TUNAG導入で社内報の電子化から運動会まで。社員の声を形にする千葉通商の新たな取り組み


「房総の便利屋」をキャッチフレーズに、千葉県内の物流サービスに専念してきた株式会社千葉通商。創業以来、地域に根ざした物流業務を提供し、現在13の拠点を展開、約320人の従業員が地域密着型の配送業務を担っています。

同社では、従業員のコミュニケーション不足や情報共有のムラが課題となっており、また、拠点間の連携強化が求められていました。そこで、社内の業務効率化と従業員間のつながり強化を目指し、TUNAG(ツナグ)の導入を決定。社内報、サンクスカード、イベント推進など、TUNAGを活用した新たなコミュニケーション施策を通じて、社内の活性化と業務改善を図っています。

TUNAG導入の背景やその効果について取締役管理本部長 浅野 真人様にお話を伺いました。

 (取材:2025年5月)

【課題】情報伝達の遅れと従業員のつながり不足

〜導入前、貴社で抱えていた課題について教えてください。特に情報伝達の面で問題があったと伺いましたが、具体的にはどのようなことがあったのでしょうか?〜

取締役管理本部長 浅野 真人様

浅野:当社は13拠点があり、全員が一堂に会することが難しいため、情報伝達に遅れが生じることがありました。例えば、朝礼や会議で決まったことが、他の拠点や社員に届かないことがあったり、誰がその情報を見たのかを確認する手段がなかったんです。

掲示板に貼り出すこともありましたが、それだと一方通行で誰に伝わったのかが不明でした。社員同士のつながりも不足していて、拠点間の連携も十分に取れていない状況で、このままでは今後の成長に支障をきたすと感じ、改善が必要だと思いました。

【決め手】社内報の電子化と情報共有効率化を目指して

〜TUNAGを導入しようと決めたきっかけは何だったのでしょうか?〜

浅野:社内報を電子化したいという思いがあり、どう実現するかを考えていたときにTUNAGの存在を知りました。

TUNAGには情報のやり取りが簡単にでき、スケジュール管理も可能、何より社員全員に一度に情報が届くことに魅力を感じました。社内報だけでなく、全社的な情報共有にも使えると思い、導入を決定しています。

これまで社内報は紙で配布していたため、社員の家族にはほとんど伝わらず、情報が限られていましたが、TUNAGを使うことで、社員だけでなく、その家族にも情報が届くようになり、社内の一体感が高まると思いました。

【取り組み】TUNAGを活用した社内報とコミュニケーションの改革

〜具体的に、TUNAGはどのように活用されていますか?〜

浅野:社内報として使い始めたのですが、それだけではもったいないと思い、さらに活用しました。代表からのメッセージやお知らせを一斉に配信でき、4つの委員会(安全運転、品質向上、販売促進、マナーアップ)の情報もリアルタイムで共有できるようになりました。それまで別々に伝えていたことが一つのツールで全員に伝わるので、情報伝達が非常に速くなったと思います。

社員同士が気軽にコメントし合ったり、感謝のメッセージを送り合ったりする機会も増え、社内の雰囲気も良くなったと感じています。特に、管理者コラムという取り組みが非常に好評でした。

毎週、所長や課長などがリレー形式で自己紹介を投稿し、普段あまり関わりのない社員とも知り合い、より良いコミュニケーションのきっかけになっています。

【効果】TUNAG導入後の情報伝達の改善と従業員のつながり強化

〜TUNAG導入後、どのような変化がありましたか?〜

浅野:情報がすぐに全社員に届くようになり、伝達のスピードが格段に速くなりましたね。以前は、会議で決まったことが遅れて伝わることが多かったのですが、今では即座に全員に伝わり、スピード感が全く違います。特に、安全運転に関する重要な情報が迅速に届くようになり、その結果、実際に事故が前年比で20%ほど減少しました。

浅野:社員同士のつながりが強化されたことも大きな成果です。

例えば、推しグルメを紹介する企画を実施しましたが、普段あまり交流がない社員同士でも気軽に話すきっかけとなり、社内の団結力も深まっています。

【運用の工夫】TUNAGの柔軟な運用と社内文化の促進

〜運用面で工夫されている点はありますか?〜

浅野:社員が気軽に使えるようにすることを意識しています。例えば、プロフィール写真の設定は最初は強制しようかと思いましたが、顔写真を載せたくないという社員もいたので、柔軟な対応をしています。

ただ、今では8割の社員がプロフィール写真を設定しており、自然と定着していますね。

また、毎週金曜日に「サンクスデー」を設け、社員同士が感謝のメッセージを送り合うことを奨励しており、この取り組みは社員のモチベーション向上にも繋がり、感謝の文化も社内に根付いてきたと感じています。

【効果】運動会など社内イベントによる従業員の参加意識向上

〜TUNAGを使った運動会などの社内イベントはどのように推進しましたか?〜

浅野:運動会は代表がやりたいと提案してから5年かかってようやく実現しました。TUNAGを使って参加者を募り、ゴールデンウィーク中に開催したところ、家族と一緒に300人以上の参加者が集まりました。みんなで楽しく過ごし、社員同士の団結が深まりました。

「来年もやろう」という声がたくさん上がり、イベント自体は大成功でした。

【業務改善】アンケート活用と業務の効率化

〜TUNAGを活用して、業務の効率化以外にも社員の交流や福利厚生の面でどのように活用されていますか?〜

浅野:例えば、お取引先からプロ野球の観戦チケットをもらったとき、TUNAGで「希望者を募ります」とお知らせし、Googleフォームを使って簡単に抽選を行いました。

以前は紙で集めていたものを、デジタルで効率的に処理できるようになり、業務がスムーズになった実感があります。今後は、テストなども含めて、TUNAGを活用してさらに業務のデジタル化を進めていきたいと思っています。

【TUNAGの位置づけ】社内コミュニケーションの基盤となる重要なツール

〜TUNAGはいま、貴社にとってどのような位置づけにありますか?〜

浅野:TUNAGがないと今では社内の情報がうまく伝わらないくらい、欠かせないツールになっています。

社内報やスケジュール、重要なお知らせをすべてTUNAGで伝えるので、情報が一元管理され、誰でもすぐに確認できる。以前のように紙で伝えていた時と比べると、伝達スピードが全然違いますし、情報が活字として残るので、全員が自分のタイミングで確認できる点も大きいですね。

【TUNAGが向いている企業】拠点間の連携強化と企業文化の向上に最適なツール

〜TUNAGはどんな企業に向いていると思いますか?〜

浅野:TUNAGは、拠点が多い企業や、社員間のコミュニケーションがうまくいっていない企業に特に向いていると思います。拠点がバラバラだと情報が行き届かないことがありますが、TUNAGを使えば、全社員にスムーズに情報を届けられる。社内のつながりも強化され、社員同士が簡単にコミュニケーションを取れるので、社内文化の改善や従業員満足度の向上にも役立つのではないでしょうか。

TUNAGで実現する組織文化の変革と企業の成長

〜最後に、TUNAGを通じてどのような組織を目指しているのでしょうか?〜

浅野:TUNAGを使うことで、社員一人ひとりがもっとオープンにコミュニケーションを取り、意見を交換しやすい社風を作りたいと思っています。それによって、従業員満足度を高め、働きやすい環境を提供することが、結果として企業の成長に繋がると確信しています。


社員の意見をもっと反映させ、個々の声を大切にすることで、より良い組織にしていきたいですね。

私たちは「百億企業」を目指して動いていますが、そのためには、社員の離職率を下げ、定着率を上げることが大きな課題です。TUNAGの活用を通じて、社員同士のつながりを深め、社内の一体感を作ることで、離職率を下げるだけでなく、成長意欲が高まった社員が増え、会社の力が一段と強くなると思っています。

TUNAGを通じて、社員の提案やアイデアをもっと引き出し、それを業務改善や新しい取り組みに活かす仕組みを作り上げていきたいですね。これからも、社員が意見を出しやすい環境を整え、全員が成長できるような組織文化を築いていきたいと思います。

最終的には、TUNAGが社内のコミュニケーション基盤として欠かせない存在になり、全社員が自分の意見をしっかり伝え合い、会社としての方向性に共感して一丸となるような環境を作っていく。それが私たちの目指す未来像です。

〜浅野様、お話しいただきありがとうございました!〜

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