POINT
- 課題:拠点間のコミュニケーション
- 課題:本社から拠点への情報伝達
- 運用:情報共有の仕組みを一元化
- 運用:成功事例を全社で共有し、各拠点の良い行動を見える化
- 効果:従業員の相互理解が進み、コミュニケーションが活性化
- 効果:代表の発信が現場社員まで届いていると実感
加藤精工様は愛知県刈谷市に本社を構え、愛知県・岐阜県内の3拠点で事業を行なっています。創業63年、時代と共に柔軟に変化し、時代に合った自動車部品を製造されています。
「お客様に喜ばれる商品を創造し、豊かな社会に貢献する」「個性とチャレンジ精神を尊重し、若さと夢あふれる企業を目指す」という2つの経営理念を掲げられている加藤精工様。理念や思いを大切にされている組織運営の中で、TUNAG(ツナグ)をどのように活用されているのか、代表取締役社長 加藤様、総務課の河田様にお話を伺いました。
導入前に課題に感じていたこと
拠点を超えたコミュニケーションが少なかった
〜TUNAG導入前、加藤精工様ではどのような組織課題を感じていたのでしょうか〜
加藤:弊社は愛知県と岐阜県内に3つの拠点がございます。
年1回のイベントで顔を合わせたり、メールを活用して業務上のコミュニケーションをとっていたのですが、日常の人と人との関わりはどうしても少なくなってしまう状況がありました。
本社から拠点の従業員まで情報が届きづらかった
河田:情報共有の観点でも、拠点が離れていることで、本社から拠点に伝えた情報が現場の従業員に届く前に途絶えてしまうということも起きていました。
加藤:そんな時、TUNAGというアプリに出会い、営業担当から話を聞きました。
営業担当の方に説明いただく中で、TUNAGの根幹である「エンゲージメントを高める」という考え方が、私の経営に対する考え方と一致しており、コミュニケーションや情報伝達の課題も解決できると感じたため、導入を決めました。
TUNAGの運用方法
まずは全員が参加したいと感じる企画で浸透を図る
〜TUNAGを導入する際に、どのように社内に浸透させていったのでしょうか〜
河田:導入当初はアンケートやプレゼント企画を行い、全従業員が参加したいと思ってもらえるような投稿を心がけていました。
弊社は製造部門が多くを占め、日々の業務でパソコンを使わない社員も多いので、初めはTUNAGを使ってもらう事に苦戦したのですが、今では各部署が積極的に発信するようになってきました。だんだん活用が進んできている実感値があります。
最近では、備品発注や改善事例等の業務に関連する取り組みをTUNAGで運用していることもあり、社員に日常的にTUNAGを活用してもらえる状態を作れていますね。
社内のさまざまな取り組みをTUNAGに集約し、情報共有の起点に
〜TUNAGで取り組まれている内容について、具体的に教えてください〜
河田:情報共有やコミュニケーションに関する取り組みをメインとし、その他にも申請承認や教育の観点でも活用をしています。「社内の情報はTUNAGを起点に共有する」という状況を作っていますね。
※加藤精工様で実際に運用されている取り組みの一覧です。「制度」という画面に、さまざまな取り組みが一覧化されて1つ1つ並んでいるので、情報が整理され、従業員にとってもわかりやすい見た目になっています。
成功事例を全社で共有し、各拠点の良い行動を見える化
〜拠点を超えたコミュニケーションの活性化については、どのような取り組みをされていますか〜
※ 総務課の河田様
河田:コミュニケーションについては色々とやっていますが、代表的な取り組みは「良い事例ひろば」です。
他の人の良い行動を称賛するときに「良い事例ひろば」に投稿するのですが、投稿は全社のタイムラインに流れてくるので、各拠点で実施している活動が全社に共有され、「こんなことをやっているんだ!負けられない!」と良い意味でのライバル意識や刺激にも繋がっていると思います。
代表の頭の中をオープンにするトップメッセージを発信
〜社長の想いや考えを発信する「トップメッセージ」をTUNAGで実施しているとのことですが、どのような内容を発信していますか〜
加藤:トップメッセージの制度を用いて自分の思いを伝えることは勿論ですが、インターネットや新聞で見たニュースに関しても共有するようにしています。
ニュースに関しては記事内容の共有だけではなく、その記事を見て私自身が感じたことを素直に言葉で共有し、できるだけ頭の中をオープンにすることを心がけています。
※加藤精工様で運用されている実際のトップメッセージです。テキストや画像、動画を用いて、社長の思いを従業員に伝えることができる制度になっています。
申請承認やマニュアルなど、業務面での活用も
〜業務面での活用については、どのような取り組みを行なっているのでしょうか〜
河田:業務に関する取り組みとしては、備品発注の申請承認やヒヤリハット報告を行なっています。
ヒヤリハット報告では、業務を通じた報告や改善活動の中で「ここが危なかったよ」とか「ウチの拠点も気をつけよう」というコミュニケーションが生まれています。
他には、教育の観点で動画マニュアルや理解度を確認するテストを運用しています。今後は、安否確認も実施できるように準備しています。
※加藤精工様の実際の備品発注やヒヤリハット報告、動画マニュアルの制度です。TUNAGでは共有したい内容に合わせて制度をオリジナルで作成することができるため、様々な業務面での活用が可能です。
TUNAGの効果について
従業員の相互理解が進み、コミュニケーションが促進された
〜TUNAGを導入して、社内のコミュニケーションに変化はありましたか?〜
加藤:従業員の相互理解が進んだと感じています。
弊社のTUNAGプロフィール画像は基本的に顔写真を設定しているので、拠点が離れていても、どの部署にどんな人がいるか分かりやすくなりました。
河田:誕生日の投稿を見て、ご本人に「おめでとう!」と声をかけに行ったり、積極的にコミュニケーションを取りに行く人が増えたように感じます。
※加藤精工様の実際の組織プロフィール画面です。自社オリジナルのプロフィール項目や画像を設定することが可能です。
代表の発信へのリアクションがあり、社員に情報が届いていると実感
〜本社から拠点への情報伝達という課題について、効果実感としてはいかがでしょうか〜
加藤:トップメッセージを運用してみて、社員もしっかり見てくれているんだなと感じています。
実際に、とある社員から「こういうことをやりたいです」という改善提案を受けた時、提案内容とあわせて「実は、トップメッセージで社長から展開があったことを自分も課題と捉えていて...」という声があったんです。発信を見てくれているんだなという実感や効果を感じています。
育休中の社員が復帰しやすい環境づくりにも貢献
〜育児休業中の方とのやり取りでもTUNAGを活用されているとお聞きしましたが、詳しく教えていただけますか?〜
河田:育休中の方とのやり取りにTUNAGのチャットを使っていて、それが育児休業から復帰しやすい環境づくりに繋がっていると思います。
弊社では、最近育児休業を取得している女性社員が増えています。子育てするお母さんからすると、お子さんの相手をしていて会社からの電話に出られなかったりしますし、書面だけのやりとりだと不安になったりすることがあります。
TUNAGのチャットを利用して、休業に関する事務連絡や社内状況を伝えることで、コミュニケーションが取れるようになっています。
今後TUNAGで実現したいこと
激動の自動車部品業界で成長するために、理念を中心に従業員が自ら動ける組織へ
〜最後に、TUNAGを通して今後どんな組織を作っていくかというビジョンについても教えてください〜
※ 代表取締役社長 加藤様
加藤:我々の自動車部品業界を取り巻く環境は激変の最中です。そんな中でも成長していくために、理念や方針を中心として従業員が自ら動いていけるような組織づくりを目指しています。
そのためにも、TUNAGを用いて私の頭の中をオープンにし、社員が色んなアイデアや事業を進めていけるように取り組んでいきます。
〜加藤様、河田様、お話いただきありがとうございました!〜