なぜお飾り状態になるのか?使われる“社内制度”にする「3つのポイント」

社内制度は、会社・組織単位で取り組まれる施策


なぜ「社内制度」が重要なのか
まずは、なぜ社内制度を重要視しているのかについてです。大きなポイントは2つです。1.習慣化をすることができる 2.組織を横断して実施することができる
習慣化をすることができる
習慣化は、エンゲージメントを高める上で重要です。信頼関係構築するプロセスについては以前のコラムにて起点をつくり、そこからのサイクルを継続的に繰り返していくことが必要だと紹介しました。 まさにこの「サイクルを回し続けていくこと」がポイントとなります。その上で「社内制度」という建付が、習慣化をさせる上でうってつけなのです。 一般的に社内SNSの利用は2割程度だと言われています。これは組織における「2:6:2理論」ともリンクするのですが、SNSという特性上では意欲的な層にあたる2割しか自発的には動きません。 これは身近なSNSでも同じこととも言えます。Facebook等でも定期的に投稿しているのは友達の中でも良くて2割位ではないでしょうか。 これが社内制度という建付を用意することで、実施する“理由”を生み出すことができます。我々はこれを「マイルドな強制力」と呼んでいるのですが、自発的に取り組みをさせるための仕掛けが社内制度には含まれています。・社内制度なので、むしろ「利用しないといけない」という思考になる ・人事や組織開発の担当が促進しやすいこのような効果を社内制度という性質上つくりだすことができるため、習慣化もさせやすくなるのです。
組織を横断して実施することができる
これも大きなポイントです。会社では、事業部や部署単位、チーム単位で組織が動きます。このような中で会社の課題を解決したいと思った場合、組織一つひとつに働きかけるのは現実的ではありません。会社という広い視点かつ、組織を“横断”してできる取り組みは「社内制度」以外には無いのではないでしょうか。 TUNAGでは10名程度の企業から6,000名超える企業まで幅広く活用していただいていますが、組織人数が多くなればなるほどTUNAGの運用難易度が上がります。実際、しっかりと社内制度が機能している状態をつくることに多くの企業は苦戦をし、徐々にその取り組みに挫折し、形骸化してしまっていることが多いです。 そのような実行の難しさはあるものの、組織を横断してできる施策としては、 「社内制度」が最適だといえます。(※だからこそ、この「実行」に、私たちTUNAGの担当ががっつりと関わらせていただいています。)社内制度を活性化させるための「3つのポイント」
社内制度を活性化させることがTUNAGにとっては重要なミッションであり、エンゲージメント経営を実現するための正攻法になります。しかし、この活性化が非常に難しいのです。 みなさんが働く会社で、採用サイトやリリース、社内のメール等で「新しい制度がスタートします!」と告知されることはよくあると思いますが、その後どうなっているか把握していますか?もし、ここで「あれどうなってるんだろう」と思う制度が1つでもあれば、見直すべきです。 ここでは、弊社担当が社内制度を企画・設計・運用する上で、とても大事にしているポイントを紹介します。たった3つですが、ここを外すと社内制度は全く効果を発揮しません。
1.会社の「今」にあっているか

2.利用されやすい制度になっているか
ここでは事例をひとつご紹介します。
3.数値で分析・改善できているか
3つめは、運用改善フェーズで重要なポイントです。 マーケティング業務であれば、広告宣伝に対して数値で分析・改善しないと仕事にはなりません。広告を投じたのであれば、その効果検証を出すことは必須のプロセスです。 このように、多くの企業は広告宣伝にかかる費用には必死に数値分析や改善活動をして、事業成長を目指しているにも関わらず、インナーマーケティングにあたる社内制度になった途端にざっくりとアバウトに運用してしまうことがほとんどです。 社内制度の利用実績や利用者の傾向分析は疎か、「会社に何の制度があるのか」すら把握していないという状況も少なくはありません。 そもそも、その観点で社内制度を設定していないことが問題点ですよね。社内制度自体を企画するだけに留まっている(満足している)か、採用上の差別化ポイント(採用ブランディングの側面)として採用サイトに載せるためだけに企画されているか、どちらかが原因でしょう。だから社内制度が活性化しないのです。今すぐに社内制度を見直して欲しい
今回3つのポイントを紹介しました。どれも目新しいことではなく、基本的なことです。しかし、実行にうつすのは非常に難しく、実際にこの3つのポイントを抑えて運用できている企業はほとんどありません。 やはり、それだけ組織全体を巻き込む「社内制度」だからこその難しさがありますし、影響範囲が大きいからこそ実行する運営者の実行力も重要です。 上手く運用している企業を見ると、人的なリソースをしっかりと投じて運営をしていたり、細々した改善や振り返りなどの作業、地道な集計をしたりしています。まだまだこの分野でのIT化は進んでおらず、むしろアナログな運用管理体制が主流なのが現状だと感じています。 私たちが提供するTUNAGは、そのような実行を支援しておりますが、次回は、そんなアナログな体制を脱却するためにTUNAGが果たしている、ITツールとしての役割のご紹介をしていきたいと思います。▼『TUNAG』について 『TUNAG』では、会社として伝えたい理念やメッセージを、「社内制度」という型として表現し、伝えていくことができます。 会社様ごとにカスタマイズでき、課題に合ったアクションを継続的に実行できるところに強みがあります。 「施策が長続きしない」「定着しない」というお悩みがございましたら、「現在のお取り組み」のご相談を無料で行っておりますので、お問い合わせください。

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