SES事業ならではの帰属意識の課題を解消。VITAの「SNS感覚で使える」エンゲージメント基盤
「活き活きと働き、活き活きを連鎖させる」を企業理念に掲げ、SES事業・受託開発事業を展開している株式会社VITA様。同社では、「社員が客先常駐で働いているため会社への帰属意識を醸成しづらい」「コミュニケーション活性化しづらい」という課題を感じ、エンゲージメント向上のためTUNAG(ツナグ)を導入しました。
TUNAG導入後はスマホアプリで気軽に利用できることから投稿の閲覧数が増加。現場で働くシステムエンジニアの社員と本社の社員で会話のきっかけが生まれ、離れて働く社員が多い中でもコミュニケーション活性化や帰属意識の醸成に成功しています。
日報・週報、経費申請などTUNAGを活用した取り組みについて、IT事業部の加藤様、経営企画部の藤原様、髙山様(以下、敬称略)にお話を伺いました。
※記載の内容はインタビュー時点の情報です。
客先常駐の社員が多く、帰属意識の醸成に課題感
IT事業部 加藤様
〜導入前に感じていた課題について教えてください。〜
加藤:弊社はSES事業を展開して社員が客先常駐で業務を行っているため、帰属意識が育ちにくく、社員間のコミュニケーションも薄れがちでした。
ただ、だからこそ会社と社員のエンゲージメントを向上させ、つながりを築くという考え方を大切にして、月に1回リモートで全社員が集まる「帰社日」や、委員会制度など、様々な仕組みを取り入れてきました。
〜社内イベントや委員会では、エンゲージメントの向上は難しかったのでしょうか?〜
加藤:月に1回とかではなく、もっと日常的にコミュニケーションが取れてエンゲージメント向上の基盤となるものが必要だと感じたんです。
あと、週報や日報もメールで提出していましたが、メールだとやっぱり他の社員にも返信が届くので反応しづらい。もっとコミュニケーションを活性化させたいと思い、最初は無料の社内SNSを使い始めました。
4つの観点でツール比較。拡張性も考慮しTUNAGを導入
社内SNSがサービス終了、社内で移行プロジェクトを立ち上げ
〜そういった状況から、TUNAG導入に至った経緯を教えてください〜
加藤:あるとき、その社内SNSのサービス終了が決まったんです。移行先ツールを検討するため、社員8名のプロジェクトを立ち上げました。
最初は、やはり無料で使えるものが良いということで無料のチャットツールを検討しました。ただ、プロジェクトメンバーで試しに使ってみたところ、「過去の履歴が残らない」「データの保存制限がある」など機能に制約があり、無料ツールでの運用は難しいという判断に至りました。
有料ツールも視野に入れて探し直す中で、TUNAGも候補に挙がりました。
画像左より、経営企画部 髙山様、藤原様
「使い勝手」「機能性」「カスタマイズ性」でTUNAGに最高評価
〜他の候補と比較検討する中で、何がTUNAG導入の決め手になりましたか?〜
加藤:使い勝手、機能性、カスタマイズ性、料金の4つの観点で複数のツールを比較して評価をつけたのですが、TUNAGは使い勝手、機能性、カスタマイズ性の3つで最高評価を得ていました。
使い勝手の観点では、一般的なSNSと同じタイムライン形式で、直感的に操作でき、若い社員も見やすい点が魅力的でした。
藤原:開いた瞬間、ぱっと見ですぐにタイムライン上のいろいろな情報が目に入る。あれこれ操作しないと情報に辿り着けない……という煩わしさがないのがすごく良かったです。
〜機能性とカスタマイズ性についても、高評価の理由を教えてください。〜
加藤:機能性については、多くの機能が実装されていて汎用性が高いと感じました。また、自分に関係のある情報だけ表示されたり、投稿をグループ分けできたり、タイムラインに情報が溢れすぎないように痒いところに手が届く機能が良いと思いました。
最後のカスタマイズ性については、「移行先のツールを、単なる日報や週報の提出場所にはしたくない」という想いがある中で、自社流にカスタマイズができ、将来的にいろんな施策に対応できるのがポイントになりました。
日報・週報、経費申請、理念浸透まで幅広く活用
業務報告でもあり、コミュニケーション基盤でもある日報・週報
〜TUNAGの具体的な活用方法をお聞かせください〜
加藤:全社員の業務進捗を共有するため、日報と週報をTUNAGで提出しています。上司と部下が違う現場で働いている場合も、日報や週報を通して上司が部下の状況を把握し、評価ができています。
業務に限らず自由な内容を記入できる「所感」という項目もあって、他の社員がスタンプやコメントで反応しています。業務報告の場ではありつつ、最近はどちらかというとコミュニケーション基盤としてよく使われています。
髙山:皆さん、行き帰りの電車の中でスマホで見たり、お昼休憩中にご飯を食べながら見ているみたいです。「その手軽さが良い」という話はよく聞きますね。
〜他に、業務関連で実施している取り組みはありますか?〜
加藤:「研修レポート」をTUNAG上で提出しています。
研修で学んだことは次の行動につなげないと意味がないと思うので、インプットした内容をしっかりアウトプットする機会として、感想とか今後やっていくことをレポートとして提出しています。それに対して、上司もコメント欄でアドバイスをしたりしていますね。
スマホ操作の利便性を考慮して経費申請をTUNAGに移行
〜経費申請もTUNAGに移行したとお聞きしましたが、どのように運用していますか?〜
藤原:スマホで金額や領収書を申請できるようになっています。
以前は月末にまとめて申請してもらい、バックオフィス側でまとめて確認していましたが、TUNAGに移行してからはスマホで都度申請できて、バックオフィス側でも申請があれば都度チェックできるようになりました。
経営理念を体現する社員を称える「活き活き活動報告」
〜その他には、どのような取り組みを実施していますか?〜
加藤:「活き活き活動報告」では、経営理念を体現している社員について共有しています。
例えば、「常駐先のお客様からこういう言葉をもらいました!」とか、同じチームの先輩や後輩に対する「休んだ時、〇〇さんが代わりにやってくれました」といった内容ですね。
人事評価の中に「活き活き活動報告を年間2件以上もらっているか」という項目があり、TUNAGのデータを集計して評価に活用しています。他にも、報告をもらった数が一番多かった社員は全社集会で表彰しています。
「SNS感覚でコミュニケーションが取れる」
会話のきっかけが見つかり、普段関わらない社員とも話ができる
〜TUNAG導入後、どのような効果を感じていますか?〜
髙山:コミュニケーションの取りやすさが、以前とは全然違いますね。
エンジニア同士で話すのと違って、本社の社員はエンジニアと話したくても技術的な話はなかなかできないですし、仕事の話を振ると営業目線で進捗管理をされていると思われてしまうこともあります(笑)
でもTUNAGがあることで、普段関わらないメンバーと全社集会や忘年会、新人歓迎会で会った際に「最近旅行に行ったんですよね!」「投稿のあれ、美味しそうでしたね」みたいなコミュニケーションが取れるようになりました。
加藤:TUNAGで他の社員が普段どういうことをしているのか、どんな趣味があるのか分かることで、様々な場面でTUNAGがコミュニケーションのベースになっていますよね。
髙山:私は広報活動用のSNSアカウント運用も担当しているので、投稿のネタ探しという意味でもTUNAGがあってすごく助かっています。
社内アンケートで9割近くが「TUNAGの使い勝手が良い」と回答
〜オンラインでコメントが盛り上がるだけでなく、対面でのコミュニケーションも活性化したんですね!〜
加藤:先日社内アンケートを実施したのですが、TUNAGの使い勝手について「非常に良い」「良い」と回答した社員が合わせて87.2%もいました。自由記述欄でも、「SNS感覚でコミュニケーションが取れる」「みなさんの声が分かり、良い刺激になります!」などの声が集まりました。
スマホアプリでサクッと見ることができ、スタンプなどでリアクションしやすい点が、コミュニケーション活性化につながっていると思います。
理念浸透が進み、現場からボトムアップで理念について発信されている
〜その他にも、効果を感じている部分はありますか?〜
加藤:「活き活き活動報告」は、以前は上司が部下の良いところを見つけて共有するという、トップダウン方式のケースが多かったんです。
しかし、TUNAGで共有するようになってからは、部下から上司へ、後輩から先輩へというボトムアップの投稿が増えてきました。少しずつ、理念が浸透してきたと感じています。
TUNAGが会社と社員をつなぐエンゲージメント基盤に
〜VITA様の中で、TUNAGは一言で表すとどのような存在でしょうか?〜
髙山:プライベートのSNSと並んで、一番見ているSNSの一つですね。スマホを見るときに無意識で開いてしまうアプリってあると思うのですが、TUNAGもその一つです。朝も無意識に見ていたりして、もう日常の一部みたいになっています。「見なきゃ」とかじゃなく、自然と開いてしまうツールですね。
〜効果実感を踏まえ、TUNAGはどんな企業様におすすめだと思いますか?〜
加藤:私は、やっぱり会社と社員をつなぐエンゲージメント基盤だと思っているので、エンゲージメントとか会社の帰属意識を持ってほしいという企業は間違いなく導入したほうが良いと思います。
あとは、多店舗展開している企業にも良さそうですね。店舗ごとに情報をグループ分けして見ることができます。
リアクションしやすい雰囲気作りで、社員全体を巻き込む
プロジェクトや委員会で運用を推進、積極利用している社員を勧誘
〜TUNAGの運用体制を教えてください〜
加藤:移行が完了するまでは、ツール移行プロジェクトのメンバーで運用していました。その後はTUNAG活用推進プロジェクトを立ち上げて、TUNAGへのログイン率などをKPIとして運用を進めました。
無事にKPIも達成し、ツールとして社内にしっかり定着したという段階になったので、今後は突発的なプロジェクトではなく、より安定した運営体制のために、TUNAG運営委員会を立ち上げています。
〜社内に定着するまでに、工夫したことがあれば教えてください〜
藤原:最初はとにかく皆さんに使ってもらおうと、運用メンバーが率先して投稿を見たり、リアクションをして、プロジェクトメンバー以外の社員にもTUNAGに参加してもらえるようにしました。
あと、個人的には週報の所感を書くとき、なるべく他の社員が見てくれそうな内容や、リアクションしやすいような内容を書くように工夫しています。
加藤:TUNAGのダッシュボードで社員のログイン率や投稿数を見て、積極的に使ってくれている社員は「ちょっとプロジェクトを手伝ってくれない?」と勧誘したりもしました。
ちゃんと使ってくれている人を運用に巻き込んでいくというのは、定着のために意識しましたね。
ユーザーコミュニティでスタンプのアイデアを得た
〜導入後の弊社の支援についてはいかがでしょうか?〜
加藤:契約したら「あとは自由に使ってくださいね!」というサービスも多いと思うのですが、TUNAGは導入後もカスタマーサクセスの方と打ち合わせができるので、とても助かっています。
質問や相談したいことがあるときに、気軽に聞ける場があるというのは非常にありがたいです。
髙山:実は、オリジナルスタンプも、エンゲージメントアワード(※)で他の企業の事例を見て、うちでも作ろうという話になりました。歴が長い社員も短い社員もいるので、「ありがとうございました」「お誕生日おめでとうございます」みたいな敬語のスタンプを作成してみたら、使いやすいようで社員に人気ですね。
※VITA様は、TUNAG導入企業の繋がり・学びの場である「エンゲージメントアカデミー」に参加しています。「エンゲージメントアワード」は、エンゲージメント向上の先進的かつ効果的な取り組みを行う企業を表彰するイベントです。
社員の活性化を促し、主体的な組織を目指す
〜最後に、VITA様の今後の展望を教えてください。〜
加藤:活き活きと働く人たちが集う組織でありたいと思っています。そして、社内全体で活き活きの連鎖を起こしたいですね。そのために、すでにエンゲージメント基盤になっているTUNAGをより活性化して、積極的に投稿する社員をさらに増やし、活き活きとした理想の組織になっていきたいです。
弊社では、「VITAは自分たちで作る」という意識をオーナーシップと呼んでいます。「自分の会社だから、自分にできることを探そう」「いろいろ提案してみよう」という、オーナーシップに基づく社員の行動をもっと促進したいです。
そういうところから、新しいサービスやビジネスが生まれてくるのも良いですよね。TUNAGは、そういった可能性をどんどん作っていく場にできればと考えています。
〜加藤様、藤原様、髙山様お話いただきありがとうございました!〜
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