愛知県一宮市を中心に、自動車販売、車検・整備、レンタカーなどの事業を8拠点で行い、お客様のカーライフ全般をサポートする有限会社光田モータース様。「サンキュッパ専門店ミニック」「未使用車専門店ミニック」などを運営しています。
コロナ禍でコミュニケーションが希薄になったことや、情報伝達の手段がアナログで、情報がリアルタイムに伝わらないことに課題を感じていた同社。TUNAG(ツナグ)を導入後、社内の情報共有や、有給申請等のペーパーレス化、拠点を越えたコミュニケーションの活性化に取り組んでいます。
実際にTUNAGをどう活用しているのか、代表取締役社長の光田耕平様、軽39.8万円専門店ミニック 事務の平野綾香様にお話を伺いました。
導入前の課題
コロナ禍で社外交流ができず、コミュニケーションが希薄に
※代表取締役社長:光田様
〜導入前に感じていた課題について教えてください。〜
光田:私が社長に就任したタイミングでコロナが非常に流行り、社内のコミュニケーションが、もう全くと言っていいほど取れなくなってしまって。もともと光田モータースは、会社の外でのコミュニケーションが多くて、私もみんなと会食に行ったり、家族みんなで揃ってバーベキューをしたり、会長もそういうイベントが大好きだったんですけど、みんなで集まって色々なことをするのが、もう一切できなくなってしまって。
社員もやっぱり「コロナが怖い」と言うので、その中でコミュニケーションが取れないことが、まず一番の課題だったと思います。
情報伝達の手段がアナログで、伝わらないことが多々あった
〜TUNAG導入前の、情報共有の運用方法や手段はどのように行なっていましたか?〜
光田:基本的に情報共有は、電話かファックスで拠点に流すのと、拠点会議の店長会議で各店長に伝えてもらうのと、全員が集まる朝礼で発信するというやり方でやっていました。
直接ファックスを送ったり、声を掛けたりという形でやっていて、どうしてもお休みの人がいたりするので、伝わらないことが多々出てきている状況ではありました。
TUNAGの導入背景
称賛文化を作り、コミュニケーションを活性化させたかった
〜TUNAGのお話を聞いた時に興味を持っていただいたポイントを教えてください。〜
光田:コロナ禍でコミュニケーションが取れなくなっていて、私が「こういう会社にしたい」という想いとかを伝える機会もやっぱりなかなかないし、TUNAGを使ったらそれがすごく伝えやすくなるのかな、ということがまず一つありました。
もう一つは、グッジョブカードとかでコミュニケーションが取れそうだな、というのもありましたね。こう、褒め合うってすごくいいじゃないですか。褒め合う文化が生まれてきたら、すごく面白そうだなと思って。
他にも有給の申請とか、色んなポイントがあったんですけど、やっぱり僕の想いを伝えたいということと、コミュニケーションを活性化させたいというのが、一番の理由ですね。
他社ツールと比較して、導入のハードルが低かった
〜TUNAGを選んだ決め手を教えてください。〜
光田:いわゆる仕事で使うチャットやプライベートで使うチャットも、考えはしたんですよ。でもやっぱり、プライベートチャットだとプライベート感が出すぎてしまう気もしたし、別の仕事用のツールもアカウントの作成が大変で、結構いろいろなハードルがありました。
TUNAGさんは、その辺りについて導入のハードルがすごく低くて、導入しやすそうだったのが、大きな要因としてはあったかなと思います。
TUNAGを活用した具体的な取り組み
スケジュール掲示からスタート、情報共有や申請のペーパーレス化に活用
〜業務ツールとしてTUNAGをどう活用しているか、教えてください。〜
光田:スタートはやっぱり慣れてもらうために、社員にとって便利になるような休日カレンダーや、年間のスケジュールみたいなものを載せて、TUNAGを触ってもらうところからスタートしました。
平野:最近はコロナ禍ということもあって、出勤時の検温チェックから一日をスタートする形でTUNAGを使ってもらっています。他にも、弊社は8つの拠点があるので、各拠点のお知らせの情報発信や共有を行なったり、有休申請などこれまでアナログだったところをペーパーレス化していこうという活用もしています。
称賛やプライベートの投稿で交流を促進、社内通貨「ミツダポイント」も
〜コミュニケーションツールとしての活用方法を教えてください。〜
平野:グッジョブカードで社員のお誕生日をお祝いしたり、良い行動や感謝の気持ちを伝えたりしています。他にも、ペットの紹介やオススメの飲食店の紹介など、プライベートの投稿をして、お互いを知るためのツールとしても活用しています。
また、リワードの機能を利用して、社内通貨の「ミツダポイント」というものを設定しています。社員はコミュニケーションに関する投稿をするとポイントが貯まり、豪華な景品が当たる「サイコロチャレンジ」の抽選権を獲得できます。サイコロチャレンジも、社員みんなでイベントを楽しめるように工夫して取り組んでいます。
TUNAGの運用ステップや運用体制
まずは情報共有、次にコミュニケーション、と運用ステップを進めた
〜TUNAGを導入してから、どのように運用を進めていきましたか?〜
平野:スタート時の1年目は、情報共有のツールとしてはすごく定着したんですけど、コミュニケーションに関する投稿やコメントが少なく、利用する社員も一部に限られていました。
もっとTUNAGに触れるきっかけを増やし、全社員の声を反映させてTUNAGを作っていきたいということで、2年目からプロジェクトチームを立ち上げたり、リワードの機能を導入したり、そういったところで大きく変化がありました。
※軽39.8万円専門店ミニック 事務:平野 綾香 様
TUNAGを主体的に運用するプロジェクトチームを発足
〜プロジェクトチームについて、詳しく教えてください。〜
平野:各拠点からメンバーを選出して、社長を中心に8名でプロジェクトチームを結成しました。私自身、ものすごく仲間が欲しかった気持ちが大きかったのもありますね。
月1回ミーティングを行い、チームみんなでイベントの企画などを考えたり、投稿の声がけをお願いしたり、課題の改善にも取り組んでいます。プロジェクトチームの中でも役割分担をしていて、お知らせの情報発信の担当や、ミーティング・イベントの司会進行の担当、TUNAGのオリジナルスタンプの作成担当、あとはアイデアやヒラメキを出してくれる担当がいます。
〜TUNAGのカスタマーサクセス担当の支援体制はいかがですか? 〜
平野:そうですね。私自身、今まで何社か働いてきましたけど、こういう取り組みをするのは初めてで、本当に分からないことだらけでした。でも、そんな中でもTUNAGの専任担当の方の距離感が近く、不安やわからないことに向き合ってくださいました。
「エンゲージメントアカデミー(※)」では、TUNAGを運用している他の企業の方と交流ができて、会社の規模感が違っても、やっぱり通ずるところがあるので、そういったところでコミュニケーションが取れるのは、すごく良い機会だなと思います。
※光田モータース様は、エンゲージメント向上に取り組むTUNAG導入企業の繋がり・学びの場「
エンゲージメントアカデミー」に参加されています。
TUNAGの導入効果
「こんな人いたっけ?」が解消され、人間関係での離職がなくなった
〜TUNAGの効果を教えてください。〜
光田:うちは拠点がたくさんあるので、TUNAGを使う前は、入社した時に自己紹介をやってもらっても、後後になって分かるというか、「こんな人いたっけ?」みたいな状況が結構あったんです。
TUNAGで自己紹介をやることによって、コミュニケーションのスタートがすごく切りやすくなりましたね。また、グッジョブカードとかで誕生日のお祝いをしてもらえて「嬉しかったよ」という言葉が聞こえてくるようになり、雰囲気がすごく良くなってきていていると感じます。
会社のコミュニケーションが活発化したことで、離職率というか、人間関係で会社を辞める人が今は全くいない状況で、そこは光田モータースとしてはすごく大きな変化だったなと感じています。
情報共有やコニュニケーションが改善、拠点を越えた交流が生まれた
平野:導入当初の課題であった、社内での情報共有ができていなかったり、社員間のコミュニケーションが不足していたことはかなり改善されました。
2年目からはプロジェクトチームを立ち上げたことで、投稿へのコメント数が倍以上に増えましたし、リワード機能を導入したことによって、格段に社員間のコメントや投稿が行き交うようになり、社内にもかなり良い影響をもたらすことができたなと思っています。
平野:リアルの交流やコミュニケーションを促進したかったこともあり、社員総会ではTUNAGのプロフィールや投稿を元にクイズゲームを実施したんです。細かいところまで投稿を見ている社員の方もいて、すごく盛り上がりました。リアルなイベントを開催して、社員の皆さんが喜んで楽しんでいる姿を見て、社内にも良い流れを作れるようになったのかなと思います。
リワードの機能を使ったミツダポイントについても、「ポイントがあと少しで貯まります」「この投稿しますね」という声をもらったり、拠点を越えた社員同士のコミュニケーションがいくつも生まれて、嬉しく思いました。
組織として目指す姿
「この会社が大好きだ」と言ってもらえるような組織に
〜今後、光田モータース様ではどのような組織を目指していますか?〜
光田:弊社は売り上げ50億を目指していて、経常利益1.5億を目指しています。8拠点もあると、どうしても社員間のつながりが薄れがちなので、全社員のコミュニケーションをしっかりとって、結束をもっともっと強くしていきたいなと思っています。
やっぱり社員の向いている方向がバラバラでは会社は大きくなっていかないと思うので、僕の想いをこれからもっともっと伝えて、拠点長・各社員の想いも同じにして、次世代のリーダーを育成していくのが、一番大事なところだと思うんです。
これからもお客様と社員を大事にしながら、やりがいを持って働ける会社を作って、仕事を通じて実りのある豊かな人生を社員に送ってもらえるような、「この会社が大好きだ」と言ってもらえるような、地域にも社員にも協力会社さんにも愛される会社にしたいと思っています。
〜光田様、平野様、お話しいただきありがとうございました!〜