「不規則なシフトでも情報が行き渡る」木曽路が実践する、パート・アルバイトを含めた情報共有



しゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」をはじめ、焼き肉店や居酒屋など、関東から九州まで約190店舗を展開する株式会社木曽路様。「よろこびの食文化の創造」を経営理念に、外食事業を通じて社会に貢献することに取り組んでいます。

中でも大切にしているのが、「お客様の感動が私たちの喜びです」という想い。「来店したお客様がその時間を楽しみ、感動していただけるシーンを一瞬でも育めるよう、日々全員で取り組んでいます」と話すのは、代表取締役社長の内田豊稔様です。

お客様の特別なシーンに寄り添う外食チェーンとして、人生に豊かな彩りを添える。その想いを実現するために、TUNAG(ツナグ)をどう活用されているか、内田様と、人材開発部部長の小島清美様、人材開発部マネジャーの土田彩加様にお話を伺いました。(以下、敬称略)

外食産業特有の不規則なシフトで、情報共有が困難だった


※代表取締役社長:内田様

〜TUNAG導入以前、貴社ではどんな課題を感じていましたか?〜

内田:木曽路は1店舗につき、調理場と接客あわせて50〜60名の登録メンバーがおり、全員に情報を共有するのは非常に難しい状態でした。朝礼や夕礼もあったんですが、労働環境の変化などの制約もあり、全員が集まることが難しかったんです。

外食産業の準社員(パート・アルバイト)の方は、出勤が週に2〜3回、もしくは1〜2回という方もいます。その間にメニューやルールが変わってしまうことがたくさんあるんですね。それではサービスのレベルが上がっていかない。

一時期、ノートに書いて伝達事項を伝えようと「伝達ノート」を作ったんですが、書くのも読むのも、読んだかどうか確認するのも手間になってしまって。情報共有よりもノートを書くのが目的になってしまったところもあり、「このままではいけないな」と課題を感じていました。

そんな時にご紹介いただいたのがTUNAGでした。勤務状態が不規則な外食産業で多くの人に情報を共有するには、こういうツールが有効だと感じて、TUNAGの導入を決めました。


※写真左より、人材開発部 マネジャー:土田様、人材開発部 部長:小島様

土田:私自身、現場で接客をしていたので、どんなふうにアルバイトやパートの方に情報を広めていくか、すごく悩んでいたんです。

それまでは個人的なSNSを使って、マニュアルとかの動画を送ったりしていたんですが、会社としてTUNAGを導入してはどうかという話が出たときに、ぜひ使ってみたいと思いました。

情報共有、好事例の横展開、教育にTUNAGを活用

店舗で強化してほしいことを、パート・アルバイト用、社員用で分けて発信




〜情報共有に関して、TUNAGをどのように活用していますか?〜

土田:営業エリアごとに、「準社員も含めた全従業員向けの発信」「社員向けの発信」の2つを用意して、使い分けをしています。強化してほしいことや注意してほしいことを周知したり、何をやるかというお知らせをしたり、担当部の方が使い分けて発信しています。

小島:TUNAGは、会社の公式のコミュニケーションツールですね。何かあったらTUNAGで配信する。「こういうことがありましたよ」「じゃあ、TUNAGを使って伝えましょう」というイメージです。

各店舗の好事例をエリアマネージャーが紹介、店舗同士で競い合う


土田:店舗ごとの業務連絡の場所もあります。別の店舗の投稿は見えないようになっているのですが、各店舗で良い事例があった場合は、エリアマネージャーが紹介してくれています。

小島:木曽路では季節によって料理の飾り付けがあって、エリアマネージャーが店舗に来た時にその写真を撮って、TUNAGでそれを紹介してくれます。「この店の飾り付けはこうですよ」と紹介すると、「うちはこんな感じです」とコメントがあって、店舗がお互い競い合っている感じですね。

土田:販売を強化したい商品があれば、エリア内で「〇〇店がランキングで上位になってますよ」と共有することによって、他の店も「頑張らなきゃ」と刺激になっていると聞きます。

動画・写真でマニュアルを共有し、教育スピードを上げる



土田:店舗には冊子のマニュアルも配られているんですが、所作や動作など、文字だけでは伝えきれないこともあります。動画や写真のほうが、準社員さんに一番早く、わかりやすく伝わると思いましたので、TUNAGで配信しています。

やはり教育のスピードがすごく早くなりましたし、教育を受ける側としてもわかりやすかったりと、頼りにできるツールだと感じています。

TUNAGの運用体制、社内での浸透のさせ方

2名でアイデアを出し運用、ユーザーコミュニティでの交流もヒントに

〜TUNAGの運用体制について教えてください〜

小島:基本的には、私と小島の2名で運用しています。実務や細かいことはほとんど土田に任せていますが、アイデアはお互いディスカッションしながら生まれてくる感じが多いですね。

土田:最終的なゴーサインは小島が出す、という形ですね。あと、エンゲージメントアカデミー(※)の交流会にも参加していて、他社さんの事例がすごく刺激になっています。「こういうこともTUNAGでできるんだ」と可能性を感じられることは、運用担当としてもすごくメリットが大きいですね。

小島:アイデアが生まれるきっかけも、他社さんから頂くことが多いですね。ずっと2人で運用していると煮詰まるときもあるんですけど。あと、交流会を通じて「他社さんともつながっているんだな」と感じることがあって、交流会は楽しみの一つでもあります。自分のモチベーションも上がりますね。

※木曽路様は、TUNAG導入企業の繋がり・学びの場「エンゲージメントアカデミー」に参加されています。

店長・接客長・エリアマネージャーの動画も作り、現場に浸透させる


〜木曽路様では、TUNAGを一部エリアで運用してから全店舗へ展開した経緯がありますが、全社展開にあたってどのように進めていったのでしょうか〜

小島:先にTUNAGを使っていた店舗の人にインタビューして、動画を作ったんです。店長、接客長、エリアマネージャーなど、いろんな目線の人にTUNAGの好事例を挙げてもらって、1本の動画にしました。

それを皆さんに見せながら、口頭で説明したり、実際の画面を映したりして、進めていった感じですね。



〜従業員の皆さんは、どのようにTUNAGを使っていますか?〜

土田:店舗の方は、自分のスマホで見ている方が圧倒的に多いですね。店長からも、「普段お休みのときに見てほしいということではなくて、出勤したら、お店のWi-Fiに繋いで確認してください」という感じで伝えてもらっています。

店舗以外の方は、本社のパソコンを使ったり、エリアマネージャーなどは社用携帯を使っています。

内田:TUNAGを導入した当時は抵抗感の強い方も多くて、「こんな発信をしたらどう受け取られるだろう」という心配のほうが大きかった。ただ、発信することのメリットの方が大きいと感じ始めてからは、浸透度が高くなってきたと感じます。それでもなかなか変わらない店舗については担当部が臨店して、個別に指導しています。

現場で「知らない」が減り、業績や店舗の雰囲気にも好影響

パート・アルバイトの従業員にも情報が行き渡り、「知らない」が減った



〜TUNAGを活用したことで、どんな効果が得られましたか?〜

内田:本社を含む全社の動きが、パートやアルバイトの皆さんによく伝わるようになったなと思っています。

年に1回、経営方針を発表する全体会議がありますが、そこで表彰された人や本社の施策などを、準社員の8,000名を含めた人たちに共有できるのは、非常に有効な事例だなと思っています。

月初に社長メッセージも配信していて、私の考えや、会社の進む方向、現状など、共有したい情報が、正社員・準社員にかかわらずTUNAGを使って展開できていると感じています。

土田:新しいメニューや「こうやってお客様に紹介しましょうね」というのもTUNAGで配信しているので、しばらく休んでいた人も「自分だけ知らない」ということが起こりません。着替えたらすぐに接客に出て、お客様への説明をストレスや負担なくできていると思います。

準社員さんからも、「TUNAGのおかげでお客様にわかりやすく説明できました」「喜んでいただけました」と聞いています。

あとは、新人用にと思ってマニュアル動画を配信したんですが、既存のスタッフからも「自分流になってたなというところを改善できた」と聞いています。「今さら恥ずかしくて聞けない」というのも解決できているのかなと思います。

発信する情報量の多い店舗は業績も良好、経営判断にも好影響

〜TUNAGが店舗経営にもたらした影響などはありますか?〜

内田:お客様にお褒めいただいたことや注意を受けたことを、実例として店長がすぐに発信することで、働きがいにつながったり、今後の注意点をリアルに早く共有できるのは大きなメリットですね。

そこに対して、他の皆さんが「よかった」「いいね」とコメントを返信していて、店の活性化になっています。TUNAGを上手く使っている店長の店は、総じて業績がいいですね。発信量の多さによるつながりが、チームの強さに。チームの強さが、店の力になっています。

土田:木曽路は季節ごとに強化商品が決められていて、それが現状どれだけ売れているか、どれだけのお客様に喜んでもらえているかを配信している店舗もあります。そうした店舗は、やはり準社員さんの意識もすごく高いですね。その店舗は部門で1位を取ることができていると聞いたので、TUNAGの効果もあるのかなと思います。

小島:店内で「昨日の1位」を決めて、TUNAGで紹介している店舗もありますね。「この人のここがすごかった」と称賛されて、「またもっと頑張ろう」と思う部分もあるんじゃないかなと思います。

内田:経営にとっても店舗の動きや発信は大きな情報なんですが、これまで全く取れていなかったんです。たまたま臨店したり、たまたま上がってきた情報の中でしか判断できなかったのが、これまでよりも多くの情報をもとに判断したり、検討できるようになりました。経営にとっても、大きなメリットになっていると感じます。

ホールと調理場の壁がなくなり、店舗が一致団結した雰囲気に




内田:以前は、調理場の人にはお客様がどんな表情をしてくれたか、喜んでくれたかが伝わらない。ホールの人には、この食材は何か、調理場がどんな状況なのかよくわからない。それがTUNAGによって、壁がだいぶ低くなって、ポジションの違う人たち同士の情報共有が大きく進んだんじゃないかなと思っています。

小島:店長が自分の店舗のランキングをリアルタイムで伝えたり、推奨の接客トークを共有したり、「昨日、こんなにも商品が売れたよ!」とか。そこにちゃんと、店長から皆さんへの感謝の言葉もあったりして、すごく雰囲気よく仕事ができるツールになっていると思いますね。

1日の営業が終わって、店長がその日の結果とかを投稿する中に「今日はこんなことがありました、ありがとうございました」と入れることで、準社員さんたちに対して店長の想いが伝わっていると思います。

土田:そうやって店長や接客長、料理長から日頃からの感謝の気持ちを発信することで、準社員さんたちから「また次も頑張ります!」という声が聞けています。「店長、次は何を売ります?」と準社員さんのほうからやる気を出してくれたり、「次は一番を取りましょうね!」という言葉で一致団結したケースもあって、すごく良い効果として実感しています。

今後の展望

パート・アルバイトからの発信を促進、投稿数での社内表彰にも取り組みたい

〜今後、TUNAGを活用してどのようなことに取り組みたいですか?〜



土田:現状、準社員さんからの発信が少ないので、リアクションやスタンプなど小さなところから、気軽に発信できる雰囲気作りをやっていこうと思っています。

あとは、現在は本部の中でも人事部や人材開発部からの発信が多いんですが、それ以外のいろんな部署からの発信を促進していくと、自然と風通しの良い雰囲気ができるのかなと。

小島:私は「社内TUNAGアワード」みたいなものをやってみたいですね。年間を通して投稿数が1位だったところなど、いろんな賞の部門を作れたらと思っています。

他にも、今は土田がスタンプを一生懸命作ってくれているんですけど、TUNAGで全社を盛り上げるためにも、絵を描くのが上手な準社員さんにも参加してもらうとか、どんどん社内の文化ができてきたら嬉しいなと思います。

木曽路は、お客様の「ライフロングパートナー」でありたい



内田:毎月、約100名の従業員が入ってくるんですが、その人が出勤したときにはもう、TUNAGで店舗のみなさんに顔と名前がわかる状態になっている。だから、初日から「◯◯さん、頑張りましょうね!」「今日からですね」と声を掛けられるんです。不安で出勤してくる人にとってはとても心強いですよね。

働くことの安心感とか、「長く勤めたいな」という気持ちになってもらう入り口になると思うので、そうした点でもTUNAGをうまく使っていきたいです。

〜最後に、今後木曽路様が目指す姿について教えてください。〜

内田:お子さまの誕生から成長、いろんな記念日、そして人生の最期の時に、思い出の場所としてご親族の方にご来店いただく。木曽路がそんな生涯の友としていられるようにということで、「ライフロングパートナーカンパニー」を目指したいと考えています。

喜びの時も、あるいは少しつらいことがあった時も、選択肢として常に思い出していただけて、どんな時にも使っていただけるような店や企業でありたいというのが、私たちの目標です。

〜内田様、土田様、小島様、お話いただきありがとうございました!〜

TUNAG お役立ち資料一覧
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