POINT
- 課題:部門間のコミュニケーションが希薄化していた
- 課題:従業員のモチベーションアップに繋がる仕組みが無かった
- 活用:スキルアップ、トレーニングなどをポイント制にして運用
- 効果:会社で働く人を知ろうとする姿勢が生まれた
- 効果:社内ポイントの仕組みで会社が盛り上がった
会社名:株式会社YARD by fan’s
従業員規模:〜50名
事業内容:フィットネスジムなどの店舗運営事業、インストラクター派遣事業など
会社HP:https://www.yard.jp/
▼POINT
課題:部門間のコミュニケーションが希薄化していた
課題:従業員のモチベーションアップに繋がる仕組みが無かった
活用:スキルアップ、トレーニングなどをポイント制にして運用
効果:会社で働く人を知ろうとする姿勢が生まれた
効果:社内ポイントの仕組みで会社が盛り上がった
株式会社YARD by fan’s様は、主にトレーニングスタジオ・パーソナルトレーニングジム、ヨガスタジオを運営する企業です。『人と笑顔が集まる企業へ』を企業理念とし、フィットネスやコミュニティ、サービスを通じてお客様とスタッフの笑顔を創出することを経営理念に掲げています。
店舗を複数展開していくうえで、ジム・スタジオ間のコミュニケーションの促進、スタッフのスキル向上意識を高めるため、TUNAG(ツナグ)を導入することとなりました。フィットネス業界では、フリーランスで働くトレーナーが多い中、株式会社YARD by fan’s様では自社で雇用する形をとっています。その理由や目指している姿、行っている取り組みについて、代表の古谷様にお話を伺いました。
感じていた課題、TUNAG導入のきっかけ
異なる事業を展開するうえで、会社として“大事にしていること”がバラバラにならないようにしたかった
〜TUNAGを導入されたきっかけや背景を伺えますでしょうか?〜
古谷:大きく2つあります。1つ目は、部門間のコミュニケーション活性化です。弊社は創業時からトレーニングスタジオの運営を行っていたのですが、少し前から別業態のヨガスタジオの運営も始めたんです。店舗をオープンするためにヨガ専門のスタッフを集めていたのですが、トレーニングジムとヨガって、似ているようで文化が全然違うんです。一つのことに対する捉え方、大事にしていることなどが異なるため、全く違う事業だと思って当時は店舗運営していました。
ただ、店舗が増え、スタッフの人数が増えると、会社として大事にしているものがバラバラになっていくような気がして、「まずいな」と感じたんです。その為、部門、店舗をまたいで共通してやりとりできるものが欲しいなと思っていました。
2つ目は、社員のモチベーションを上げたり、社内を盛り上げる仕組みが欲しいなと思っていたことです。そこで、従業員に付与したり使えたりする“ポイント”の活用を行う福利厚生の構築ができないかと考えていました。その2つを満たす活用ができるサービスとして『TUNAG』を見つけて、問い合わせしたのがきっかけですね。
〜それまではどのようにコミュニケーションをとっていたのでしょうか?〜
古谷:対面以外では日報のアプリを使ってその中でやりとりはしていましたね。ですが、そのアプリは当時トレーニングスタジオ部門のスタッフだけで、ヨガ部門の方では使っていませんでした。そこをこれからどうしようかと思っていたのもあります。日報にもコメントなどはつけられますし、やりとりはできますが、もうちょっとつながりを持てるものが良かったのでTUNAGを導入しました。
TUNAGを導入して実感した効果
会社で働く「人」を知ろうとする姿勢が自然に生まれた
〜TUNAGを導入して、これまでに無かった効果があるとしたら、どんなことでしょうか?〜
古谷:人のことを知ろうとする姿勢がすごくでてきました。先日入社式を行ったのですが、スタッフが自主的にTUNAGの自己紹介に書いてあるものを抜粋してクイズにして盛り上げたりしてくれたんですよね。そういうのをきっかけにして、TUNAGの中だけでなく、外でも人の“輪”ができているように思いました。
店舗が違うとそもそも日常で会うことが無いので、誰かが入社した時にどんな人が入社したのかってこれまで分からなかったんですよね。それが、「こんな人が入ったのか」とかと興味を持ってTUNAGを見にいくようになりました。業務上他部門の方とやり取りする時、事前にTUNAGでプロフィールなどを見ているので、会話しやすくなったと思います。
ただ、まだ使い方に慣れてきたところ…という感じですので、まだ慣れていないスタッフも含めてもっと活用してもらう必要があります。今は社内ポイントの消化を促していきたいと思っているので、ポイントがたまってきたメンバーがいたら声をかけてみたいと思っています。
社員に付与できる社内ポイントの仕組みが、自然と会社を盛り上げてくれた
〜TUNAGでの社内ポイント活用は、どのようにされていますか?〜
古谷:そうですね、社員のモチベーションUPのために、サンクスメッセージやスキルアップ、トレーニングなどをすればポイント付与。という形をとっています。たまったポイントはさらなるスキルアップに使えたり、休暇がとれたり、スタッフの食事会の費用にしたりする形で使用できる制度を用意しました。
〜たまったら使えるメニューはどうやって決めたのでしょうか?〜
古谷:「こういうものが求められているかな?」というものを私で用意して、TUNAGの説明会を行う時にスタッフにヒアリングしました。スタッフがそれならポイントをためたいと思うものでないといけないですしね。ちょうど今TUNAG導入後の意見をアンケートをとっているんです。そのアンケート内でも良い意見が出れば、取り入れていきたいですね。
〜ポイント活用をするにあたり、印象的なできごとはありましたか?〜
古谷:弊社は出勤退勤の報告はiPadで写真に撮るシステムを活用しているのですが、接客業なので、朝の段階で出勤しているスタッフには笑っててほしいんですよね。ですが、iPadで自撮りするだけなので、朝から笑顔で撮影してくれることはあまりなかったです。そこに対してある社員が、「“スマイル選手権”をやってほしい」と言ってくれたんです。「みんなが朝出勤した時の写真で、良い笑顔の人3人を決めて、ポイントをください!」といった感じで提案してくれました。実際にやると結構盛り上がりましたね。
※スマイル選手権が開催されている様子をTUNAGに投稿していただいています。
〜社内ポイント制度がみなさんのコミュニケーション活性化につながっていて良いですね!〜
古谷:他には社内イベントで卓球大会を行った時、優勝者にポイントを付与したりして盛り上がりましたね。ポイントの運用はこれからも色々と試していきたいと思っています。
従業員と会社のエンゲージメント強化のために考えていること
入社した方が早く会社になじんでもらうために、もっとTUNAGでコミュニケーションをとっていきたい
〜今後のTUNAGの活用についてやりたいことはありますか?〜
古谷:これから店舗も人も増やしていこうとしていますので、入社した人が早くなじんでもらうために、コミュニケーションをTUNAGでとることをもっと促進したいですね。それ以上に特別なことをしようとはあまり考えていないです。その人のキャラクターがちゃんとみんなに伝わるような取り組みをやっていきたいと思っています。
〜普段会えないので、近くに感じられるような取り組みをしていけると良いですよね〜
古谷:そうですね、普段全員が顔を合わす機会は多くないですがTUNAGはみんな見てくれていますので、つながりを感じられていると思います。日報など、TUNAGに投稿された内容に「おめでとう」とか「頑張ってね」とか褒めたり称賛したり声をかけあえる形が一番いいですね。みなさん楽しんで使ってくれているので、そのような形をこれからも続けていきたいです。
ライフステージに合わせた仕事ができる様な規模感にしていきたい
〜フィットネスの業界では、インストラクターの方を雇用する形はめずらしいのではないでしょうか?離職したり、フリーランスの方の移り変わりがよくあるイメージがあります〜
古谷:そうですね、業界的にフリーランスが多いです。フィットネス業界の中でもこのようなパーソナルジムにおいて正社員として雇用する形の歴史は浅いと思います。ですので、起業した当初は教育していくことが難しかったですね。あまり参考事例となるものもなかったので手探りでした。
〜そもそも社員として雇用していこうと思った理由は何なのでしょうか?〜
古谷:弊社の運営するジムは、2ヶ月くらいの短期間で痩せて卒業する……というタイプではないんです。スタッフの入れ替わりの多いパーソナルジムでは、そのシステムの方が運営的にもやりやすいかもしれません。しかし弊社のトレーニングジムは日常の生活の中に運動を取り入れてもらい、お客様と長くお付き合いしていくというスタンスです。お客様との付き合いが長くなることを考えると、スタッフも長く働いてくれる方がお客様も安心しますよね。さらに、サービスのレベルも上げていけると思います。フリーランスの方だと状況によって急に他のジムに移ってしまう様なケースもあるのでまずはお客様のことを考えて今の形をとりました。
〜接客業などのサービス業は採用費が上がって困っている、採用できないという課題を聞くのですが、そういうところも意図してその形をとっていたのでしょうか?〜
古谷:それは意図していたわけではないですね。お客様との関係、サービスの品質のことを考えてその形にしたので。ここ数年のフィットネス業界は、独立する人が非常に多くなった業界です。小さい場所でもいいので「自分の店を持ちたい」という人が増えました。初期投資もそれほど多くないので、比較的開業しやすいんですよね。ただ、独立するのは簡単なんですが、拡大したり、事業として継続していくというのは難しいかもしれません。
スタッフも当然、年齢によってライフステージが変わってくると思うのですが、雇用され一定の規模感があると、それに合わせた役割や仕事ができるようになりますよね。スタッフがそのような生活ができるように、会社を大きくしていきたいという想いがあります。
そして、会社を大きくすると人が増えます。人が増えるに従って会社としての輪をつくることをより意識しないといけなくなります。TUNAGがその輪を強くする役割を担っているんです。
〜古谷様にとって、会社と従業員のエンゲージメントが高い状態とはどんな状態でしょうか?〜
古谷:会社の考えをスタッフがちゃんと理解できるよう、背景をオープンにして、意図を理解してもらい、そこに共感して日々の業務ができている状態がエンゲージメントが高い状態ではないですかね。
「こういう会社にしていきます」という発信は社長の仕事なので、今起きている事やこれから起きる事の背景を含めて理解してもらわないといけないですね。できる限りみんなが納得して、日々の業務にあたってほしいと思っています。人数が増えてもそれはしっかり続けないといけないと思っていますね。
※TUNAGを利用して、社長からのメッセージを定期的に投稿しています。
〜「会社の考えが伝わらないな」と思った事はありますか?〜
古谷:伝わらないというよりも立場によって一つの物事に対する捉え方が違うことはよくあります。私は役割的に会社全体のことを考えて物事を考えますが、現場のスタッフからすると「自分の店舗にとってはこっちが良い」「自分にとってはこれが良い」みたいな物事の捉え方は当然起こります。ですので、そのあたりを解決するために、TUNAGを使って、背景や意図を日頃からしっかり伝えることを意識しています。現場の店長やスタッフも、自分の店舗以外の他の店舗の動きも見えますしね。
〜御社に集まっている方は、前向きで明るい方が多いのかな?と思ったのですが、採用時に気をつけていることがあるのでしょうか?〜
古谷:接客業なのでやはり入社時に人柄やコミュニケーション力は見ていますが、やはり入社してからの環境や人からの影響が大きいと思います。そういう点では、「仕事上でのコミュニケーションはとても大切」という話は普段からしていますので、そのコミュニケーション活性化をはかる手段の一つに、TUNAGがあるのかなと思っています。
古谷様、お話いただきありがとうございました!
▼『TUNAG』について
『TUNAG』では、会社として伝えたい理念やメッセージを、「社内制度」という型として表現し、伝えていくことができます。会社様ごとにカスタマイズでき、課題に合ったアクションを継続的に実行できるところに強みがあります。「施策が長続きしない」「定着しない」というお悩みがございましたら、「現在のお取り組み」のご相談を無料で行っておりますので、お問い合わせください。