POINT
- 課題:情報がリアルタイムに集まる場がなかった
- 課題:2,000人の職員の顔と名前が分かるようにしたかった
- 運用:見たくなる楽しい場づくりからスタート
- 運用:会社の情報が集まるプラットフォームに
- 効果:人と人がつながり、新たなコミュニケーションが生まれる
- 効果:会社の動向を共有し、情報が行き渡る
京都信用金庫
本 店:京都府京都市下京区四条通柳馬場東入立売東町7番地
設 立:1923年9月27日
従業員:1,001名〜
URL :https://www.kyoto-shinkin.co.jp/
▼POINT
【課題】情報がリアルタイムに集まる場がなかった
【課題】2,000人の職員の顔と名前が分かるようにしたかった
【運用】見たくなる楽しい場作りからスタート
【運用】会社情報が集まるプラットフォームに
【効果】人と人がつながり、新たなコミュニケーションが生まれる
【効果】会社の動向を共有し、情報が行き渡る
京都信用金庫様は、預金量、貸出金量ともに信用金庫業上位の規模を誇ります。京都を中心に、滋賀、大阪にも店舗を構え、地域に密着したネットワークを活かし、お客様のゆたかな暮らしのお手伝いをされています。
「日本一コミュニケーションがゆたかな会社」を目指すために、全職員との“対話”を徹底して行うなど、TUNAG(ツナグ)を「社内コミュニケーションのインフラ」として活用いただいています。その取組についてお話を伺いました。
TUNAGを導入する背景
情報がリアルタイムに集まる場所がなかった
※ゆたかなコミュニケーション室 新田様
〜取り組みたいと思われていたことや、課題について伺えますでしょうか?〜
新田様(以下敬称略):「日本一コミュニケーションがゆたかな会社づくり」を目指しているのですが、顔と名前が一致しないという点が大きい課題でした。92店舗あり、2,000人いると、人間関係が店舗内に限定されてしまいがちです。
その中で、縦・横・斜めのコミュニケーションをどうやって作っていこうと考えた時に、まずは情報が集まるポータルサイトが必要なのではないかという意見が出てきました。
ただ、「情報共有をするだけ」のポータルサイトはちょっと違うと思っていて。2,000人がつながるきっかけづくりを行えるような仕組みを作るために、もっと面白く、カジュアルなものを考えていたんです。
TUNAGを導入した理由
カスタマイズ性が高く、「社内制度」を軸に運用できること
〜いろいろなサービスを探されていたとのことでしたが、その中でTUNAGに決めた理由を伺えますか?〜
新田:TUNAGを知ったのは、すでにTUNAGを導入していたある会社の方から薦めてもらったのがきっかけです。会話の中で画面も見せてもらい、そのカジュアルさや面白さから、「これしかない!」と思ってすぐに問い合わせしたんです。
〜他のサービスも比較検討されたのでしょうか?〜
新田:しましたね、10件以上はしたと思います。大手企業のサービスからベンチャー企業のサービスまで。
〜その中でTUNAGがいいと思われたのはどういった点だったのでしょうか?〜
新田:「社内制度」をベースにしたSNSという点ですね。カスタマイズ性、自由度が高いところがいいなと思いました。
他のサービスですと、サンクスカードなどの一部のことしかできなかったり、通常の社内SNSはオープンすぎて何を投稿したらいいか分からずきっと過疎化してしまう。その中で「社内制度」という部分で発信内容をある程度決められる点がとても魅力に感じましたね。
導入して終わりではなく、「運用ができる」点
〜TUNAGいいな!と新田さんが思われてから、実際に稟議をあげてくださったと思うのですが、社内で反対意見などは出なかったですか?〜
新田:質問や意見はたくさん出ました。10人くらいで構成された選定委員会があったんですが、機能の細かい点などを確認するのではなく、「できること」「やりたいこと」をベースに話を進めていったことで、「もうTUNAGしかないでしょう」という結果になりました。
そこでもう一つ重視していた点があります。こういったサービスは導入がゴールになってしまうのが一番まずいんですよね。
TUNAGはしっかり運用と改善が柔軟にでき、担当の方が客観的な視点からフォローしてくれるサービスでしたので、「これしかない」という形にまとまったんだと思います。
2,000人のゆたかなコミュニケーションができる場づくり
若手職員と支店長から運用をスタート
※左から、新田様、薛様
〜店舗も多く、2,000人いると、登録はどのように進めたのでしょうか?〜
新田:若手職員と支店長の方にまず登録してもらいました。まずは各支店のトップの方に理解してもらうこと。次に、若手職員であればSNSなどにも強いので、店舗に一人はTUNAGのことが分かる人がいる状態にしました。
そこからは説明会を行ったり、登録のための動画を作ったりして進めていきました。
薛様(以下敬称略):ガラケーの方やSNSが苦手な方もいらしたので、そういった方には個別にフォローしていきました。窓口の営業時間が15時までですので、その後に電話をかけたりして登録を促したり、操作の質問に答えたりしていましたね。
カジュアルなコミュニケーションの場をつくり、投稿数を増やす
※実際にTUNAG内で紹介されている社内制度の一部。縦・横・斜めのコミュニケーション促進のため、様々な制度が設けられています。
〜2,000人規模で、様々な世代の方もいる中で、TUNAGにカジュアルな雰囲気を作るためにどのように工夫されたのでしょうか?〜
新田:投稿しやすくて、面白そうなものを用意しましたね。スタートする段階で、どれだけ楽しそうな状態にできるかが大事ですので、制度づくりから御社の担当の方と話し合って準備しました。
例えばInstagramのように投稿できる「Cstagram」や、会社付近のおいしいお店を紹介できる「グルメマップ」など、「よく分からなくてもここなら何でもOKですよ」というフリーなものを入れながら、8割くらいはカジュアルな制度にしています。
意外な人のつながりや発見が生まれるように
〜そういった制度もあり、写真の投稿が多いので、京都信用金庫様の雰囲気が分かるタイムラインになっていますね〜
※TUNAGに投稿されている内容の一部です。京都信用金庫様におけるイベントやニュースだけでなく、職員一人ひとりのことや各拠点のことが分かるコンテンツが多く投稿されています。
新田:写真がないと雰囲気が伝わらないですよね。制度もたくさんありますが、これもアイデアを出し合って、まずはトライするようにしています。
活用されていない制度があれば辞めることもあります。そういったトライ&エラーがこちらで簡単に運用できるのがすごく便利ですね。
〜「つなごう2000人の輪」の投稿も、コメントがとても多いですし、意外なつながりが発見できていますよね!〜
※「つなごう2000人の輪」・・・職員が普段考えていることや自分の特技や趣味など、人となりを投稿し、さらに次の職員を指名してバトンを渡すコンテンツです。
新田:「つなごう2000人の輪」は、もともと社内広報誌で掲載していた取り組みをTUNAGに移行しました。
職員が順に自分のことを紹介する「リレートーク」形式で行っていますが、それまでTUNAGで投稿したことが無い人もちゃんと投稿してくれいて、早ければ2日後に次の人が投稿してくれたりします。
先日、新卒1年目(インタビュー当時)の職員が、次のリレートークに役員を指名したんですよね。1年目ですが、大学時代から野球を通じて常務とつながりがあったそうで。
TUNAGで投稿してくれて、彼と常務にそんなつながりがあるんだと初めて分かりました。そういったつながりの背景を知るきっかけとして、最高のパスがつながったなと思いましたね!
薛:「そこにつながりがあったんだ」という意外性があって面白いですよね。一年目の職員なら、次に同期や仲がいい人にバトンを渡すんじゃないかと思ったのですが、次の指名が常務だったのは驚いたし、嬉しかったです。
※「つなごう2000人の輪」の制度で、新卒1年目の職員が、入社する前のエピソードとともに、常務とのつながりについて投稿しています。次のバトンに常務を指名し、その次に常務が投稿している様子です。
導入後の効果
職員同士を「知る」きっかけからリアルなコミュニケーションが生まれる
〜運用を通して得られた効果や良いできごとがあれば伺えますか?〜
薛:一人ひとりの職員がフォーカスされて、周りに自分のことを知ってもらうきっかけづくりができました。
職員インタビューも行っているのですが、「毎週楽しみにしています」「取り上げてもらって嬉しかったです」と良い反応を直接もらえることもあり、私自身も嬉しいです。
新田:投稿がきっかけで内線で会話したり、共通の趣味の人で集まりましたよ、という投稿につながったり。自分自身も音楽好きからつながって一緒にライブに行く人もいますね。
〜制度を通して、みなさんの人となりやプライベートなことを引き出せたからなんですね!〜
薛:自分から開示するのはちょっと恥ずかしいけど、依頼が来ると嬉しいんですよね。「自分のことを知ってほしい」というのは、大多数の人が持っている欲求だと思います。
インタビューしてもらうことで、少しずつ自己開示してくれるようになったら、よりみなさんが自分から投稿しようと思うんじゃないかと思いますね。
リアルタイムに京都信用金庫の情報が伝えられるようになった
新田:イベントの告知とか報告も毎日のように投稿されていますが、TUNAGを見れば今まで知らなかった京都信用金庫の動向が分かるようになりました。
例えば、これまでは自分の会社の情報を新聞で初めて知るということもありましたが、今なら「○○新聞からの取材を受けています」などと、事前に伝えられます。
薛:「ぜひ掲載されたらチェックしてみてください」「楽しみにお待ちください」などと伝えたら、コメントで「発売されたら買いますね」って言ってくださる人もいますね。みなさん興味があるんだなと感じています。
新田:イベント時の写真の投稿とかもそうですよね、リアルでの盛り上がりをTUNAGにすぐに掲載できて良いですよね。
みなさん「自分の写真があるかも」と思うのか、ログイン率が上がります(笑)リアルなイベントとTUNAGって相性良いと思いますね。
今後考えていること
「日本一ゆたかなコミュニケーション」を目指して
〜今後TUNAGをどう活用していきたいですか?〜
薛:私たち1年目は、TUNAGを導入してから入社した職員になるのですが、この1年で誰も退職していないんです。すべてそうだとは言えないのですが、TUNAGの取り組みと、離職率には何かしら関係があるんじゃないかと思っていて。
新田:確かに、採用での会社説明会でも、こういったサービスを入れていること自体「金融機関が新しい取り組みをしている」「エンゲージメント向上に取り組んでいる」というメッセージになるので、ブランディングにつながると思っています。
ですので、さらにTUNAGを活性化させて、毎日見る「ニュースサイト」のような立ち位置にするのが理想ですね。
そのためには、やはり導入して終わりではなく、ここからどうしていくのかが大事です。TUNAGの担当の方にも定期的に他の企業の事例や提案をしてもらっていて、とても寄り添ってもらえていてありがたいです。
実現したいのは「日本一コミュニケーションがゆたかな会社づくり」なので、引き続き色々トライしていきたいですね。
〜新田様、薛慧様、お話いただきありがとうございました!〜
TUNAG導入時には、合同記者会見を開き、理事長にインタビューをさせていただきました。どのような背景、想いがあったのかについては、こちらにも記載がございます。ぜひご覧ください。
▶「日本一コミュニケーションゆたかな会社」を目指して。 京都信用金庫が描く組織の形
▼『TUNAG』について
上記の京都信用金庫様の事例のように、
『TUNAG』では、会社として伝えたい理念やメッセージを様々な「社内制度」という形で表現することができ、また様々な情報が集まるプラットフォームとしても活用することができます。また、サンクスカードや社内報もTUNAGで運用することができ、組織のつながりを強化し、コミュニケーションを活性化する仕組みがあります。
今回の事例のように、
・リアルタイムに情報が共有されていくプラットフォームを運用したい
・拠点や職種を超えたコミュニケーションを活性化したい
・会社としての一体感を強化したい
などのお悩みがございましたら、無料でご相談を行っておりますので、下記フォームよりお問い合わせください。
またコミュニケーションが活性化し、会社の一体感が生まれる「TUNAG活用事例集」も無料公開しております。是非ご覧ください!