POINT
- 課題:全国の従業員とのコミュニケーション不足
- 課題:私用のツールを使うことによるリスクがあった
- 運用:「投稿しなければならないこと」と「投稿したくなること」の2つを運用
- 効果:会社のコミュニケーションの中心となるプラットフォームに
- 効果:普段関わりの無い人同士が実際に交流できる機会が生まれた
会社名:カフェカンパニー株式会社
従業員規模:101〜300名
事業内容:飲食店舗の企画運営事業、地域コミュニティ事業、海外店舗企画運営事業
会社HP:http://www.cafecompany.co.jp/
▼POINT
課題:全国の従業員とのコミュニケーション不足
課題:私用のツールを使うことによるリスクがあった
運用:「投稿しなければならないこと」と「投稿したくなること」の2つを運用
効果:会社のコミュニケーションの中心となるプラットフォームに
効果:普段関わりの無い人同士が実際に交流できる機会が生まれた
カフェカンパニー株式会社様は、「WIRED CAFE」などを全国展開し、今では当たり前となったカフェ文化を日本に定着させた企業です。国内外に100店舗以上を出店、飲食店事業以外に、ホテル事業、グローバル事業、プロデュース事業など、事業を拡大させています。
「CAFE」という場を通じて、人と人との感性・共感コミュニティを創造するということをミッションに掲げており、店舗とともに、会社としてのコミュニティづくりにも力を入れていました。
その「コミュニティづくり」のため、自社でも「本部」と「店舗」の“双方向の”コミュニケーションの中心となるプラットフォームを築いていきたいという想いから、TUNAG(ツナグ)を導入いただきました。
飲食店経営において、どのようにTUNAGをご活用いただいているのか、田口様と永井様にお話を伺いました。
導入する前に課題に感じていたこと
本部と店舗、店舗内のコミュニケーション、「双方向」のコミュニケーション活性化
※左から、田口様、永井様
〜会社で課題に感じられていたことを教えていただけますでしょうか?〜
田口:外食産業全体の課題でもあると思いますが、店舗が増えると、全国の社員やスタッフとコミュニケーションの課題に取り組む必要が出てきます。当社も例外ではありませんでした。
コミュニケーション課題には3つあり、1つ目は「会社や経営陣の方針、考え方やメッセージを即座にどこにいても同じ情報量を共有できること」2つ目は、「店舗内でのスタッフのコミュニケーション」、3つ目は、「他の店舗の状況や顔や声が見えなくて、一緒の組織にいる感覚がないということ」ですね。
「街に新しいコミュニティの風景を作る」会社としては、会社の組織も常にフラットなコミュニティでありたいという思いがあります。
永井:実際、業務で使っているチャットツールでは、本部と店舗で働く時間にズレがありうまくいっていないと感じていました。
メールでも日報を送っていましたので、各店舗で毎日何らかの学びがあるはずなんですが、ちゃんとストックされておらず、社内全体に共有もできていなかったんです。
私用のツールで情報をやりとりしているリスクがあった
田口:店舗内のコミュニケーションでいうと、業務のやりとりを私用のツールでやりとりすることのリスクを解決しなければなりませんでした。
個人のアカウントを業務用のやりとりに使うことに抵抗がある人もいると思います。また、永井が申し上げたように、その情報が会社にストックされないということも課題でしたね。
TUNAG導入を決めた理由
社内コミュニケーションを中心したプラットフォームだった
〜チャットツールやイントラネットなど、様々なサービスを検討されていた中、TUNAGに決めた理由は何なのでしょうか?〜
田口:SNSやイントラネット、組織診断等、サービスは色々ありますが、「何を中心に置いて」ツールを使うのかという点で、選ぶものは変わると思います。
当社の場合、タスクの管理や業務上のやりとりがメインではなく、「社内コミュニケーションの活性化」を中心に置けるプラットフォームを探していました。
業務的なコミュニケーションよりは、もっとフランクなものにしたいという意図もありましたので、TUNAGに決めましたね。
他に理由があるとすれば、TUNAGの担当者の方、開発のスタンス、当社の課題をどれだけ理解してくれているか、という点も見ていました。
TUNAGは開発がこれからも続いていくフェーズだと思うのですが、当社の向かっていく方向性や叶えたいこと、つまり「社内のコミュニケーションの活性化」や「エンゲージメントの向上」を中心としているという点で、同じ方向を向いてくれているというのは大きかったです。
〜実際には写真投稿もとても多いのですが、飲食店で働く方にとって写真投稿も相性が良いのでしょうか?〜
田口:そうですね。飲食店にとっては、店舗の風景や食事などを「写真」で伝えることの方が圧倒的に伝わります。
現場のスタッフがテキストで打つのは大変ですし、写真の方が早いですしね。食事は特にビジュアルでないと伝わりませんので、写真や動画で気軽に投稿できるのはいいですね。
現場から情報が上がってくる仕組みが運用できる
田口:現場が考えていることを、本部や店舗同士で共有し、情報が上がってくる仕組みにしたいと思っていました。みなさん、他の店舗の情報って気になっているんですが、どう聞いたらいいのかそもそも分からないんですよね。
そもそも、「教えて」と聞かなければいけない状態って、しんどいんですよ。その状態で何かを質問することって、ハードルが高くて難しいと思います。
普段から情報が発信されていたり、ストックされている状態がベースにあれば、コミュニケーションしやすくなると思います。そういった点で、TUNAGは「制度」という箱を設け、投稿しやすい内容があれば投稿し、それがタイムラインに流れます。
あとは、それを見て気になったものにリアクションしてみれば良いので、始めやすい仕組みだと思います。
TUNAG導入の進め方、活用方法
「投稿しなければならないこと」と「投稿したくなること」の2つを運用
〜導入はどのように進めたのでしょうか?〜
永井:社員の全体総会の時に、上の人からではなく、私からTUNAGリリースの発表を行いました。また、TUNAG運営チームがあるのですが、メンバーを事前に募り、アナウンスを段階に分けて行ってきたのも大きかったと思います。
〜みなさんに使ってもらうために工夫されたことはありますか?〜
永井:スムーズにみなさん登録してくださいましたのであまり困らなかったです。95%登録してもらえましたね。みなさんが“絶対に使うもの”と“使いたくなるもの”の2つを入れたことが工夫した点ですね。
“絶対に使うもの”として入れたのは、業務日報です。今まではメールで送っていたのですが、それをTUNAGに移行しました。今までやっていたことを移行するだけでしたのでスムーズでしたね。
2つ目は「まかない写真館」といって、店舗のキッチン担当の方が作ったまかないを投稿してもらう箱を作りました。みんなどんどんあげてくれていますね。
※「まかない写真館」・・・各店舗のスタッフがまかないを作った時に投稿してくださっています。
田口:まかないって、現場の日常を表現できるものですし、キッチンのスタッフの創意工夫がつまっているものなんですよね。そんな日常で行われている創意工夫やメンバーの個性を、店舗の中だけでなく、会社全体の文化としても広げていけるのでいいですよね。
例えば、年に1回料理コンテストをやって……と準備していると、参加ハードルが高いですし、何度も企画できるものではありません。「まかない写真館」は、普段の業務に近いところで、「こんなのが今流行ってて」とか、「今日はちょっとうまくできました」みたいなのが気軽に発信できる仕組みになっています。
その投稿に対して、「おいしそうだね!今度教えて」ですとか、「これはメニューにできそうだな」みたいなやりとりもできます。
※詳しいTUNAG活用術を資料にて公開しております!ぜひご参考ください。
カフェ・カンパニーの「現場から意見の上がる活気のある会社づくり」実践事例
TUNAG導入後の効果
会社のコミュニケーションの中心となるプラットフォームができた
〜様々な取り組みをまだまだこれからも始めていくところだと思いますが、現在でどんな効果を感じていらっしゃいますか?〜
田口:明らかに、「TUNAG見たよ」「TUNAGに載ってるよ」というようなやりとりは耳にするようになりました。“TUNAG”という言葉は浸透していますね。社内のコミュニケーションの中心になってきていると思います。
日報や社長からのメッセージなど、会社の情報がTUNAGに集まってきているということですよね。もちろん、従業員のプロフィールや店舗の情報もTUNAGに載っていますので、そういった点でプラットフォームとして機能してきていると思います。
リアルでのコミュニケーションにつながっている
永井:最近、本部のキッチンチームのパティシエの方が、「会社の中でスイーツ部を作りたい」と話してくれて、TUNAGで募集したのが嬉しかったですね。
パティシエとしての知識を社内にもっと共有していきたいということと、スイーツについて興味のある人と集まって知識を高めていきたいということを話してくれました。
〜素敵ですね、どのような人が集まってくれているのでしょうか?〜
永井:知識を仕事で活かしたいという人、スイーツが好きだから学びたいという人、お客様にもっと説明できるようになりたいという人、様々です。現場の方が多く集まってくださったので、普段関わりの無い人同士が交流できる機会になりました。
TUNAGという場があり、普段から投稿を見る習慣ができてきていたからこそ、「こういうのやってもいいんだ」という気持ちができて、自主的に手があがった例だと思います。むしろ、勝手に始まっていましたね(笑)
〜強制せず、自然と「そういうのをやってもいいんだよ」という雰囲気をTUNAGで作れていたのが良いですね〜
永井:自発的に手があがるものを推進していく方が長く続くと思います。ですので、何かを強制することは考えていません。
このような事例が自発的にあがることで、会社の費用を使えるように社内で交渉したり、さらに広げていく役割を果たしていけたらと思っています。
今後考えていること、目指していること
双方向のコミュニケーションをTUNAGとリアルでさらに深めていきたい
永井:先程お話したような、「リアルのコミュニケーション」にさらにつなげていきたいです。ちょうど今考えているのは、「朝食会」です。毎月テーマを決め、TUNAGで告知し、社長やゲストと現場の方で語る機会を作ろうとしています。
朝ですと現場の方も集まりやすいので、みんなで朝ごはんを作って、食べながら話す場にしたいですね。そして、その話した結果をTUNAGで伝える…という形で、リアルとTUNAGと双方でコミュニケーションを深めていきたいと思います。
〜テーマはどんなものを考えているのですか?〜
永井:会社として、「コミュニティを創る」という理念があるのですが、では、「コミュニティとは?」というみたいな議論を現場のみなさんとじっくりする機会って無いんですよね。
会社の考えや、ビジョンに関するテーマ、先程のようなスイーツやワインみたいな“食事”に関するテーマで語りながら、つながる場を設けていきたいですね。TUNAGにはフランクな空気感があるので、もっとラフにみなさんをつなげて巻き込んでいけると思っています。
離れているからこそ、TUNAGをリアルタイムで現場の熱意や情報が上がってくるハブにしていきたい
田口:従業員一人ひとりから一本の線でつながるのではなく、たくさんの線でつなぎ合い、店舗や本部を超えていけるようにしたいですね。
その線が多ければ多いほど強くなれると思うんですよね。その中心にTUNAGがあるというイメージです。
〜店舗同士が物理的な距離で離れているからこそ、つながりが必要ですよね〜
田口:外食産業においては、やはり店舗がお客様と接していますので、その現場が全てだと思います。現場のスタッフがどうやって本部や他の店舗とコミュニケーションをとるか、どう本部が支援していくか、というところが、会社としての強さにつながると思います。
フラットな形で、リアルタイムで現場の熱意や情報が分かる関係でなければならないので、その強い関係づくりを本部で行っていかなければなりません。
最終的に売上の向上やお客様満足ももちろん求めていきますが、お客様が「また来てくれる」「また来たくなる」というコミュニティづくりをするために、そのベースであるカフェカンパニー自体のコミュニティがしっかりと作られていることを推進していきたいと思っています。
〜田口様、永井様、お話いただきありがとうございました!〜
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カフェカンパニー様が実践するさらに詳しいTUNAG活用術を資料にて公開
カフェカンパニー様が、どのようにTUNAGを活用され、現場のスタッフからの情報発信を進め、コミュニケーション促進を行っているか、具体的な活用方法を資料にまとめております。
WEB上には公開していない事例ですので、是非ご覧ください!
▼『TUNAG』について
『TUNAG』では、会社として伝えたい理念やメッセージを、「社内制度」という型として表現し、伝えていくことができます。会社様ごとにカスタマイズでき、課題に合ったアクションを継続的に実行できるところに強みがあります。「施策が長続きしない」「定着しない」というお悩みがございましたら、「現在のお取り組み」のご相談を無料で行っておりますので、お問い合わせください。