3,000名超の労働組合で、福利厚生の浸透とペーパーレス申請を実現「過去に例がない程、組合員が自ら情報を取りに来る」

ジェーシービー従業員組合/イオンフィナンシャルサービスユニオン 従業員規模:1001名〜 事業内容:従業員組合
▼POINT 【課題】社内掲示板では情報が届きにくかった 【課題】紙の申請手続きに負担がかかっていた 【運用】導入キャンペーンを実施し、利用促進 【運用】コロナ禍のテレワーク環境でも情報インフラとして運用 【効果】定量的なデータを元に改善スピードが向上 【効果】今まで知らなかった組合員の人となりが見えたことでコミュニケーションが活性化

ジェーシービー従業員組合 × イオンフィナンシャルサービスユニオン 対談】

ジェーシービー従業員組合様は3,000名以上の組合員が加入しており、 イオンフィナンシャルサービスユニオン様は3,600名以上の組合員が加入しています。 労働組合特有の組合員の皆さまに提供している様々な福利厚生の制度の活用促進、意見収集など、どのような環境の方でも平等に情報へアクセスできる環境がない、という課題を解決するためにTUNAG(ツナグ)を導入いただきました。 今回はその経緯や活用方法について、ジェーシービー従業員組合様の斉藤様 阿部様、イオンフィナンシャルサービスユニオン様の佐々木様にお話をお伺いしました。

TUNAG導入前の課題

情報が届きにくい社内掲示板と紙の申請が課題

〜TUNAGを導入する前に感じられていた各組合特有の課題を伺えますでしょうか〜 ジェーシービー従業員組合 斉藤様(以下敬称略): 社内イントラの中に組合の掲示板があり、組合員は社内掲示板を見て我々の活動に触れたり、提供している福利厚生を社内掲示板から利用していたのですが、社内イントラは業務環境外では見られない、ましてや業務時間を削ってまで見る時間を確保できないという悩みを抱えていました。また組合員の中には育休などの休職者もおり、各種情報にアクセスできないことは大きな課題でした。 加えて福利厚生の利用には紙の申請書の提出が必要で、組合員にとって負荷が重く、ペーパーレス化が必要と感じていました。 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木様 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木様(以下敬称略): 弊組も同じく、いつでもどこでも好きな時に誰でも情報を取りにいける環境を作りたいという考えがあり、今回導入を検討することになりました。 会社の形態として小規模な多事業所が全国各地、北海道から沖縄まであります。そのため、なかなか紙の広報物であったり、本部からの連絡を広く各拠点に周知させることに課題がありました。TUNAGはアプリ形式のものもあるということで、組合員の個人のスマホに入れることができればより情報も浸透しやすいではないかということで、事前にJCB様にご指導やアドバイスをいただきながら、TUNAGの導入に至ったという背景がございます。

TUNAGを導入した理由

アクセスが簡単にでき、情報が見やすい

※ジェーシービー従業員組合様の制度一覧(一部)です。組合員からのお知らせ、中央執行委員一覧など組合独自の制度や、サンクスメッセージ、スポーツ施設利用補助、優待券など幅広く制度を運営されています。TUNAGでは目的に合わせて制度を設計し、運用することができます。 〜場所に関係なく情報を伝達できるサービスを探されていた中、TUNAGを検討した理由、導入に至った理由について伺えますか?〜 ジェーシービー従業員組合 斉藤: 申請書のペーパーレス化はもちろんですが、組合員がスマートフォンを持っている状況でしたので、スマートフォンでも快適にアクセスできる環境をつくることを重視しました。 他のサービスも検討しましたが、スマートフォンで利用できなかったり、申請のワークフローがないということが懸念材料でした。TUNAGは弊組の抱えるどちらの課題も解決できる最適なソリューションであると思い、導入を決めました。 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木: 弊組も同様で、今の世の中にはいろいろなSNSや社内ツールがありますが、なかなかウェブとアプリの両方に対応しているサービスというのは意外と少なかったと思います。 先程のJCB様の話の中に、紙の申請をペーパーレス化というワードでありましたが、新しいものを導入する時にアプリだけですと、「スマホを持ってない方はどうするのか」などの別の課題が出てくると思うので、ウェブとアプリの両方で対応できる部分が他社のサービスにはない一つの魅力だと思います。

導入後の運用方法

少人数での利用からスタート

※イオンフィナンシャルサービスユニオン様の制度一覧(一部)です。委員長メッセージや各種連絡事項、エリア別の掲示板など幅広く制度を設計、ご活用いただいてます。 〜TUNAG導入後は、まず初めにどのようなことから取り組んだのかお伺いできますでしょうか〜 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木: 弊組はまず本部の5名で内容の共有をして、その後に全国にいる中央執行委員での月例会議の中で初めての提案をして導入する、という形で進めていきました。当初は凄く不安がありましたけれど、初めて提案した時に世代問わず皆さんからポジティブな反応を得られたので、それが後押しになりました。 ジェーシービー従業員組合 斉藤: 弊組もイオンフィナンシャル様と同様、全国に中央執行委員という組合の委員が100名弱在籍しています。 先程の導入の背景でもお話したように福利厚生など各種申請にTUNAGを使ってもらいたい、ということが最初の目的としてあったので、福利厚生のメニューをみんなで少しずつ触ってみたり、「こんな福利厚生あるんだよ」というような紹介をしてみたり、少しずつ活用をはじめていきました。

利用を促進していくための工夫

〜TUNAGの利用を促進していくために工夫された点をお伺いできますでしょうか〜 ジェーシービー従業員組合 斉藤: 社内イントラである掲示板での周知や、社内のメールマガジンでTUNAGの導入についてお知らせを発信する、ということをやりました。 特に工夫した点としては、スタートキャンペーンを実施しました。一番最初にログインした時にキャンペーンのお知らせが出てくるように設定をし、基本的な操作方法もそこに記載しました。また、TUNAGの利用に関してのアンケートに答えると抽選で何かプレゼントしますというキャンペーンも同時に実施しました。 プレゼントに惹かれてという人もいるのかもしれませんが、そのお知らせを見て登録してみようと思ってくれた人も多く、スタートダッシュは比較的うまくいったと思います。 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木: 定期的に広報誌を発行しているのですが、TUNAG導入のタイミングでその号外を発行しました。JCB様にもキャンペーンに関してのアドバイスをいただき、TUNAGのユーザー登録と会社のイオンカードの利用の両方を促進するキャンペーンを実施しました。 具体的な内容としては、TUNAGのユーザー登録をした後に、イオンカードでお買い物いただいた方には、上限五千円までのキャッシュバックをしますというように、補助金申請の位置付けでキャンペーンを実施し、キャンペーンの甲斐もあってか、ユーザー登録数は徐々に増加してきています。

コロナ禍のテレワーク環境でも情報インフラとして運用

〜コロナ禍において苦労した点や、逆にコロナ禍だからこそTUNAGが役立ったシーンがあればお伺いできますでしょうか〜 ジェーシービー従業員組合 斉藤: コロナ禍において一番苦労したのは、どこの皆さんも同様だと思いますが、在宅勤務への移行など急激に環境が変化したという点です。出社時は社内のイントラにアクセスすることができますが、在宅勤務になると、社内のイントラにアクセスできないケースもありますので、我々が情報を発信しても、組合員に情報が届かないという事態になりました。 あとは、やはり集まることや面談をすることが、組合の基本的なスタイルだと思いますが、コロナの影響でそれができなくなってしまったというのも大変苦労しました。特に今までは職場の会議室に集まって、中央執行委員会や大会で議案審議や情報共有を行っていたのですが、それもできなくなってしまいました。 そこで審議については、急遽TUNAG上に議決投票の制度を作り、審議資料の掲載をしたり、議員へのお知らせをしたりすることで、説明と投票がTUNAG上で完結する仕組みを作ることができました。TUNAGがなければ、重要な意思決定ができない状態になっていたと思うので、このような状況をTUNAGの制度を利用して乗り越えることができたのは、本当に大きな成果でした。 そのような経験をへて、10月からの新しい期は一部残っていた社内メールでの議決権の提出などは完全にTUNAGに一本化することにし、これまでの負荷も解消させました。 ※ジェーシービー従業員組合様がコロナの影響により審議を対面で行えなくなった際に作成した「議決投票制度」です。TUNAGの制度を上手くご活用いただきながら、コロナ禍で発生した組織の課題に対して対応されたお取り組みです。

TUNAGのカスタマーサクセスが、提案・実操作などトータルでサポート

〜TUNAGのサービスでは個別にカスタマーサクセスという専任の担当者を付かせていただき、活用のご支援をさせていただいております。実際にどのような形でサポートがあったのかお伺いできますでしょうか〜 ジェーシービー従業員組合 斉藤: カスタマーサクセスの方は、まず私たちがどういうことをやりたいのか、どういうことを目指しているのか、というところを熱心に聞いてくださいますし、それに基づいてTUNAG上でこういうことができるのではないかというように提案をしてくださいます。 私達もTUNAGの中でまだまだ知らない機能というのがたくさんありますので、そういったところの実操作まで含めて、トータルでフォローしていただける点は非常に助かっています。 ジェーシービー従業員組合 阿部様(以下敬称略): なにか要望を伝えた時にすぐ具体的にTUNAGの機能の説明や提案をしてくださるので、やりたいことがすぐに実現するというのも大きいと思います。 さらに言うと、私が思っている以上の高次のビジョンのところまで引っ張ろうとしてくださるので、そこまで到達しなかったとしても少なくとも前に進むということが必ず起きています。 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木: 私たちはJCB様より後にTUNAGを導入したのですが、導入した時には同じ労働組合であり、なおかつ同じカード会社であるJCB様を担当されている方に担当者としてついていただきました。同じような組合での運用をご支援されているので相談もしやすく、スタートから心強かったです。実際に相談させていただく時も、チャット形式で問い合わせをしてすぐにレスポンスをいただけるので、困りごとが起きた時にもとても安心感があります。

TUNAG導入後の効果

定量的なデータをもとに、改善スピードがアップ

ジェーシービー従業員組合 斉藤様、阿部様 〜TUNAGを導入して感じられた効果や、エピソードなどがあれば伺えますか?〜 ジェーシービー従業員組合 斉藤: 大きく三つの効果があったと思います。 まず、一つ目として、能動的に組合の情報に触れにくる組合員の数が大きく増えました。 直近では、月間のログイン率が50パーセントを超えましたが、人数で言うと1800人ほどの組合員が自分から組合の情報に触れに来るというのは、過去に例がなく、TUNAGがなければ実現しなかった成果だと思います。 二つ目は管理画面で、ログイン率やどの制度にどれだけのアクセスがあるのかということが全て数字で確認することができるという点です。どの施策にどれだけの反応があるのかが一目でわかるので、次の施策を展開する時のヒントになったり、同じ施策でも見せ方や発信の仕方を変えるヒントになったりと役立てています。特にこれは紙の申請では絶対に分からない部分ですし、こちらからの一方的な発信ではなく、組合員からの反応が見られるのは、TUNAGの大きな効果だと思います。 三つ目は今の話を踏まえてにはなりますが、組合活動の施策のスピードがアップしたという点です。今までは福利厚生の制度などを作るのに、一年以上かかる場合もありましたが、TUNAGだと、制度自体を簡単に作れるので、そのおかげで「こんな制度を作ってみよう」ですとか、「こういうお問い合わせの窓口作ってみよう」のように新たな取り組みが以前よりも格段に始めやすくなりました。

今まで見えていなかった組合員の姿が見えるように

ジェーシービー従業員組合 阿部: 他にも、導入当初は想定していなかった効果として感じているものがあります。 例えば最近では、健康促進補助という形で、マラソンウェアの購入を補助するというのを期間限定で実施したのですが、想定していた以上の申請があり、組合員の中でのマラソン人口がこんなにあるのかということが分かりました。同様に、TUNAGを通しての取り組みの中で、組合員の方々の交友関係であったり、趣味や特技など、それぞれの人となりが見えてくることが増えました。このようにTUNAGで制度を運用していく中で、組合員の傾向ややりたいことなど、思わぬ情報が一緒についてくるというのを体験し、こういった情報が今後の運営や施策に活かしていくことができるのではと考えています。 ※ジェーシービー従業員組合様がコロナの影響により運動不足の組合員の健康を考えて作成した「健康促進制度」です。TUNAG上で制度を作成し、組合員の健康促進を目的とした活動の支援を実施されました。

今後取り組んでいきたいこと

今まで見えていなかった情報を知り、他業務でも活用したい

〜今後も行なっていきたいこと、TUNAGに期待していることを教えていただきたいです〜 イオンフィナンシャルサービスユニオン 佐々木: 弊組の場合はまだTUNAGを導入して間もないので、これからはまさに本部から流した情報を誰が既読してるのかというような定量的なデータを拾っていきたいなと思っています。 TUNAGを使うことで、組合員のなかでしっかりと情報を取りに来ている人や、TUNAG上でコメントをたくさん残してくれる人、またリアルの会議体は忙しくて参加できないけど組合の情報は欲しいという人など、今までは隠れていたニーズもこれからは見えてくると思うので、中央執行委員の選定であったり、エリアを任せるエリア担当の選定など、次期リーダーを選定するという人材発掘・育成の部分でも活用していきたいと思っています。

業務とは違う繋がりを作り、組合員同士、さらには組合間の交流を増やす

ジェーシービー従業員組合 阿部: TUNAGのタイムライン上で組合員同士が声をかけ合ってるような状態を理想としていて、そこに向けて色々と施策を実施しています。また、TUNAGの担当が変わっていっても、問題なくTUNAGの利用が進むような土台作りを進めていきます。 ジェーシービー従業員組合 斉藤: 同じように、この従業員組合というプラットフォームの中で、組合員同士に普段の業務とは違った繋がりを持ってもらいたいなと思っています。また、同じ労働組合であるイオンフィナンシャル様も、今回TUNAGを使うようになりましたが、業務とは違う繋がりというのがこの労働組合の良さだと思っているので、TUNAGを使っている労働組合同士が共通のTUNAGというもので交流ができるとより面白いなという風に思いました。 今までも、労働組合同士の交流の機会というのはありましたが、やはりこのコロナ禍という状況の中で、実際にお会いして一緒に何かレクリエーションをやるというのは難しくなっていますので、オンライン上でそのような交流ができたらと思っています。 〜斉藤様 阿部様 佐々木様、お話いただきありがとうございました!〜 関連記事:「約3,000名の組合員に対して平等に」ジェーシービー従業員組合が“情報を知る環境”を大切にする理由
▼『TUNAG』について 上記の株式会社ジェーシービー従業員組合様やイオンフィナンシャルサービスユニオン様の事例のように、 『TUNAG』では、福利厚生の認知や利用促進、また申請書のペーパーレス化を目的として従業員組合にもご活用いただいております。また、在籍する全ての組合員様に情報を届けることもでき、顔を合わせることができない中でもコミュニケーションを活性化する仕組みがあります。 ・福利厚生の認知や利用を促進したい ・申請書などのペーパーレス化を進めたい ・多くの組合員に情報を届けたい などのお悩みがございましたら、無料でご相談を行っておりますので、下記フォームよりお問い合わせください。
TUNAG お役立ち資料一覧
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