社内イベントの定番企画9選!ユニークな事例や運営方法を紹介

社内イベントを実施することは帰属意識を高めたり、日頃接点のない社員たちが集まる事でコミュニティーを形成したりする良い機会にもなります。 今回は定番で行われているイベントから気軽に行えるイベントなどをご紹介します。

定番の社内イベント企画ネタ9選

まずは、比較的簡単に運営できる定番の社内イベント企画のネタを9つをご紹介します。

1. BBQ

バーベキューは施設も多くあり、食材などの手配も手軽にできるため、気軽に実施する事ができます。バーベキューはただ切って焼いて食べて、片付けるだけと一見簡単そうに見えますが、仕切る人間や手際によって仕上がりや時間も左右します。そのため上司や部下の垣根をこえたコミュニケーションが必要となってきます。

2. スポーツ大会

体育館を借りればバスケットボールやバレーボールなどの室内で球技大会などもできます。また家族同伴で運動会を開催している企業もあり、子供同伴で楽しめるイベントは家族での思い出にもなっています。

3. ファミリーデー

子供の夏休みや休日に合わせて、家族を職場に招待できるファミリーデーを実施している事例も多く見られます。家族に職場の雰囲気を感じてもらえるだけでなく、仕事に対する理解度も深まります。

4. ゴルフコンペ

社内イベントの定番と言えばゴルフが挙げられると思います。 ゴルフ場が遠方にあったり、ゴルフを趣味としているか、参加できる人数など限りが出てくるのが懸念点ではありますが、組み合わせを考えたりハンディなどつける事で経験者から初心者まで一緒に楽しめる競技です。また少人数で回るため、密なコミュニケーションを取る事ができます。

5.社員旅行

社員旅行は年々減少しているイメージがありますが、実施している企業も多くあります。特にユニークな事例としては、社員旅行は気疲れするなどのネガティブな意見があることを考慮し、「補助金を出す代わりに、個人ではなく社内の誰とどこへ行っても良い」とする企業もあります。

6. クイズ大会

クイズ大会はオンラインでもオフラインでも実施しやすい社内イベントの一つです。目的に合わせて問題を作ることで、より効果を高めることができます。 例えば、「従業員同士の人となりを知ること」が目的であれば、従業員のパーソナリティにまつわるクイズを用意したり、「会社への理解を従業員に深めてもらうこと」が目的であれば、会社の歴史や経営理念に関するクイズを出すと良いでしょう。

7. シャッフルイベント

日頃関わらないメンバーをランダムで組み合わせて、ランチやボーリングをセッティングしている事例があります。会社負担の福利厚生として気軽に利用してもらい、部署を超えたつながりを創出しています。

8. 歓送迎会

いつも顔を合わせている気心のしれたメンバーで懇親会をしたり、新入社員の歓迎会を行う事例もあります。特に、最初は会社に馴染めていない新入社員と積極的にコミュニケーションをとる機会を設けることで、早期離職の防止などにもつながります。

9. 社内表彰式

周年記念や新年会などを兼ねて行う企業もありますが、社員総会で実績が良かった社員に対してMVPを表彰している事例は多く見られます。功績を称賛することで、従業員の成果や目標に対するモチベーションを高め、生産性向上を促進します。 ▼関連記事 社内表彰制度 – アイデア4種類、選考基準、事例3社を解説 | TUNAG(ツナグ)

親睦を深める社内イベント

ここでは、楽しみながらコミュニケーションが取れる社内イベントを紹介します。

運動会

運動会は、チームで行う種目が多く、自然とコミュニケーションが取れることが特徴です。競技を通じて協力することでチームワークが向上し、一体感が生まれます。また、普段デスクワークが中心の社員も体を動かす機会を得るため、健康促進やストレス解消に役立つでしょう。

野球大会

野球は、体力や技術に応じてポジションや役割を調整できるため、無理なく参加できます。運動が得意でない社員も気軽に参加できるよう、補欠や審判、応援などさまざまな役割を用意し、工夫して全員が楽しめるようなイベントにすることが可能です。

フットサル

フットサルは、少人数で行う競技であるため、コミュニケーションが生まれやすいことが特徴です。男女混合や初心者がいる中で行う場合はハンデを設けるなどして配慮することが必要です。

ボードゲーム

ボードゲームは、狭いスペースで実施できることが特徴です。2人や3人など少人数でも楽しめるのもポイントです。少人数であると自然と会話が生まれるため交流が深まりやすいでしょう。

新年会、忘年会

新年会や忘年会は、普段話す機会の少ない同僚や上司、他部署の社員との交流を深めることができる場であることが特徴です。業務外のリラックスした雰囲気であるため、より自然な会話が生まれ、コミュニケーションの幅が広がります。

理念浸透ができる社内イベント

ここでは、理念浸透に役立つ社内イベントを紹介します。

セミナー

企業理念やビジョンに関するセミナーを開催し、直接社員に語りかける場を設けることで、理念の背景や方向性を明確に伝えることができます。また、質疑応答の時間を設けると、社員が自分ごととして捉えることができ、より理念の理解を深める機会となります。

周年記念イベント

企業の創業からの歩みや成果を振り返る機会です。創業時の想いやこれからの目標を共有することで、社員のモチベーションや帰属意識につながります。

ワークショップ

社員がグループに分かれて、企業理念に基づくワークショップを行うイベントです。例えば、「理念を業務にど活かすか」「理念に基づく具体的な行動計画は何か」といったテーマでディスカッションを行い、意見交換を通じて理念の理解を深めます。

社員総会

企業の現状や今後の戦略などを共有することで、企業全体が同じ方向に進むための共通認識が得られ、目標に向けての一体感が生まれます。社員の士気やモチベーションが上がる機会になるので、定期的に実施することをお勧めします。

チャリティ活動

理念に基づいた行動を促進するためのイベントを開催します。例えば、社会貢献を目標とする会社であれば、社員参加型のチャリティイベントを実施することで理念の浸透に役立ちます。

ユニークな社内イベント事例7社(オフライン)

※illustration by Storyset 企業の規模や文化、経営理念によって、社内イベントの形は様々です。ここでは、オフラインで実施された、企業のユニークな社内イベントの事例を7社ご紹介します。

1. オリエンタルランド(従業員だけが施設を自由に遊べるイベント)

ディズニーランドを運営するオリエンタルランドならではの「閉園後の施設をキャスト(従業員)だけで自由に遊べるイベント」があります。また、社員同士の連携を強化するために毎年「カヌーレース」のイベントも開催しており、本格的にタイムを競っています。 参考:東京ディズニーリゾート「サンクスデー2020」レポート

2. 日本食研(売り上げ予想クイズ)

大手食品メーカーの日本食研ですが、定期的に開催されている「売り上げ予想クイズ」では、毎月の会社売り上げを予想し、正解すると賞金がもらえるイベントがあります。 その他にも、社内制度などを「かえるシート」で改善提案を提出し、革新的なアイディアだった場合にも賞金がもらえる制度などユニークな取り組みもしています。 参考: こんな会社で働けたら楽しいかも!?面白福利厚生まとめ10選【前編】|【早期内定獲得/早期就活支援サイト ジョブトラ】

3. 楽天(ハロウィンパーティー)

楽天は日本最大級のインターネットショッピングモールを軸に旅行や証券など幅広い展開をしている大企業です。同社では、「楽天スマイルプロジェクトチーム」を立ち上げ、従業員同士のコミュニケーション活性化を目的に、季節ごとに様々な社内イベントを企画・運営しています。2021年10月には秋恒例の社内ハロウィンイベント「Rakuten Halloween 2021」を開催するなど、社内イベントに活発に取り組んでいます。 参考: 楽天の社内ハロウィンイベント、オフィスやリモートで働く従業員同士をつなぐ場に

4. ソフトバンク(誕生日イベント/ファミリーデー)

通信事業大手のソフトバンクでは「誕生日イベント」を開催しています。孫社長からのメッセージが記載されたバースデーカードが贈られたり、家族や友人を招待できる「ファミリーデー」も開催しています。 参考:厳しいけど優しい孫さんらしいソフトバンクの社内イベント

5. 亀田製菓(新入社員の社員旅行企画)

大手お菓子メーカーの亀田製菓の社員旅行では、新入社員が社員旅行を企画します。またサッカーチームのアルビレックスを保有しており、新入社員はゲートにてハッピーターンをプレゼントしたり、自己紹介や応援メッセージを送るなど、愛社精神を高めるイベントを企画しています。 参考:社内イベントをやる気アップの場にする方法:日経ビジネス電子版

6. トヨタ(社内駅伝)

大手自動車メーカートヨタでは、毎年12月に「社内駅伝」というイベントを開催します。昨今は、コロナウイルス感染症拡大の影響で中止が相次いでいるものの、前回の第73回大会には国内外の関係会社41社を含む566チーム、約4,500人が一堂に会しました。時短勤務や深夜勤務など、働き方の多様化が進んだ現代においても、目標に向けてチームで団結力を高める一大イベントとなっています。 参考:4500人が全力疾走 たすきをつなぐトヨタ社内駅伝

7. ピクシブ(創作活動イベント)

イラストコミュニケーションサービス「pixiv」を提供するピクシブでは、毎月月末の金曜日に「クリエイティブフライデー」というイベントを実施しています。「創作活動」をテーマに、お絵かきや手芸など、各自が作りたいものを持ち寄り創作活動に打ち込みます。その他、外部の人を呼んでワークショップを開催するなど、「創作活動がもっと楽しくなる場所を創る」という企業理念にひもづいたイベントとなっています。 参考:社員もレッツ創作活動!社内イベント「クリエイティブフライデー」を紹介します - pixiv inside

オンラインの社内イベント事例3社

コロナウイルス感染症拡大の影響により、リモートワークへの移行を余儀なくされた企業も多いことでしょう。それに伴い、社内イベントをオフラインで実施することが困難になりつつあります。ウィズコロナ、アフターコロナ時代では、社内イベントをオンラインで開催することが一般的になっていくことも考えられます。そこで、オンラインで社内イベント企画を成功させた事例を3社紹介します。

1. note(リモート懇親会)

テレワークの普及により、従来のイベントをオンライン化する動きもあります。デジタルコンテンツの企画、制作、配信を手掛けるnote株式会社では、「夜会」と呼ばれる大規模な懇親会を実施しています。これまで夜会は3ヵ月に1回程度オフラインで実施していましたが、リモートワークへの切り替えに伴い、オンラインでも開催をしました。夜会では、note社のMVV(ミッション・ビジョン・バリュー)やプロダクトへの理解を深めたり、部署間コミュニケーションを活性化させるクイズやワークショップを用意し、親睦を深めています。 参考:120人参加のリモート懇親会で、人事のクリエイティビティが爆発した話|note株式会社

2. freee(オンライン全社合宿)

クラウド型会計ソフトを提供しているfreeeでは、経営方針を理解し、組織について改めて考える機会として年に1度全社合宿を実施しています。コロナウイルスの影響でリモートワークが主体となったことで、全社合宿をオンラインで開催。バーチャルオフィスツールを使ったチームディスカッションやオンライン謎解きゲームをおこない、横のつながりを創出するだけではなく、改めて組織として方向性を合わる機会となりました。 参考:社員500名 全員オンライン!8時間の大規模イベントを気合とハックでやりきった話。|note

3. 三井住友海上火災保険(7つのオンラインプログラム)

損害保険会社の三井住友会場火災保険では、約100名の内定者に向けて、横のつながりを強化するためにオンラインイベントを実施しました。社内イベントは、一般的には一つのコンテンツを組織全体で楽しむことが多いですが、オンラインの強みである「手軽さ」を活かして「おとなの図工」、「マインドフルネス」、「筋トレ」、「演劇」、「グラフィックレコーディング」、「プレゼン」、「クイズ」のバラエティ豊富な7つのプログラムを用意。内定者は興味あるコンテンツを選択できることで、主体的にイベントに取り組むことができました。 参考:100人以上で内定者交流を7グループに分けて同時開催 | バヅクリ

社内イベント企画の7分類

これまで、定番ネタからユニークな事例までを幅広くご紹介してきましたが、一般的によく実施される社内イベントは、以下の7つの系統に大きく分けることができます。

1. スポーツ系のイベント

ボーリング、野球、バドミントンなどの競技から全社員が参加する運動会などの大がかりのイベントもあります。日頃の運動不足の解消や社員同士が運動を通じてチームワークを発揮するポイントにもなります。またウォーキングやハイキングなどを実施している企業もあります。

2. 芸術・体験系のイベント

演劇鑑賞、クラフト系の体験などのイベントも人気です。これらのイベントは特にクリエイティブな業種に人気がありますが、仕事やプライベートでは体験できない非日常的な体験はリフレッシュにもなります。

3. ゲーム系のイベント

脱出ゲームや社内で簡単に行えるビジネスゲームなども人気があります。脱出ゲームでは、仲間と協力しながら謎を解きゴールを目指すためチームでの連携が生まれます。ビジネスゲームはセミナーなどの座学とは異なりライトな感覚で楽しめるため、ゲームからビジネス感覚を得たり、何か気づきを得る機会にも繋がります。

4. 飲食(懇親会)系のイベント

BBQ、ビアガーデン、忘年会、新年会などは手軽に実施する事ができ、多くの企業でも採用されています。また、懇親会や歓送迎会なども飲食を伴って実施されることが多いです。

5. 旅行系のイベント

社員旅行、潮干狩り、キャンプ、サバイバルゲームなどが挙げられます。宿泊が発生する社員旅行では、家族同伴で実施している企業もあります。

6. 季節系のイベント

シーズン毎に開催できるイベントも多いです。各シーズンでできるイベントをご紹介します。

【春のイベント】

お花見や新入社員の歓迎会などは鉄板のイベントです。お花見では食事をデリバリーしたりすればライトに実施する事が出来ますし、各自で食材を持ち寄るケースでは誰が何を持ってくるかなどの計画をしたり、持ち寄った物への感想などから会話が生まれたりもします。

【夏のイベント】

納涼会やビアガーデン、屋形船、花火鑑賞なども人気のイベントです。納涼や花火鑑賞では家族同伴にしたりする事例もあり、社員の子供も一緒に楽しめます。

【秋のイベント】

家族同伴での運動会を実施している企業もありますが、最近増えてきているのがハロウィンイベントです。ハロウィン当日は部署ごとや個人で仮装を楽しんでいるようです。

【冬のイベント】

クリスマス会では食事やケーキの他に景品を用意したり、初詣では事業の成功を祈願して会社近くの神社へ行く事例もあります。

7. 表彰系のイベント

社内で実績を上げた従業員を、表彰するイベントです。表彰イベントは、従業員のモチベーション向上や生産性向上にもつながるため、取り入れる企業が多くなっています。

社内イベントを運営するための6つのステップ

運営方法6つのステップ もし、社内イベントを企画・運営することになった場合、何から始めればいいのか、どう運営すればいいのか、わからないことも多いはずです。そこで、社内イベントの企画を成功させるための、運営ステップを6つに分けてご紹介します。

STEP1. 目的の明確化

まずは、社内イベントをおこなう目的を明確にしましょう。伝統的におこなわれているイベントでも、運営メンバーで目的を擦り合わせることで、企画のアイデア出しの時に認識のずれが少なくなります。「何のためにやるのか」「社内イベント後にどうなっているべきか」を明確にできるかどうかが、社内イベントの成功を大きく左右するでしょう。

STEP2. アイデア出し、企画書の作成

目的が明確になったら、コンテンツの内容を決めていきます。費用や会場などの制約があるかと思いますが、まずは自由な発想でアイデアを出していきましょう。発散した後に、条件面を考慮してイベントの内容を具体的にしていきます。その際、企画書のテンプレートやフォーマットに沿って、詳細を詰めていくと、抜けもれが起きにくくなります。昨今のコロナ禍においては、情勢を見てオンライン主体にするなども考慮する必要がありそうです。

STEP3. 会場・料理の予約、景品の用意

企画内容が具体的になったら、各種準備に取り掛かります。特に会場に関しては、収容人数を超えてしまう可能性もあるので、注意が必要です。また料理やイベントに関して、会場に協力を仰ぐのであれば、必ずイベント内容を細かく伝えて、当日トラブルが起きないようにしましょう。 その他、表彰イベントやゲーム・スポーツ系のイベントにおいては、優秀者に渡す景品の準備も必要です。 関連記事:会社の周年記念品 - 他社事例3社と人気アイテム6選、作成メリットを紹介

STEP4. 社内への案内

社外関係者との準備を進めつつ、社内への広報を進めることも重要です。社内掲示板や社内SNS、或いは上長経由で情報を伝達して、できるだけ多くの人に参加してもらうようにしましょう。

STEP5. イベントの開催

大会当日に向けて、運営マニュアルを作成しておき、その段取り通りにイベントを運営しましょう。イベント運営においては、当日のトラブルが混乱を招くこともあるので、事前に想定されるトラブルと解決策を、運営メンバーに周知させることが大切です。また、参加してくれた従業員に対して、「リモートイベントで、マイクがONにならないようにする」「コロナウイルス対策で、マスクを不用意に取らないようにする」などの注意事項などがあれば、開会前に伝達しておきましょう。社内イベントをスムーズに進行するには、運営メンバーの準備はもちろん、当日の参加者の協力が必要不可欠です。

STEP6. アンケート実施

社内イベントが無事終わったら、企画立案から当日の運営までを振り返り、反省点を次のイベントにつなげることが大事です。その際、運営メンバー視点では気づかない点もあるので、参加者へアンケートを実施するのが効果的です。アンケートの回答結果と、STEP1で練った目的との差分を測ることで、修正すべき点がより明確になります。

社内イベントを実施する5つの目的

これまで、社内イベントの企画ネタやユニークな事例について紹介してきましたが、目的によって開催すべき内容は異なります。最後に、社内イベントを実施する5つの目的について確認してみましょう。

1. エンゲージメント向上

社内イベントを行うことで、社員同士のコミュニケーションの促進、風通しの良い組織づくりなど、様々な効果が期待されます。特に演出に凝った社内イベントの効果は大きく、イベントプロデュース事業を行う株式会社グローバルプロデュースがおこなった調査(※)によると、演出に凝った社内イベントに参加した会社員の約60%が、「雑談を含むリアルなコミュニケーションの増加」を実感したと回答しています。 それぞれの目的によって開催すべきイベント内容は異なりますので、実施する際はどのような目的を持ってイベントを開催したいのかを吟味してから企画することが大事です。また、多くの企業で開催されている社内イベントとしては、社員の表彰や周年記念などのパーティーなどを実施している企業が多いですが、会社規模や人数、目的に応じてライトなイベントを導入している事例も見られます。 ※調査出典:【社内イベントとエンゲージメントの関係性とは】演出型社内イベントの参加者の約半数が「可能な限り長く働きたいと感じるようになった」と回答|株式会社グローバルプロデュースのプレスリリース 調査会社:株式会社グローバルプロデュース https://www.global-produce.jp/

2. 部署を超えたコミュニケーションの機会に

会社の規模が大きくなればなるほど社員とのコミュニケーションを取る機会を意識しないと、関係が希薄になりがちです。同じフロアに在籍していても隣の島は何をしているのか全く分からないという事もよくある事です。また、拠点や部署を超えてコミュニケーションを取る機会もそう多くはありません。しかしながら、どんな業種でもコミュニケーションロスはイノベーションを生み出す事が難しくなったり、ミスを誘引するなど企業にとって利益にはなりません。 社内イベントは、コンテンツを通じて拠点・部署問わずコミュニケーションを取る機会となります。社員同士のコミュニケーションを活性化させることは、スムーズな業務進行や新しいアイデアの創出にもつながります。

3. 社員・家族の慰労

日頃から業務に勤しんでいる従業員には、少なからず負担がかかっています。社内イベントを通じて、一度業務から離れることで、従業員の気持ちをリフレッシュさせることができます。また、昨今では従業員の家族と会社のつながりを大切にするために「ファミリーデー」を設けている企業も増えています。実際に、産労総合研究所が2020年に3,000社に対して行った調査によると、ファミリーデーや勤続表彰式などの社内イベントによって、社員や家族の慰労を効果を実感した企業が50%を超えており、一つの目的として定めている企業も少なくないようです。 参考:2020年 社内イベント・社員旅行等に関する調査 | 産労総合研究所

4. 企業理念の浸透

企業理念の浸透を目的に社内イベントを行なう企業も少なくありません。内定式や新入社員歓迎会などのイベントを通じて、新しく入社した従業員に企業理念の意味や背景を伝えたり、社員総会で全従業員に今後の会社の方向性についての情報を届けます。最近では、コロナウイルス感染症拡大の影響で、リモートで働く従業員が社内イベントのコンテンツを見られるよう、オンライン或いはオンラインとオフラインのハイブリッド形式で実施している企業も多いです。

5. 離職率の抑止

社内の人間関係が良好であると、帰属意識も高まり、退職を意識するタイミングを減らす事にも繋がります。自分が所属している部署内でのみのコミュニケーションでは視野も狭くなりますが、日頃接点のない社員と関わる事で会社に対する意識も変わったり、良い社員と巡り会えたら仕事に対する姿勢も変わる事もあります。 人手不足で良い人材の確保がどの業種・企業でも難しくなっておりますので、人材の流出を減らす可能性も秘めています。 ▼関連記事 社内コミュニケーションは、「知るきっかけ」づくりから | TUNAG(ツナグ)

社内イベントを成功させるポイント

以下のポイントを押さえておくことで社内イベントの成功につながるでしょう。

目的を明確にする

目的が不明確だとイベント全体の企画がブレやすく、参加者にとっても価値の感じづらいものとなってしまいます。目的が明確であれば、その目的に合った企画を実施することができます。「チームビルディング」が目的であれば、チームで協力して達成できるゲームやアクティビティが適しています。また、「社員のモチベーション向上」が目的であれば、社員表彰や成功事例の共有などが適しているでしょう。目的をはっきりさせておくかどうかがイベントの参加率に大きく影響するでしょう。

運営メンバーの選定

社内イベントの実施が決定したら運営メンバーを集めましょう。その際メンバーをさまざまな部署から集めることが重要です。複数の部署や年齢、性別の違うメンバーを集めることで、幅広い意見やアイディアを取り入れ、バランスの取れたイベント計画が可能になります。 また、普段の業務ではあまり接点のない社員同士のコミュニケーションが増えます。これにより、組織全体の連携が強化され、日常業務にプラスの影響を与えることがあります。

スケジュール管理とリスクマネジメント

イベント開催までのスケジュールをしっかりと管理することは、イベントの成功には欠かせません。準備にかかる時間や参加可否などの締め切りを設定しましょう。定期的に進捗確認を行いながら計画通りに進めていくことが重要です。予期せぬ事態にも柔軟に対応できるよう、余裕を持った計画を立てましょう。 また、イベント当日にもトラブルや変更が発生する可能性があります。その際、運営チームが素早く対応できるよう、緊急時のマニュアルなどを作成しておくとイベントの進行に支障をきたさないでしょう。

従業員のニーズや目的に合わせた社内イベントの企画が重要

一昔前までは多くの企業で社員旅行が実施されていましたが、予算や時代の変化に伴い社員旅行に変わって新しいイベントを実施する企業が増えてきました。 組織が大きくなればなるほど社内でのコミュニケーションは希薄になりがちです。意識的に社員が参加したくなるようなイベントを企画し、社内コミュニケーションを活発にして行く事が帰属意識や生産性の向上にも繋がります。そのためにも、目的を明確にし、従業員のニーズに沿った社内イベントを企画することが大事です。仮に、従業員のニーズと乖離した社内イベントを実施した場合、従業員の不満につながる可能性もあります。

社内イベントは、コミュニケーションの活性化に効果的

社内イベントは、従業員のエンゲージメント向上や社内コミュニケーション活性化に有効な取り組みの一つです。一方で、運営面の負担が大きかったり、部署を超えたコミュニケーションがその場限りになってしまう可能性があります。

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有意義な社内イベントにするために

本記事では、社内イベントの定番企画9選を紹介しました。 社内イベントは、日頃接点のない社員が交流する良い機会になります。 従業員のニーズに合わせた社内イベントを企画する際には、 ・イベントの開催目的を明確にする ・複数の部署から運営メンバーを集める ・実施までのスケジュール管理を徹底する ことが重要です。 ポイントを抑えた上で自社で取り組めるイベントがないか検討してみてください。

著者情報

人と組織に働きがいを高めるためのコンテンツを発信。
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