行動指針が浸透する“サムカレッジ”の取り組みとは。社員の自発的な学びを楽しく促す「社内イントラ」として活用

会社名:サムライト株式会社 従業員規模:51〜100名 事業内容:コンテンツマーケティング事業、自社メディア事業 会社HP:https://somewrite.com/
▼POINT 課題:入社後に会社にすぐになじめるようにするための施策が必要だった 課題:情報をストックしておける場所がなかった 運用:写真や動画の投稿で、会社のリアルな“雰囲気”や社員の“個性”を知る 運用:TUNAGが社内研修・教育の場に 効果:社員が自発的に、楽しそうに学ぶ場が生まれた 効果:TUNAGから、社内に新しい文化が生まれた
サムライト株式会社様は、「広告を情報に変える」「マーケティングの新しいカタチをつくる」をミッションに掲げ、コンテンツとテクノロジーの力で、顧客のマーケティングやビジネスを支援している会社です。 業績が向上し、毎月新しい社員が入社する中、「入社した社員がすぐに会社になじめるよう、効果的なオンボーディング施策を実施したい」という経営管理部のミッションがより重要な課題になっていました。 また、現場の社員からは「どんな社員がいるのかを知りたい」という声が上がっており、会社の文化や価値観を表現する“社内イントラ”の整備も必要となっていました。 そのような背景の中で、コミュニケーションを生むことができる「動的な社内イントラ」として活用できるのではないかということで、TUNAG(ツナグ)を導入いただきました。経営管理部の松本様は、「導入後、学びの場が生まれたのが一番の効果ではないでしょうか」とお話します。 実際に、TUNAGをどのように活用頂いているのか、お話をお伺いしました。

導入する前に課題に感じていたこと

入社後会社にすぐになじめるように、物理的・心理的距離を縮める施策が必要だった

※代表取締役CEO 池戸様 〜TUNAGを導入する前に課題に感じられていたことや、みなさまのミッションを教えてください。〜 池戸:弊社では、新しい働き方を推進し、多様な価値観を尊重することを経営理念の一つにおいています。 今、会社と従業員との関係、“働く”という価値観が変わってきていますよね。そういう状況においても、強い組織づくりをしたり、社員がイキイキと働く会社をつくっていきたいと考えています。ここはまさに経営管理部としてのミッションの一つになります。 松本:直近の課題でいうと、入社後に会社にすぐになじめるようにするための施策が必要だと思っていますね。 今、様々な職種の方が毎月入社してくださっています。今までは社員のことを見渡せていたが、リモートワークなど多様な働き方を整備していく中で、今までより顔を合わせてコミュニケーションをとるのが難しくなってきたと感じています。 しかし、そういった変化の中だからこそ、テクノロジーを活用しながら、今まで以上にスムーズにコミュニケーションをとれる環境づくりをしていきたいと考えています。 〜そうなんですね。入社されている方が増えているとのことですが、どんな人が増えているのでしょうか?〜 池戸:職種、年代関係なく増えている状態です。特に偏りは無いですね。リモートワークを行うことにより物理的な距離、年代や職種の違いによる心理的な距離、どちらも縮めていく必要があると思っています。 そのための取り組みや制度運用を実行する場としてTUNAGが位置づけられています。

TUNAG導入を決めた理由

コミュニケーションが生まれる社内イントラとして活用できそうだった

※経営管理部 松本様 〜TUNAGを知ったきっかけ、導入された背景を教えてください。〜 池戸:会社の情報を整理するために、「社内のイントラを構築しよう」という話が上がり、他社サービスを導入したことがありました。 ただ、運用管理者がおらず、3ヶ月くらい放置になったこともあり、残念ながら一旦そのツールは運用を停止して、一時期社内イントラ自体が無くなってしまいました。 また、他社の福利厚生サービスを使っていましたが、社員に活用されているのかがよく把握できなかったんです。 そういう点も踏まえて、社内イントラとして会社の情報をまとめることができるツールを探し、TUNAGに問い合わせをしました。その際は、社内イントラと福利厚生制度の活用を目的として検討しました。 〜社内イントラでどのようなことを達成するためにTUNAGを導入されたのでしょうか?〜 池戸:先程松本からもお話した通り、中途入社の方も多く人が増えている中で、オンボーディングが非常に重要だという点があります。仕事内容や会社の文化、一緒に働く仲間とスピーディーにマッチしてもらいたいと思っていました。それが経営上の重要な課題だと思っています。 ですので、社内イントラでは、まず1つ目は「社内にどんな人がいるのかが見れる」ということ。何ができる人なのかということ以外に、趣味や好きなことなどのプライベートな一面も知れるようにしたいと思っていました。 2つ目は、会社が用意している様々な制度の整備ですね。制度って、会社をあらわす価値観そのものじゃないですか。それが色々なインフラに分散してしまっていて、ほとんど使われていない制度もありました。そこで、まずは情報を集約してTUNAGのプラットフォームを通じて把握しやすくしたいと思っていました。

紙で申請、チャットツールでお知らせをしており、使い勝手が悪かった

〜それまではどのように社内の制度をアナウンスしたり運用したりしていたのでしょうか?〜 松本:主にチャットツールで案内してましたね。社内制度を確認できるページは作っていたのですが、ちゃんと調べてくれないとそこにたどりつけない状態でした……。 しかも、当時は紙で申請してもらっていたので、印刷して上長に提出する手間があったり、ストックされた情報が管理しにくく、制度活用の状況についても把握できていませんでしたね。 チャットツールは、日々の業務上のコミュニケーションとしては便利ですし活用されていますが、後で重要な情報を見返す時に難しい場合があるんですよね。そういった点で、情報をしっかりストックする場所を欲するフェーズになっていたという点も大きいです。

TUNAG導入の進め方、活用方法

キックオフミーティングで全社員に“導入目的”を説明、実際にその場で使ってもらった

〜TUNAG導入を決めた後、どうやって進めていったのでしょうか?〜 松本:月初にキックオフミーティングをしているのですが、30分延長してTUNAGのスタッフの方に説明していただきました。 その時間を設けたことで、社員全員に利用目的や操作方法を認知してもらえたと思います。実際にその場でTUNAGの登録をしてもらい、自己紹介も入れてもらい、ログインから各コンテンツの操作まで、比較的スムーズに進みました。 また、この説明を行う前から、池戸からTUNAG導入の目的なども事前にアナウンスしたのも大きかったですね。社員のことがプロフィール機能で分かり、会社のメッセージが蓄積される、「会社の価値観を表現し、共有する場」として活用するという目的でお伝えしました。 池戸:新しいサービスの導入って、社員側からすると「めんどくさい」ってどうしても感じますよね。操作を覚えるのも大変ですし、現場は実務で忙しいので。TUNAG導入時は、まず使ってもらうきっかけを作り、少しずつ浸透させ、TUNAGの価値をちゃんと伝えるというステップが重要だと思います。 弊社には、社内の教育制度として「サムカレッジ」というものがあるのですが、スタート時にTUNAGを絡めてアナウンスしました。活用度を高める上で、まずは“キラーコンテンツ”をTUNAGにおくことが重要ではないでしょうか。

写真や動画の投稿で、会社のリアルな“雰囲気”や社員の“個性”を知ることができる

  松本:TUNAGは写真や動画を自由に投稿できるので、その機能は使ってもらえるよう項目を設定していました。最近ですと「メンターランチ」の制度ではランチの様子を写真を投稿してもらっています。テキストではなく写真で投稿されると「この人こんな表情があるんだな」というのが見えるのでいいですよね。 池戸:写真はいいですよね。今活用しているチャットのツールや他のサービスでは活性化しづらい、ビジュアルコミュニケーションがTUNAG上では実現できます。

社内研修・教育の場をTUNAGで運用

〜TUNAGの活用としては、「サムカレッジ」の制度が面白いですね!〜
※サムカレッジについての説明 社員が自ら手をあげて講師となり、社員同士で専門知識を身につけるための勉強会を開催しています。受講後はTUNAGの仕組みを利用して「単位」を獲得でき、単位が一定以上貯まったら、自己研鑽のために活用できる支援金がプレゼントされるというものです。 講師を担当した方もインセンティブとしてポイントを獲得できる仕組みになっています。
松本:弊社では、経営合宿に、「経営層ではないメンバーが参加して一緒に議論できる」制度があります。そして、この幹部合宿に参加した入社1年目の新入社員の方たちが、「メンバーの成長支援の制度をつくりたい」と提案し、実際に作った制度が「サムカレッジ」です。 もともと似たような制度はあったのですが、申請のしにくさもあり、なかなか活用されていませんでした。社内の中で勉強会を行って、講師の負担も減らしながらみんなが楽しんで参加できるものとしてスタートさせようと準備していましたので、「これをTUNAGで運用しよう!」という話になりましたね。 〜基本的には、受講の「申請」「報告」ができるシンプルな仕組みですが、それ以外に「受講してきました!」と、写真を投稿ができる仕掛けもいいですね。これを見ると参加したくなります。〜 松本:これはTUNAGの方からご提案いただいたアイデアなんです。受講したい講座の手続きだけですと、受講が終わり、「報告」したタイミングでしかタイムラインに流れないじゃないですか。 しかも「報告」という形式になると心理的な負担も大きく、内容が真面目で重たくなりがちです。 受講できる講座は数多くありますし、みなさんに楽しんで欲しいという目的もありますので、「受けてきました!」というカジュアルな投稿をしてもらうようにしています。 〜確かに、講座も満席になっていますね!〜 池戸:弊社のクレドには「CHALLENGEに成長あり。CHALLENGEに失敗なし。」というものがあり、社員の挑戦を企業文化の中心に置いています。変化が激しい業界で、自分自身を常にアップデートしていくことは、行動指針として社員に求めていることです。 TUNAGで講座情報や実施状況が把握できるようになりましたので、受講者と講師の取り組みに対して、きちんと評価につなげることが可能となりました。

「自ら学ぶ」文化の醸成が目に見えて進んでいる

〜当初の目的である「福利厚生制度」についても活用いただいていますね!〜 松本:現在は、TUNAG導入のタイミングと同時に新しく制定した、書籍購入費用の補助制度「ホンサポ」が一番活用されていますね。「こういう本を買ってもいいんだ」というイメージがタイムラインで共有できるのが相乗効果を生んでいると思います。 〜「サムカレッジ」のお話と同様、みなさん学びの意識が高いんですね〜 松本:そうですね、「成長したい」「学びたい」という方が多いということがより見えてきていますね。弊社は副業も可能なのですが、そういう点からも知識欲が高い方が多いのではないでしょうか。 〜「こんな本を買ってもいいのかな?」というような反応はありましたか?〜 松本:無かったですね。逆に、「月1冊だけですか?」という声をいただきました(笑) 池戸:ホンサポについては特に仕掛けをしていないし、むしろ社内に広報してなかったので……。TUNAGに載せたらすぐ見つけてもらい、たくさんの申請が上がってきました。 松本:それを見て慌てて広報しました(笑) ※書籍購入費用補助の福利厚生制度「ホンサポ」

TUNAG導入後の効果

社員が自発的に、楽しそうに学ぶ場が生まれた

〜TUNAGを導入して一番の効果があるとしたら何でしょうか?〜 松本:やはり、「学びの場が生まれた」ということが一番大きいと思います。「サムカレッジ」がきちんとワークしているのは、TUNAGのおかげだと思います。私も講義に顔を出しているのですが、みなさんの普段の業務では見られない顔が見られたり、新しい情報が得られたり、学ぶ楽しさが得られましたね。 〜楽しいっていうのが嬉しいですね!〜 松本:職種によって出社時間が違っていたり、他部署の方となかなかコミュニケーションをとる機会が無い中で、他部署の方との関わりをどうやってつくるかという点では、サムカレッジに参加することできっかけができています。 「会社でこんなに頑張っている人がいるんだ」ということに気づいたり、他部署のメンバーのキラキラして姿を観ることができてすごく嬉しいですね。だからこそ、TUNAGに写真を投稿して、その姿を届けたいんですよね。

TUNAGがきっかけで、社内に新しい文化が生まれた

〜TUNAGがスタートして意外なことはありましたか?〜 松本:一番びっくりしたのは、誕生日を祝う文化が復活したことですね。 今までは、毎月のキックオフのタイミングで、「今月お誕生日の方」をお知らせしてはいたのですが、その場だけですとみなさん覚えていないので、上司や部長のお祝いにとどまっていました。 TUNAGでは「今週お誕生日の人」「今日お誕生日の人」のお知らせがタイムラインに出ますので、その投稿に「おめでとう」とコメントしたり、個別にリアルでお祝いしたりしていますね。 池戸:それがまた会社の文化になっていくので良いですよね。

今後考えていること、目指していること

共に船にのる「クルー」として、それぞれの夢を応援しながら、ビジョンに向かって進んでいく会社にしていきたい

〜今後エンゲージメント向上のためにどうしていきたいですか?どんなことを目指していますか?〜 池戸:最近、私は社員のことを勝手に「クルー」って表現しているんです。「家族」だとちょっとねっちょりしてるので(笑) サムライトという船があって、そこに乗り組んだクルーがいて、それぞれ夢を抱いている。ワンピースみたいな感じですね。例えば、あるクルーは世界一の剣豪になりたい、音楽家になりたい、シェフになりたい……みたいな。 サムライト号は、(会社の)目的があり進んでいくのですが、それぞれの夢を抱え、結果的にクルーの夢の実現にも近づいていく状態(ベクトルが合っている状態)、そんな世界観を実現してきたいですね。 クルーが困っていたら助けるし、クルーの夢も応援するし。そのためにはお互いの業務だけでなくプライベートの一面を知ることも大事だと思います。そういったところをTUNAGで表現して、お互いを知ったり、船の方向性をメッセージで伝えたりできるプラットフォームにしていきたいですね。 〜池戸様、松本様、お話いただきありがとうございました!〜
▼『TUNAG』について 『TUNAG』では、会社として伝えたい理念やメッセージを、「社内制度」という型として表現し、伝えていくことができます。会社様ごとにカスタマイズでき、課題に合ったアクションを継続的に実行できるところに強みがあります。「施策が長続きしない」「定着しない」というお悩みがございましたら、「現在のお取り組み」のご相談を無料で行っておりますので、お問い合わせください。
TUNAG お役立ち資料一覧
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