POINT
- 課題:離職者が止まらず、コミュニケーションがうまくいっていなかった
- 運用:トップからの情報発信やコミュニケーションを増やす
- 運用:店舗同士でお互いが理解できるようにする
- 効果:離職者が前年より8割減少
- 効果:組織診断スコアの改善
株式会社夢現様
従業員規模:51~100名
事業内容:整骨院・鍼灸院の運営
URL :https://www.mugen-ss-group.com/
▼POINT
【課題】離職者が止まらず、コミュニケーションがうまくいっていなかった
【運用】トップからの情報発信やコミュニケーションを増やす
【運用】店舗同士でお互いが理解できるようにする
【効果】離職者が前年より8割減少
【効果】組織診断スコアの改善
株式会社夢現様は、京都府で整骨院・鍼灸院を運営されています。年間8,000人の利用者を超え、若い世代が活躍されており、約15店舗展開している急成長中の企業です。
この数年において急激に企業が大きくなる中、組織診断の結果に課題が多く見つかり、離職者も増えていたことから、組織改善を行うためにTUNAG(ツナグ)を導入されました。導入後、組織診断のスコアが改善し、離職者も以前と比較して8割減少するという効果が生まれたとのこと。
今回は代表取締役社長の村上様、人事部長の森様に、その取り組みについてお話を伺いました。※インタビューはオンラインにて行いました
TUNAG導入の背景
コミュニケーションがうまくいっておらず、離職者が止まらなかった
※代表取締役社長 村上様
〜TUNAGをご検討するにあたり、会社に対して感じていた課題はありましたか?〜
代表取締役社長 村上様(以下敬称略):TUNAGを導入する数年ほど前から、離職者が継続して出ていました。その原因を探るため組織診断を実施したところ、目を瞑りたくなるようなネガティブな結果がでてしまったんです。
課題として見えてきたのは「コミュニケーション」。特に、私たちは整骨院を複数運営している店舗ビジネスをとっていますので、特に「お互いが見えない」「分かり合えない」「伝わっていない」というような不満がでていました。何か手を打たなければならない、そう感じましたね。
〜それまで、本部からの情報はどのように伝えていたのでしょうか?〜
森様(以下敬称略):当時はポータルサイトがあり、そこに情報をのせていました。チャットツールで連絡していましたが、発信するだけでリアクションがとりづらく、現場になかなか伝わっていないということが多かったですね。
村上:本部の人間からすると、「いやいや、これって伝えているよね」「これって、こうやって言ったよね」って思っていたんですが、ギャップがありました。「ほったらかしにされている」「大切にされていない」そう感じていた社員が多かったようです。
TUNAGを導入した理由
ツールだけでなくフォロー体制があり、担当者の熱意を感じたこと
※人事部長 森様
〜その中でTUNAGを選定され、導入を決めた理由を伺えますか?〜
村上:経営者の友人からも話を聞いて情報収集していたんですが、自分たちの会社とマッチするか半信半疑でした。TUNAGが他と違うなと思ったのは、ITツールだけでなく、導入後にしっかりフォローする体制があるということですね。
営業の方から熱心に提案いただき、「このような方が支援してくれるならお願いしたい」と思いました。また、実際にTUNAGを見て使いやすそうだと感じたのも大きいです。スタッフが楽しんで使えそうだと画面を見て思いました。
既読数やリアクションを見て、スピーディーにPDCAをまわす
現場の方が困っていることを支援できるコンテンツからスタート
※夢現様の「制度一覧」画面。従業員同士のコミュニケーションにつながるものから、教育・研修コンテンツ、社内で必要な申請などもまとめられており、「会社の情報」が一元化されています。
〜導入されてから、どのようなことを行っていきましたか?〜
森:まずはお互いの顔が分かるように顔写真の登録を促しました。そこから、現場の雰囲気が分かるようなコンテンツを中心に投稿しています。ご担当の方から提案をもらいながら、会社の状況に合わせた制度を作って更新していきました。
〜会社のことがしっかり分かるよう、「制度一覧」の画面も充実していますね!〜
森:現場のみなさんが困っていることを支援できるような形にしています。実際に運用してリアクションが良くなかったり、現場の方の負荷が高くなってしまったりするようなことがあれば改廃を進めています。
社長自ら発信を強化。コミュニケーションは量が重要
〜村上社長もメッセージの発信だけでなくコメントも積極的にされていますが、心がけていることはありますか?〜
村上:組織診断の結果で「コミュニケーションが課題」と出ていたので、ご飯に誘ったり声をかけたりしていましたが、アナログな動きを行うには限界があるんですよね。
大切なのはコミュニケーションの“量”だと思っています。ですので、TUNAGを導入したら、自分の業務の最重要事項に置いて接していくことを決めていました。
※代表からのメッセージの一部です。親しみやすい形で高い頻度(週1+α)でメッセージを発信されています。テキストだけでなく動画を投稿されることも多く、パソコンやスマートフォンで確認することができます。
〜ログイン率、コメント率も高いですよね。森さんが運用をしっかりされていることと、村上社長が発信やコメントをされているのが大きいのでしょうか。〜
森:代表が動いているのはやはり大きいと思います。そうすることで管理職も動き、スタッフもの興味関心も生まれていきます。意識しているのは、常にスタッフに情報がちゃんと届くかどうか。
一方通行になってしまっては意味が無いので、「既読数」は見ています。次に「コメント数」ですね。ですので、タイムラインに情報が多くなりすぎないようコントロールもしています。
最初は一人ひとりから投稿できる制度を用意していましたが、今は「チームシェア」という制度にして、チーム単位での発信を行うように変えたのもそういう意図があります。
TUNAG導入後の効果
離職者「8割減少」に貢献、組織診断のスコアも改善
〜TUNAGを導入して感じられた効果や、エピソードなどがあれば伺えますか?〜
村上:目に見えて離職者は減りましたね。8割くらいは減少したと思います。退職する人が私に挨拶するときに、「いい会社に変わりましたね」って言ったくらいです。
また、組織診断を1年後に再度行いましたが、不満として出ていた箇所が改善されていました。「もっと会社をこうしていきたいです」という前向きな声がでていたほど大きな変化が生まれました。この変化は、間違いなくTUNAGが貢献していると思いますね。
森:店舗間やスタッフ間でのコミュニケーションの質が上がりましたし、導入する前よりも、会社が明るく元気になってきた印象があります。業績で見ても好転してきているので、そこはTUNAGの効果じゃないかと思いましたね。
〜このような効果が出るほど会社が変化した理由は、TUNAGよりもお二人の実行力やスピード感だと思います。組織改善はもともと時間がかかるものですが、御社の場合、毎月TUNAGの運用がアップデートしていて、PDCAが圧倒的に早くまわっています。そこができるのはなぜなのでしょうか?〜
森:TUNAGを動かすことは「現場のためになる」からですね。PDCAするしかありません。むしろ「DO DO DO」とずっとDOです(笑)
結局、考えているだけでは意味がなく、まずは「こうした方がいいのではないか」と思ったことをやる。それができるかどうかだと思います。うまくいかなかったら改善すればいいだけですし。
TUNAGの担当の方からも客観的な視点で意見・アドバイスをもらえています。こちらの状況を汲み取っていただきながらやりたいことを実現しいていけるのはとても助かっています。
管理職が主体的にコミュニケーションをとるように
森:管理職も大きく変わりましたね。率先してスタッフ一人ひとりに対してコメントしたりメッセージを送ったりしています。それは本当に良かったなと思います。TUNAGが使いやすいというだけでなく、代表の村上が考えていることを知れるという点や、「あったらいいな」を形にできる点も良いですね。
〜先日、全店舗で目標を達成したという投稿を拝見しました。TUNAGの投稿を見るだけでも熱量がすごく、かなり盛り上がったのではないでしょうか?〜
村上:そうなんです。初めて全店舗が目標を達成することができました。コロナの影響もある中で、私から見ても「難しいんじゃないかな……」と思っていたくらいです。ですので、本当に驚きましたね。
TUNAGが無かったら、周りの店舗からの声援もここまで届かず、頑張れなかったかもしれません。TUNAGでの励ましが少なからず力になり、あと一歩のところに届いたんだと思います。
今後行っていきたいこと
TUNAGを従業員一人ひとりが能動的に発信できる場所にしていきたい
〜これからの組織について考えていること、行いたいことについて伺えますか?〜
森:現場のスタッフの頑張りが見えるようになってきましたので、スタッフからの発信やスタッフ同士のやりとりをもっと増えるようにしていきたいですね。
村上:これまではどちらかというとトップダウンでメッセージを伝えていったフェーズだと思っています。弊社は「夢を実現する」という想いをこめて会社名を「夢現」としているのですが、みなさんの人生の夢を実現する舞台でありたいんですよね。
そのためには一方通行ではダメで、お互いwin-winな関係を作っていく必要があります。人生を楽しむには、受け身ではなかなか楽しめないと思いませんか?ですので、スタッフから能動的に発信していけるようにしていきたいですし、その中心に「会社のリビングのような存在」としてTUNAGがあればいいなと思っています。
〜村上様、森様、お話いただきありがとうございました!〜
▼『TUNAG』について
上記の株式会社夢現様の事例のように、
『TUNAG』では、それぞれの組織の課題に合わせた「打ち手」を実行することができ、従業員のエンゲージメント向上や、離職率の大幅な低下を実現できます。また、サンクスカードや社内報もTUNAGで運用することができ、部署や拠点を超えたコミュニケーションを活性化する仕組みがあります。
今回の事例のように、
・業界特有の離職率の高さを改善したい
・拠点や店舗を超えたコミュニケーションを活性化したい
・会社全体に理念や行動指針、経営の想いを届けたい
などのお悩みがございましたら、無料でご相談を行っておりますので、下記フォームよりお問い合わせください。
また店舗や拠点を超えたコミュニケーションを活性化するノウハウも無料公開しております。是非ご覧ください!