アダストリアの社内コミュニケーション事例『ADASTRIA WELLNESS DAY 2018』の取り組みインタビュー

株式会社アダストリアは、2018年6月3日に豊洲のMIFA FOOTBALL PARK(ミーファ フットボールパーク)にて、社員と社員の家族・知人を対象としたウェルネスイベント「ADASTRIA WELLNESS DAY 2018」を開催いたしました。 社員同士のコミュニケーション活性化、仕事へのモチベーションアップを目的として開催されたというこのイベントについて、株式会社アダストリアマーケティング本部の佐田様にお話を伺いました。(以下敬称略)

「ADASTRIA WELLNESS DAY 2018」イベント開催の背景

本部の従業員だけで1,000人を超える中、顔を知らない人とのコミュニケーションの機会をつくりたい

〜このようなイベントを開催するに至った背景を教えてください〜

佐田:昨年、渋谷のヒカリエに移転して一つの場所で勤務するようになったのですが、もともと弊社は複数の会社が合併したこともあり、拠点がバラバラでした。 お互いのことを知るきっかけを作り、コミュニケーションをとることを目的にこれまでこのようなイベントを実施していました。 一箇所に集まったといっても、本社だけで1,000人以上おりますので、顔と名前を知らないというケースが増えてしまったんです。社内にあるカフェで交流したり、定期的にイベントを行うことでコミュニケーションするきっかけは作っています。 そのおかげで従業員からは「顔を知れたので話しかけやすくなった」ですとか、「他部署の担当者が誰かを探しやすくなった」などの声があがるようになりました。 今、働き方改革が注目されておりますが、弊社でも従業員の健康維持が会社にとって重要であると考え、このようなスポーツイベントを企画しています。 コミュニケーションがとりやすいというメリットも大きいです。子育て中の従業員も多いので、お子様連れの方も多く参加いただいています。 〜開催後の声にはどのようなものがありましたか?〜 佐田:お子様連れの方が多かったので、普段上司として接している時の顔と、パパになった時の顔が違うという発見があったり、新しい会話が生まれたりして、コミュニケーション促進につながっていると思います。

社内イベント開催時にアダストリアが大切にしていること

「Play fashion!」のコーポレートスローガンを従業員が実感することも目的

〜このようなイベント開催時に大切にしていることはありますか?〜 佐田:みなさんに楽しんでもらうことですね。弊社には、「Play fashion!」というコーポレートスローガンがあります。こちらには「ファッションと人生を楽しみ、個性にあふれた世界をつくる。」という想いが込められています。 アパレルだけをファッションと捉えず、衣食住全てがファッションであり、日々の生活を楽しんでもらうために「ワクワク」を届けることをミッションとしています。 それをお客様に届けるために、従業員にも「Play fashion!」に共感してもらいたいという意図もあり、このようなイベントを行っています。2016年から開催し、今年で3回目になるのですが、ご家族で参加される社員は増えました。 〜逆に気をつけていることはあるのでしょうか?〜 佐田:そうですね、今は東京での開催ですので、全国から参加できるわけではありません。全国に従業員がいますので、本社だけが盛り上がるような形にしないよう、社内報に掲載したり、リリースを出したりして社外だけでなく社内へのコミュニケーションも意識しています。

当日のイベント内容

・目覚めのヨガ ・10kmラン&ウォーク 会社公認のRUN部がペースメーカーを務める ・キッズダンスレッスン ダンサーのFISHBOYさんを講師に迎え、ランニングマンのレッスンを実施 ご家族がラン&ウォークから戻った後、お披露目会を開催 ・クールヨガ フットサルコート全面を使った大規模なヨガレッスンを開催 ベイフロー吉祥寺店のヨガスタジオで講師を務める遠藤栄里香さんが担当
※ウェルネスイベントを開催した「MIFA FOOTBALL PARK」は、ニコアンドがサポーターを務めており、日頃から当社公認のクラブ活動も定期的に活動している場所です。

「Play fashion!」に共感しているからこそ、自主的にイベントが企画され、盛り上がる

〜このイベントはどこから企画の声があがったのでしょうか?〜 佐田:業務上のやりとりの中で今回のイベントは生まれました。通常、このようなイベントは、管理部門だったり上からの声で開催するということが多いのかもしれません。 弊社の場合は、仕事仲間同士でもプライベートで楽しむ文化があるため、このようなイベントを企画する人が多いんです。 今回のイベントも、営業部門の人が主催で企画し、開催したものですね。 〜講師の方なども企画された方が招致されているのでしょうか?〜 佐田:そうですね、営業部門の人が主体となって企画を行ったので、仕事でも関わりのある講師の方を呼んだりしています。 他には、例えばGLOBAL WORKの人がスマホを携帯できるポシェットを用意したり、niko and …の人がオリジナルのユニフォームを作ったり、社内のクリエイティブチームが制作にも関わってイベントの盛り上げに一役買っています。

お話をお伺いして

従業員数が多く、全員のことを知ることが難しい中、コミュニケーションがとれる機会を積極的に設けているアダストリア様。「Play fashion!」の目的や目指していることを従業員同士で共感し合う機会はとても重要な取り組みだと感じます。 ヨガやランニングなど、従業員が取り組みやすいスポーツは、健康促進だけでなく参加のしやすさも向上します。 また、子どもや従業員のご家族が参加できることで、ご家族と会社のエンゲージメント向上にも貢献するのではないでしょうか。 このようなイベントの企画や実行は、大きな企業であればあるほど非常に難しいものです。それを現場の従業員主導で企画、実行されているとお伺いし、とても驚きました。 コーポレートアイデンティティ(アダストリア様では「Play fashion!」)を現場が理解し、行動に移している事例として、とても素晴らしい取り組みではないかと思います。 佐田様、お話ありがとうございました! プレスリリースの詳細:アダストリアが社内のコミュニケーション活性化を目的にした第3回「ADASTRIA WELLNESS DAY(アダストリア ウェルネス デー) 2018」を開催!

著者情報

人と組織に働きがいを高めるためのコンテンツを発信。
TUNAG(ツナグ)では、離職率や定着率、情報共有、生産性などの様々な組織課題の解決に向けて、最適な取り組みをご提供します。東京証券取引所グロース市場上場。

コミュニケーション」の他の記事を見る

TUNAG お役立ち資料一覧
TUNAG お役立ち資料一覧