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株式会社スタメン 加藤厚史(以下、加藤):今日はお越しいただきありがとうございます。企業規模、業種が異なる3社様にお集まりいただきましたので、ご来場の皆さまが参考になるお話をお伺いできればと思っています。
まず、いきなりですが、難しい質問からスタートさせていただきますね。登壇者の皆さんは自社の経営において、エンゲージメントの必要性をどう考えていますか?
株式会社アトリエはるか 岩井大輔様(以下、岩井様):弊社は400人の従業員がほぼ女性です。経営側に10名くらい男性がいますが、もともと離職率の高い業界、さらに女性はライフイベントが多いため、途中で退職する方ももちろんいます。
アルバイトの方だと、年間で4割が入れ替わりますし、社員でも15%前後入れ替わる状態ですね。そんな状況下で「人と人とがつながり、対話することでこういった組織における経営課題って好転していくんじゃないの」という考えで取り組んでいましたね。
より明確に経営におけるコンセプトとして“エンゲージメント”という言葉を意識し始めたのは、TUNAGのサービスを紹介されてからです。
株式会社TABIPPO 清水直哉様(以下、清水様):弊社は「旅で世界を、もっと素敵に」というビジョンをもとに、旅をする文化を作りたいと考えています。「旅好きな方」のコミュニティを作っていくために、その中心となる弊社の従業員のエンゲージメント向上が重要であると考えていました。
カフェ・カンパニー株式会社 田口弦矢様(以下、田口様):弊社は、「カフェのある風景を創る」ということを企業理念としています。それはコミュニティづくりを事業として行っている当社自身にも当てはまりますので、すべての人達が会社や経営者のファンであることが必要だと思っています。そのためには情報が行き来する関係づくりをしていかなければなりません。
私は、エンゲージメントという言葉を置き換えると、「やる意味」「得る意味」「いる意味」に分けられると考えています。
「やる意味」は、その会社の目的や存在意義、「得る意味」は、そのコミュニティに参加することで得られるものは何かということ、「いる意味」は自分たちが起こしたアクションに対して反応があるか、存在価値を感じられるか。この3つがエンゲージメントというものにまとまっていくのかなと考えています。
加藤:なるほど、エンゲージメントという言葉が今のように出てくる前から、各社様それぞれにお考えがあったんですね。後ほど具体的に取り組まれていることをお伺いしていきたいと思います。
次の質問にいきたいと思いますが、たくさんのサービスがある中で、TUNAGを選ばれた理由を伺えますか?
田口様:コミュニケーション促進のためのプラットフォームって、色々なツールがありますよね。私達も別のプロジェクトではslackを使用しています。ただ、会社全体としてのコミュニケーションを取っていくという目的でツールを選ぶとなると、会社の戦略と一緒に考えないといけないと思います。
流行しているツールをその場その場で選び、あれもいいし、これもいいし……と導入していると、実際に現場で使う側が困ってしまいます。特に弊社は店舗のスタッフが多いので、基本的には立って仕事をしています。そういった環境の中で何を選ぶのかが大事だと考えています。
今回TUNAGを選んだ理由でいうと、会社やスタッフの「インフラ」として活用できるツールだったということです。他の会社様とは違うかもしれませんが、弊社はTUNAGのワークフローの機能も取り入れています。
コミュニケーションがとれる、社内ポイント制度が運用できる、さらに、使わざるを得ないシーンも盛り込んでいますので、社内のイントラという形で中心に置けるだろう。という点で決断しました。
加藤:みなさんは実際TUNAGの運用にどのように関わっているのですか?
岩井様:トップダウンは絶対だめですね。忖度が働くので。私は関わらないようにして、現場が楽しんでもらえるようにしています。
TUNAGは「楽しい」というツールに育てたいと思っていますので、本当にノータッチです。多少「遊び始めたな」と思ってもノータッチ。コミュニケーションが活発になるのであれば良し。そう思っています。
加藤:とは言ってもTUNAG自体はユーザーとして見てはいるし、ごくたまにですが投稿もされていますよね?自分で旗は振らないという意味ですか?
岩井様:そうですね(笑)企業理念に沿った形で運用されているかだけはチェックしていますね。
清水様:私も直接的に運用には関わっていなくて、やりたいと思った担当者が運用してくれています。導入のときに大切にしたのは、目的意識を見失わないようにすることですね。
エンゲージメントについての記事を20個くらいメンバーに送って「読んでくれ」と伝えて、「だからうちはこれを導入するんだ」という話をしたりしました。自分の役割としてはその導入時の目的を伝えるところですかね。
運用については、他の会社様と比較すると珍しいと思いますが、社内制度を誰でも作っていいようにしています。承認のプロセスはありません。
自立して主体的にTUNAGに参加してもらってOKという形にしています。制度とかはどんどん作ればいいし、だめだったら辞めたらいい。という感じで運用していますね。
清水様:会社のことを考えた熱意のある人が動かしているんですね。
田口様:そうですね、その意味では、後ろから役員がサポートすることも大事ですね。
岩井:弊社は運用部隊が広報のスタッフとサロン事業部のスタッフで構成されています。運用としてはどちらかというと弊社は多少無理やりやらせる半強制的なものも入れていますね。
手を無理やり引っ張っていって、「まあやってみてよ」とやらせてみる。やってみたらみんなからコメントや称賛の声があがる。みたいな循環を作っています。
やらせてみるというところまで促すのは必要だと思っていますね。投稿や動きがあったら私もちゃんとリアクションするようにしています。
加藤:表に出ないながらも、ちゃんとケアはするということなんですね。
〜ここまでは、エンゲージメントについてのお考えやTUNAG導入背景、関わり方についてご紹介しました。
後編では、具体的にどんな制度に取り組まれているのか、これから取り組みたいことなどについてご紹介します〜
後編:サンクスカードはダメ!? 各社が運用する社内制度の具体例(後編) 【エンゲージメントアワード2018 トークセッション】