周年記念とは?記念事業の3つの目的、8社の事例を紹介

設立10周年記念と聞くと、何をイメージされますか?会社の設立を祝う記念式典や記念品などを想像した方が多いと思います。 このような周年記念のタイミングは、会社を盛り上げるタイミングとして意義のあるものです。今回は周年記念をする目的や他社の事例をご紹介いたします。

周年記念とは

社員・取引先に感謝を伝え関係性を向上させるイベント

周年記念は、創業や設立後、「何年継続できてきたか」をお祝いする日になります。創立や設立した日を起点となるを0年として、経過年数を計算します。 また、周年記念は、単なるお祝いごととしての社内イベントとして捉えるのではなく、取引先などとの関係性を保つ事業戦略の一つとして見直されています。 これまでの歴史を振り返りながら、感謝を伝え、今後の事業戦略などを話せる絶好の機会なのです。 周年記念をユーザー向けの宣伝としての活用する事例もあります。プロモーションの一環でノベルティをプレゼントするなどで認知度の向上にもつながるでしょう。

式典に招かれた場合は?

取引先として周年記念式典に呼ばれた際には、お花などを贈ることで関係性を良好にする良いきっかけともなります。欠席をする場合は、お祝い金も相場より控え目にするなど、あまり目立たせすぎないように心がけましょう。 贈り物の定番は、お花や観葉植物・お酒などが主流です。お花であれば周年記念に応じた本数、お酒であれば設立と同じ年号のものを贈りましょう。

周年記念事業を行う3つの目的

周年記念イベントは、社内向けに行う場合、社外向けに行う場合があります。

1.社外の関係者との信頼構築

取引先や顧客に向けて感謝の意を伝え、より良好な信頼関係を構築する絶好の機会です。 また、これまでの企業活動や実績などに加え、将来のビジョンなども話せれば、今後の取引拡大に向けてのPRともなります。周年記念パーティーを社内だけのイベントで終わらせてしまうよりも、ビジネスチャンスと捉えて来賓を迎え、成長戦略の一環として信頼関係を構築に取り組みましょう。

2.製品の認知度向上

製品のプロモーションとして、ユーザー認知度を高める機会として活用される場合も多くあります。 Webサイトを構築し、自社製品をうまく告知するなどオリジナリティーあるイベントはSNSなどでのバイラル効果もあります。目的にあったイベントを企画し、盛り上げましょう。

3.従業員のモチベーション向上

取締役や役員などが社員に対し、日頃の感謝・労いの言葉を伝え、社員一丸となってここまで存続・成長できてきた事への貢献を讃えるなどで、社員のモチベーションを上げるきっかけとなります。 また、従業員人数が多い企業や、全国に支店があるような企業の場合は、全社員が一斉に集まる機会とすることができます。 日頃から顔をあわせる事のできないメンバーとのコミュニケーション促進にもつながりますので、楽しい式典にしましょう。

周年記念事業事例8選

周年記念事業として取り入れられることの多いパーティーや記念品の贈呈と、製品のプロモーションの事例をご紹介します。

周年記念イベントパーティーの開催&記念品の作成を行った例

1.設立からの歩みをアルバムとして配布

周年記念のパーティーや記念品を贈るケースは多くあります。ある電気メーカー企業では、社内向けに40周年記念イベントパーティーを実施し、記念品として創業・設立からの歩みをアルバムとして全従業員へ配布しました。 ベテラン社員は若い時の社員を懐かしみ、若手社員も奇跡を振り返りながら今後の自分たちが歩む姿として捉え、会社の奇跡と方向性を再認識した事業イベントとなったそうです。 全社員が一同に集まる場となり、社員のモチベーションを上げ、社内の結束を深める機会にもなりました。

2.OB、OG含め関係者を招き、大規模なパーティーを行った富士通コンピュータテクノロジーズの事例

次に富士通コンピュータテクノロジーズの25周年記念式典を開催した際の事例です。 式典はホテルの宴会場を貸切、全従業員及び会社を築き上げてきたOB・OG、協力会社や取引先など多くの来賓を招き盛大なパーティーを開きました。 開始前には大型スクリーンに設立当初からの写真や慰安旅行などの思い出の写真を写す演出を行い、式典では社長など経営陣からのメッセージを届けました。 記念パーティーでは社内公募により、ピアノやダンスなど多彩なパフォーマンスを披露し従業員自らパーティーを盛り上げたそうです。 参考:創立25周年記念式典・パーティー

3.海外社員旅行とパーティーを実施した事例

株式会社マイクロテックでは社員全員を会社負担で海外への社員旅行兼、周年記念パティーを実施。また、社員及び社員の家族含めた喜べるイベントとなり、社員や社員を支える家族のモチベーションも上がりました。 参考:http://www.microtech.co.jp/20hawai.htm

自社のプロモーション、認知度向上を高める事例

4.自社キャラクターやサービスを活かした事例

株式会社カプコンでは、30周年を記念してユーザー向けのイベントを複数企画しました。
・自社キャラクターを宣材として活用 ・30周年記念ゲームの発売 ・「ハウステンボス」での記念展示 ・ユーザーの参加による記念ビジュアル(アイコン)の制作 ・アミューズメント施設におけるイベント開催
など、国内外のグループ各社において各種の記念事業を実施しています。周年記念事業を通し、ユーザにキャラクターの親しみやすさ、深く知ってもらうためのプロモーションを進めた例になります。エンターテインメント事業を行う企業は、その製品やサービスのファンも多いため、周年記念のタイミングは逃せないタイミングだといえます。 参考:http://www.capcom.co.jp/ir/news/html/130610.html

5.周年記念の歴史を漫画化、ツアーを実施した事例

東武鉄道株式会社が運行する「東武東上線」が、100周年イベントを実施した際の事例です。 イベント内容は100周年のコンセプトを漫画化することにより、若者に鉄道の歴史を身近に感じてもらうWEBサイトの公開です。 鉄道のファン以外にもアピールし、興味をもってもらう機会を作り、ブランドイメージや集客率を上げる戦略に絡めた周年イベントを実施しました。 その他にも周年記念列車の運行など、鉄道会社ならではのイベント企画も実施しました。

6.周年記念の商品のプレゼントや、期間限定のWEBサイト公開

株式会社ドミノ・ピザ・ジャパンでの事例をご紹介します。25周年記念のイベント時に、25個のピザをプレゼントすることと、限定商品をWEBサイトに表示し、消費者にインパクトを与えるプロモーションを実施しました。 プレゼントされる消費者への還元と限定商品を掲載することにより、購買意欲を掻き立てるプロモーション事例となりました。

7.製品誕生から30周年記念イベントとして、人気投票を実施

花王株式会社が販売する入浴剤バブでのプロモーション事例になります。 製品誕生から30周年記念イベントで人気投票をするWEBサイトを構築しました。今まで作り出してきた製品の中でもっとも好きな製品をユーザーが投票するという仕掛けです。 イメージキャラクターには、人気俳優を起用し、販促にもつながる事例です。

8.ユーザーがオリジナルコンテンツを作ることができる仕組み

コカ・コーラボトル100周年イベントの事例をご紹介します。 特設サイトで「コカ・コーラボトル100年の歴史に参加!あなただけのポスターをつくろう」というキャンペーンを実施しました。写真をアップロードすると、ブランドカラーである赤以外の色はモノクロに自動変換される画像が作成されます。 名前入りやメッセージも入力でき、画像はダウンロードすることが可能です。バイラル効果に期待し、SNSでも活用できるような画像に仕上げました。 参考:https://www.cocacola.co.jp/pacblog/2015100

まとめ

周年記念には、事業や業績の報告、取引先や関連会社への感謝の表明など、企業の信頼度を高める効果があります。 また、製品の周年記念イベントでは、特設サイトを構築し、SNSでの拡散に期待した今時のプロモーション事例も多数あります。イベントの目的を明確にし、効果にあった企画を実施しましょう。 >>イベントレポート「ディップ株式会社が “今”エンゲージメント向上に取り組む理由」〜具体的な運用体制や役割分担まで〜

エンゲージメントを高めるための社内制度のプラットフォーム『TUNAG(ツナグ)』について

TUNAG(ツナグ)では、会社と従業員、従業員同士のエンゲージメント向上のために、課題に合わせた社内制度のPDCAをまわすことができるプラットフォームです。 会社の課題を診断し、課題に合った社内施策をご提案、その後の設計や運用のサポートまで一貫して行っています。課題の診断は、弊社の診断ツールを使い把握することが可能です。ツールと専任のトレーナーの支援で、経営課題を解決に貢献いたします。 周年イベントの企画や実施には、従業員全員が関わることで効果を最大化することができます。TUNAG(ツナグ)では社内ポータルサイト、社内SNSのような形で活用することができますので、周年事業の情報発信や、従業員を巻き込んだ企画の出し合い、実施時の様子をリアルタイムで投稿するなど、周年イベントをその場限りのものとしないための仕組みが整っています。
▼『TUNAG(ツナグ)』について 『TUNAG(ツナグ)』では、会社として伝えたい理念やメッセージを、「社内制度」という型として表現し、伝えていくことができます。 会社様ごとにカスタマイズでき、課題に合ったアクションを継続的に実行できるところに強みがあります。 「施策が長続きしない」「定着しない」というお悩みがございましたら、「現在のお取り組み」のご相談を無料で行っておりますので、お問い合わせください。

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