社員・取引先に喜ばれる周年記念品とは?おすすめや選び方、事例も紹介
会社の周年記念品とは、企業が設立されてからの節目の年に、社員や取引先に感謝の気持ちを込めて贈る特別な品物を指します。
周年記念品は、企業の歴史や成果を祝うためのものであり、その選び方や内容は企業の価値観やブランドイメージを反映する重要な要素となります。
特に、周年記念品は企業のPR活動や社員のエンゲージメント向上にも寄与するため、選び方には十分な注意が必要です。
この記事では、周年記念品の選び方や人気のアイテムについて事例も交えて詳しく解説していきます。
周年記念品とは?
周年記念品とは、会社の設立や周年記念イベントで配布する記念品です。配布する記念品には「設立10周年記念 OX株式会社」というような社名やロゴなどを刻印するのが一般的です。
また、配布する相手は社員や取引先が多く、周年記念パーティで渡したり、取引先へは挨拶とお礼を込めて訪問時にお渡しするケースが多いです。
また、会社設立10周年・15周年などの節目だけでなく、毎年記念品を作成している事例もあります。その他にも会社設立時に創立記念として配布するケースもあります。
最適な記念品を選ぶ方法
周年記念品は、贈る目的や相手によって最適なアイテムが異なります。適切な記念品を選ぶためには、どのようなシーンで贈るのか、また受け取る相手に対してどんなメッセージを伝えたいのかをしっかりと考慮することが重要です。ここでは、シーン別や相手別に適切な選び方のポイントを紹介します。
記念品を贈呈するシーンを考える
記念品を贈るシーンによって、求められる要素は変わります。たとえば、周年行事では、企業が辿ってきた歴史や成長を祝うアイテムが適しています。具体的には、社名やロゴを刻印したアイテムや、オリジナル性が高いものが好まれます。
一方、表彰イベントなどでは、個人に対する感謝や功績を讃える意味合いが強くなります。こうした場合には、受け取る本人が喜びを感じられるようなパーソナルな要素を取り入れた記念品が効果的です。例えば、名前や功績を刻印したアイテムや、特別感を出すためのカスタマイズがポイントとなります。
また、プロジェクトの成功や新製品の発表など、企業の節目や成果を祝う場合には、成果を実感できるアイテムを選びましょう。これにより、関わった人々にその達成を印象深く残すことができます。成功を祝うアイテムとして、限定品や特別なデザインのものが適しています。
記念品の贈呈先を考える
記念品を贈る相手によっても、求められる要素は大きく異なります。まず、役員に贈る場合には、重厚感があり格式を感じさせる品物が好まれます。高品質な素材を使用したアイテムや、手作り感のある特別な記念品が適しています。これにより、役員の長年の尽力や企業の発展に対する貢献に対し、感謝と敬意を示すことができます。
新入社員への記念品は、企業文化や価値観への共感を促すアイテムが良い選択です。新入社員は企業の理念や文化に対する理解が比較的浅いため、それらを正しく伝え、早期の定着を実現できる記念品が効果的です。例えば、企業のロゴやスローガンが入ったアイテムや、業務に関連した実用的なアイテムが適しています。
取引先には、ビジネスパートナーとしての敬意を表す品が最適です。相手のニーズや好みに配慮した上で、高級感や洗練されたデザインのアイテムを選び、信頼関係をより深めるためのツールとして活用しましょう。
周年記念品の事例3社
実際に周年記念品を導入した企業は、どのようなアイテムを選び、どんな効果を得ているのでしょうか。予算や目的に応じて様々な選択肢がある中で、成功事例を知ることで自社に最適な記念品のヒントが見つかるはずです。ここでは3社の具体的な取り組みをご紹介します。
1. JR東日本メカトロニクス株式会社
対象者:取引先および社員
JR東日本の子会社であるJR東日本メカトロニクス株式会社は、システムインテグレーターとして、駅務機器の製造やメンテナンスを行っている企業です。設立5周年を迎えた際、取引先および社員に向けて、カステラの印字サービスを利用した周年記念品を作成しました。カステラに会社名やロゴを刻印することで、贈られた相手に企業の歴史や成果を印象付けることができます。また、カステラは誰もが食べやすいアイテムであり、贈られた相手に喜ばれやすいです。また、カステラに名入れをする手法を採用している企業は多く、名入れカステラを活用した事例として文明堂の名入れ例が参考になります。
参考:文明堂の名入れ例
2. 住商ファーマインターナショナル株式会社
対象者:取引先および社員
住商ファーマインターナショナル株式会社は、設立10周年の記念品として名入れボールペンを選びました。取引先および社員に贈られ、シンプルで実用的なアイテムとして、企業ロゴやメッセージが刻印されました。ボールペンは日常的に使用されるアイテムであり、贈られた相手が頻繁に目にすることができるため、企業のロゴを自然に印象づけることができます。さらに、ボールペンはオフィスでよく使われるため、常に目の前に企業名があり、長期間にわたり企業の認知度を高める効果もあります。
参考:会社の周年記念品として三菱の3色ボールペンに名入れ/「OH!名入れペン」
3. ユニマテック株式会社
対象者:社員
ユニマテック株式会社は、住宅資材の総合商社であり、設立90周年を迎えた際、社員に特別な記念品としてロゴ入りの木製時計を贈呈しました。この時計は、社会貢献活動の一環として、間伐材を使用した素材で作られており、環境に配慮した製品となっています。社員への感謝の気持ちを込めて贈られ、社員にとっては日常的に使用できる実用的なアイテムです。時計は視覚的に目を引くアイテムであり、贈られた相手が常に目にすることにより、企業の価値観や社会的責任を再確認する機会を提供します。また、長期間にわたり会社のブランドメッセージを伝え続ける効果があります。
参考:実例集|日本アート株式会社|ユニマテック様 90周年記念ツール
おすすめの周年記念品4選
周年記念品を選ぶ際、「何を贈れば喜んでもらえるだろう」と悩む担当者は多いのではないでしょうか。実用性、価格帯、受け取った社員の反応など、考慮すべき要素は様々です。多くの企業に選ばれている定番アイテムから、その理由と価格帯まで詳しく見ていきましょう。
1. ペンや付箋などの文房具
ペンやカレンダー、付箋などの文房具類であれば、使いやすく万人受けするアイテムです。自社内だけでなく取引先のオフィス内でも利用されるシーンが想定され、さりげないアプローチにもなります。
また、デザインもベーシックなものから、オシャレで普段使いしたくなるような商品も販売されています。ただし、カレンダーは時期を選びます。タイミングが合えばおすすめです。
どれも価格は500円〜2,000円前後です。人気のフリクションであれば600円前後、名前などハンコが付いたペンであれば1,500円前後で販売しています。
2. 食料品
カステラやどら焼き、おせんべいなどに社名を刻印するサービスもあり記念品として人気の商品です。これらの食品類は消耗品のため、相手を選ばずに気軽に送ることができ、喜ばれます。価格は400円〜1,000円前後です。
3. ギフトカードやカタログギフト
ここ数年では、もらった側が自由に使えるギフトカードが人気があります。ギフトカードやカタログギフトにも社名を入れることもできます。社名を入れることができるギフトカードは下記の種類があり、需要や金額に合わせて発注することが可能です。
・百貨店やコンビニなどで使えるギフトカード
・飲食チェーン店で使えるギフトカード
・お肉やお米などが選べるギフトカードやカタログギフト
価格は500円〜10,000円まで選べることが多いです。
4. 高級な記念品
上記の記念品に加えて、電卓、置き時計、腕時計、デジタルカメラ等の高級な記念品を採用するのも非常に効果的です。
一般的な記念品と比べて、有名ブランド品であれば記憶にも残りますし、「こんなに素敵な商品を準備できる会社で働けるのは光栄」と社員のモチベーションにもつながることでしょう
安い商品で電卓は1,000円からありますが、G-SHOCKで28,000円、デジカメで129,000円と幅広くあります。有名ブランドであり品質が高く、長く使えるため、社員の心に残る記念品になるでしょう。
周年記念品の名入れ例とのし紙について
せっかく素敵な記念品を選んでも、名入れの仕方やのし紙のマナーが適切でなければ、贈る側の想いが正しく伝わらない可能性があります。
記念品に込めた感謝の気持ちを最大限に表現するための、名入れのポイントとのし紙の正しい使い方をご説明します。
名入れの例と注意点
一般的に、会社名、ロゴ、設立●周年記念などの他に、「感謝」や「ありがとう」などのメッセージを刻印する事例も多くあります。
お贈りする品物のサイズによって、入れられる文字数やロゴのフォーマットなどの規格についても制限があると思いますので、発注先に確認の上、検討を進めましょう。
のし紙の注意点
のし紙は、祝辞なので紅白の水引を使い、上段(表書き)に10周年記念、設立10周年記念などを印字します。下段には送り主である、会社名を明記します。
また巻き方は、包装紙の上に巻く外のし、包装紙の中に巻く内のしがあります。送り主を強調したい場合は外のし、控えめに送りたい場合は内のしを使いますが、郵送する場合などは伝票が貼られてしまうため内のしを利用します。
周年記念品を作成する3つのメリット
周年記念品は単なる贈り物以上の価値を持っています。コストをかけて記念品を作成することに迷いを感じる経営者もいるかもしれませんが、実は企業経営において重要な投資効果をもたらします。
ここでは周年記念品が企業にとってどのような具体的なメリットをもたらすのかを詳しく解説します。
1. 会社のPR活動に
会社の存続率は起業して10年後には3割、20年後には5割が退出している現状があります。継続して長く存続できている会社は、安定性や成長率など取引先や社員へ安心感を与える事ができます。
そのため、周年イベントで終わらせるのではなく記念品として贈呈することで、一時的なもので終わらせるのではなく、記念品を見ることで、企業の節目やその当時の想いを思い出すきっかけとなります。
2. 顧客、取引先への信頼構築に
記念品を取引先や顧客に贈ることは、これまでのご愛顧や取引に対する感謝を伝える良い機会となります。
また、社名の入った食品類やペンやカレンダーなどの消耗品を配布する事例が多いですが、利便性の高い商品であればお客様にも利用してもらえ喜ばれます。
3. 社員のエンゲージメント向上に
日々の業務の中で、社員のエンゲージメントを十分に高められていないと感じる企業もあるでしょう。
周年記念イベントなどを通して、改めて企業理念や会社の方向性について共有する機会にもなりますが、喜ばれる物を記念品として贈呈することで式典が華やかになるだけでなく、社員のエンゲージメント向上やインナーブランディングにも役立ちます。
また、家庭でも利用できる物であれば家族からの仕事への理解にも繋がるかもしれません。
周年記念品を含めたエンゲージメント施策の考え方
周年記念品は会社の効果的なPR活動から顧客、取引先への信頼構築、社員のエンゲージメント向上まで幅広く寄与します。
特に社員に対する周年記念品は企業の節目を祝う象徴的な意味合いが強く、社員にとって印象深い体験となりますが、それだけで組織への深い愛着や長期的なエンゲージメント向上を期待するのは現実的ではありません。
エンゲージメント向上を目指すには、単一の施策に頼るのではなく、自社に最適な複数の取り組みを組み合わせ、長期的な視点で継続的に運用していくことが重要です。
その中で、周年記念品は有力な施策の一つとして位置付けることができます。
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