ニューノーマル時代の働き方と課題を解決できる企業の取り組み
世界中の誰もが予期していなかった新型コロナウイルス感染拡大の影響により、我々の日常生活とビジネスの在り方は大きく変化しました。
元々ビジネス経済において利用されていたニューノーマルという言葉は、これまでの常識が大きく変わる場面で活用されるようになり、新型コロナウイルス感染拡大の影響により大きく変化した現代社会を反映する言葉として、頻繁にメディアなどで利用されています。
これまでの常態や常識からニューノーマル時代の働き方にシフトチェンジしていくことが求められている現代社会において、企業はどのように変化し対応していくべきなのでしょうか。
この記事では、ニューノーマル時代の働き方に対応するために企業が実施すべき取り組みについて分かりやすく解説していきます。
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ニューノーマル時代の働き方とは
特に最近、メディアなどで頻繁に耳にする機会が多くなってきたニューノーマルという言葉。 新型コロナウイルス感染拡大の影響により、これまでは対面で行われていた業務がオンラインに変わり、通勤時間や働き方に対する考え方が大きく変革しています。 まず始めに、これまでの常識とは異なるニューノーマル時代の働き方について、以下の項目で紹介していきます。テレワーク
テレワークは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により普及したニューノーマルな働き方の代表例です。これまでの常識はオフィスへ通勤して仕事をするというものでしたが、ニューノーマル時代では仕事をする場所は自宅やその他の仕事ができる環境が整備されている場所であり、オフィスへ通勤する必要がありません。 国を挙げてテレワークの導入を推進する動きは、実は新型コロナウイルスの感染が拡大する前から行われていました。その理由は、多様化する個人のライフスタイルに応じた柔軟な働き方ができるテレワークが、新しいビジネスの創出や労働形態の改革において効果的だと考えられているからです。 株式会社パーソル総合研究所が行った2万人規模の調査結果(2020年11月18日〜11月23日)によると、テレワークを実施している企業は全国平均で24.7%です。これを従業員が1万人以上の企業だけに絞ると実施率は45%となり、従業員100人未満の企業の実施率13.1%と比較すると、格差が広がっているのが良く分かります。 前述した調査結果によると、テレワーク実施者は新型コロナウイルス収束後も78.6%の人がテレワークの継続を希望しているなど、ニューノーマルな働き方を続けていきたいと多くの方が考えていることが、調査結果により明らかになっています。対面からオンラインへ
ニューノーマル時代の働き方として、今までは対面で人と人が向き合って行ってきた仕事がオンライン化されるというものがあります。 できるだけ人との対面を避け、三密を避ける行動が常態化してきた現代社会において、オンライン化が進む流れはテレワークが推奨されている流れと通じる部分があります。 ビジネスシーンにおいても、これまでは対面で行ってきた仕事の多くがニューノーマルな働き方により、オンラインに切り替わっています。- 営業活動
- 会議
- 書類のペーパーレス
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柔軟な勤務体制
ニューノーマル時代の働き方には、柔軟な勤務体制が求められます。 前述したテレワークと業務のオンライン化が進むと、従来のように定刻にオフィスに出勤しなくても滞りなく業務を進められます。人との接触を極力避けて働くことが推奨されるニューノーマル時代においては、柔軟な勤務体制を作ることも必要です。- 通勤時間
- 出社日
- 仕事をする場所
ニューノーマルな働き方の課題
これまでの常識や常態が新しく生まれ変わる、ニューノーマルな働き方。 前述した働き方が今後の主流になっていく流れは止められないと予想されていますが、ここからは、ニューノーマルな働き方が実施されたことで見えてきた課題を紹介していきます。モチベーション低下
ニューノーマルな働き方の代表例であるテレワークは自宅で好きな時に仕事ができるという大きなメリットがある一方で、仕事に対するモチベーションが低下してしまうというデメリットがあります。 テレワークによるモチベーション低下は、主に以下の理由が原因です。- 共に仕事をする人が周りにいないので集中力が続かない
- オンとオフを切り替えることができない
- 同僚と円滑な話し合いができないことによるコミュニケーション不足
コミュニケーション不足
テレワークを実施したことで社内間のコミュニケーションが減り、社内エンゲージメントが大幅に低下してしまうというのも大きな課題です。 テレワークでもWEB会議などで顔を見て会話をする機会はあるものの、オフィス内の同じ空間で仕事をしている時と比較すれば、圧倒的に会話の回数は減ります。仕事のちょっとしたことでも気軽に相談できるオフィス内での仕事とは違い、テレワークでは相手の顔や今どんな仕事をしているのかは把握できないため、気軽なコミュニケーションが取れる環境であるとは言えません。 単身世帯のテレワークの場合、1日中誰とも会話せずに仕事をするという方も決して少なくありません。コミュニケーション不足は仕事に対するモチベーションを低下させるだけでなく、仕事の生産性を低下させてしまう可能性もあります。▼関連記事 ・テレワークの課題はコミュニケーション不足、解決策は?
ニューノーマル時代に企業が実施すべき取り組み
ニューノーマルな働き方の課題として、上記で従業員のモチベーション低下とコミュニケーション不足を挙げましたが、ここからは、これらの課題を改善できる企業の取り組み方について紹介していきます。一連のフローを見直す
ニューノーマルな働き方に合わせて、一連のフローを見直す動きはとても重要です。ニューノーマルな働き方を積極的に取り入れたいと考えている企業が、まず始めに見直すべき重要なフローは以下の通りです。- 採用
- 研修
- 評価
時代に合わせた働き方を構築する
時代に合わせた働き方を構築することも、企業に求められている取り組みです。 ただ単純にテレワークを導入するのではなく、従来と同等、もしくはそれ以上に高い生産性を生み出す具体的な働き方を構築し、実行する必要があります。 テレワークの課題として挙げたコミュニケーション不足によるモチベーション低下を解消する方法として、WEBコミュニケーションツールの導入をおすすめします。 テレワークでそれぞれがひとりで仕事をしていると、社員間のタテ・ヨコ・ナナメの繋がりが薄くなり、一体感がなくなっていきます。 オフィスに従業員が揃っていなくても企業の理念、ビジョン、目標を皆が共有できる環境を企業が作り、それを常態化させることが時代に合わせた働き方の構築へと繋がっていきます。まとめ
ニューノーマルな働き方、課題、企業の取り組みについて解説してきましたが、参考になりましたか? 新型コロナウイルス感染拡大の影響により従来の働き方は大きく変化し、ニューノーマルな働き方が推奨される時代になりました。どうしても人と人との繋がりが希薄になってしまいがちなニューノーマルな働き方ですが、それでもテレワークを導入し、時代に合わせた働き方改革を進めていきたいと考えている方におすすめしたいのが、『TUNAG(ツナグ)』です。 3,000種類以上の社内制度からその企業に合ったものを提案できるTUNAG(ツナグ)は、専任のカスタマーサービス担当が、常に企業の今の状況に合わせてサポートします。会社と従業員、および従業員同士の相互信頼関係を強固にできるTUNAG(ツナグ)は、組織のビジョンを現場に浸透させることができ、従業員の行動や反応をリアルタイムで見えるようにできます。 100社100通りの組織課題にアプローチできるTUNAG(ツナグ)を活用し、ニューノーマルな働き方により露見した課題を、共に解決していきましょう。あわせて読んでおきたい記事 ISO30414とは?「人的資本の情報開示」が求められる背景と対策