNAGを活用してどのような組織づくりをしていきたいと考えていますか?〜
相川:ここ1年はバリューの実践を、全従業員を巻き込んで意識的に取り組んでいきたいですね。
弊社では、「ワイドレジャーが果たすべき使命・存在意義」を指すパーパス、「それに向けて会社がどうあるべきなのか」を定めたビジョン、「従業員はどう行動するべきか」を示した7つのバリューが存在しています。
7つのバリューに基づいた行動やその共有はTUNAGを活用することで徐々にできているので、今後はアウトプット量を増やし、全社的にバリューの共通認識を合わせていきたいです。
そのためにもTUNAGで社内報の運用も開始して、共有の量とスピードを高めていきます。
〜相川さま、お話いただきありがとうございました!〜