チームビルディングにおすすめのゲーム25選!チーム意欲を高めるゲームの実施方法も紹介
チームの構成や育成など、マネージメントをどうすべきかを考えた事はある方が多いと思います。
近年、テレワークやリモートワークが一般的となり、チームビルディングの方法も多様化してきました。
今回はゲーム感覚で楽しみながら、メンバー間の協力や協調性を実践する「チームビルディング」についてご紹介いたします。
この記事では、チームの絆を深め、コミュニケーションを活性化させるためのゲーム25選を紹介します。短時間でできるものから無料のものまで、様々なゲームをピックアップしていますので、ぜひ参考にしてみてください。
チームビルディングとは
チームビルディングとは、チームで同じゴールを目指し、メンバー個人の能力を最大限に生かしながら、チームが一丸となって進めていく効果的な組織づくりのことを指します。
強い組織は、一人ひとりが持つ能力を超えた成果を生み出すことから、研修プログラムやイベント、アクティビティの企画を行う企業が近年では増えています。
チームビルディングには様々な手法がありますが、取り入れやすくメンバーも楽しめるものとして「ゲーム」があります。
ゲームを取り入れるメリットは比較的コストをかけなくても楽しめること、場所が限定されるスポーツなどと違い社内でも実施することなどがあげられます。
チームビルディングを実施する時期
チームビルディング向けゲームは、チームの立ち上げ初期やチーム体制に変更が加わったタイミングで実施すると効果的です。例えば、プロジェクトチームの結成初期や部署立ち上げ段階、新入社員が加入したタイミングなどがあげられます。
これらの時期に実施することで、ゲームを通じて楽しみながら、チームメンバー同士の考えや性格などを知ることにつながります。
コミュニケーションや相互理解を促進するためにも、ゲームの最中は部署や役職、年齢などを意識せず、全員がリラックスした状態で参加しやすい環境を作ることが重要です。
チームビルディングを実施する際の注意点
チームビルディングを実施する際の注意点は以下のものがあります。これらのポイントを意識して、より効果的なチームビルディング活動を行いましょう。
目的と目標の明確化と振り返りの重要性
チームビルディング活動を開始する前に、目的や目標を明確にし、メンバー全員がそれを理解していることが重要です。活動後には、必ず振り返りの時間を設け、メンバー間での感想や気づきを共有することで、活動の意義を実感し、次に活かせる学びを得られるようにします。
競争ではなく相互理解を重視
チームビルディングの目的は、メンバー同士が競争することではなく、相互理解を深めることにあります。競争意識が強くなりすぎると、コミュニケーションが阻害される恐れがあるため、メンバー間の協力と交流に焦点を当てることが重要です。多様な意見を尊重し、全員が平等に発言できる環境を整えましょう。
継続的な実施とPDCAサイクルの活用
チームビルディングの効果を持続させるためには、活動を定期的に実施し、毎回の振り返りを通じて改善を続けることが必要です。一度きりでは効果が限定的になるため、継続的に活動を行い、学びを日常業務に反映させていくことで、チームの結束力やパフォーマンスを向上させることができます。
チームビルディングの5つのフェーズ
1960年代にアメリカの心理学者ブルース・W・タックマンが提唱したチームビルディングの有名なプロセスに「タックマンモデル」があります。このタックマンモデルでは、チームが発展していく過程を5つの段階に分けて説明しています。下記にその各段階をご紹介します。
形成期
チームが初めて集まる段階です。メンバーは互いにまだよく知らず、慎重に行動します。目標やルール、役割について確認し、初期の信頼を築くことが大切です。リーダーはチームメンバーを引っ張り、積極的にコミュニケーションを取ることが求められます。
混乱期
意見の食い違いや対立が表面化する段階です。メンバーは役割や責任について疑問を持ったり、リーダーシップに挑戦したりすることがあります。このフェーズでは、衝突を解決し、メンバー間の信頼と関係性を強化することが重要です。
統一期
チームメンバーが協力し、役割分担や目標に対する共通理解が深まる段階です。対立を乗り越え、共通の価値観やルールが確立され、チームとしての一体感が強まります。この段階では、チーム全体のパフォーマンスが向上し、生産性が高まります。
機能期
チームが高いパフォーマンスを発揮し、目標達成に向けて効果的に機能する段階です。メンバーは自立し、協力しながら問題解決を進め、意思決定も迅速に行われます。このフェーズでは、チームの成果が最大化され、最も高い生産性を誇ります。
散会期
チームのプロジェクトが完了し、解散が近づく段階です。成果を振り返り、お互いに感謝を表し、次のステップへの学びを共有することが重要です。このフェーズでは、メンバーがそれぞれの次の挑戦に向けて準備を進めることになります。
室内でできるおすすめのゲーム5選
1. NASAゲーム
NASAゲームは、チームで意見を一つにまとめる合意形成のプロセスをゲーム感覚で実施できる「コンセンサスゲーム」の一つです。
機械の故障で月に不時着した……という状況から始まるゲームです。離れてしまった母船に戻るまでの持ち物の優先順位をメンバーで決めていくのですが、単純な多数決ではなく、冷静に考えて状況判断をする必要があるところにポイントがあります。最後にNASAの模範解答とチームの解答を照らし合わせ、点数化します。
ゲームのルール上は、NASAの模範解答に近いほど高得点となります。
協調性、論理的思考が求められるだけでなく、しっかり話し合うことで合意形成をとっていくプロセスを体験できるゲームです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1時間〜2時間
- 人数目安:4名〜6名
【アイテム】
- マッチ箱
- 濃縮された食べ物
- パラシュート
- 太陽熱利用の携帯暖房機
- 50kgの酸素タンク
- 月面で使う星座表
- 20リットルの水
- 宇宙用照明弾
- 注射器の入った救急箱
- 太陽電池のFM受信送信機
【ストーリー】
あなたの乗った宇宙船が、月で不時着してしまいました。あなたは300km離れた陽のあたっている月面上にある母船とランデブーする予定でした。しかし、荒っぽい着陸で、あなたの小宇宙船は壊れ、宇宙船の中の設備もほとんど壊れてしまいした。残されたものはリストにある10の品物だけです。あなたの船員の生死は、母船に戻れるかどうかにかかっています。そのために、陽のあたっている月面上での300kmの旅のために必要な品物を選ばなければなりません。あなたの仕事は、10の品物を生存するための重要度順にランクをつけることです、一番重要なもにに1という数字を振ってください。2番目に重要なもには2という数字を…。このようにして、1〜10までの重要な順に数字を振ってください。
【ゲームの進行方法】
- 個人で考える(5〜10分程度)
- グループで考える(15〜20分程度)
- グループごとの発表→優先順位と理由を発表
- NASAの模範解答を配布
- 模範解答の順位との差を求め、差の合計を算出する
- 模範解答の順位との差が最も小さいグループと個人が優勝
- 振り返り
2. ペーパータワー
新聞紙やクラフト紙などでより高いタワーを作ることを競うゲームです。紙の質によって難易度は変わりますが、とてもシンプルでチームビルディングの定番ゲームです。
協調性の他に、粘り強さや冷静さが必要となります。誰かがイライラしてしまうと途端にうまくいかなくなってしまうため、全員が気持ちをあわせることも求められます。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:30分
- 人数目安:4名〜5名
【ゲームの進行方法】
- 1つのチームにつき30枚のA4用紙を配布します
- 作戦タイム(一枚だけ用紙に触れて良い)
- 5分間でカードを組み立て、出来るだけ高くタワーを作る
- 組み立て終了後、全員がタワーから手を離す
- 全員で10秒数えた後、計測タイムに移行
- 優勝チームの発表
【ルール】
紙は切ったり、折ったりしても良いが、紙以外の道具は使ってはならない
3. 野球ポジション当てゲーム
ポジションを当てるための情報カードをもとに、誰がどこのポジションかを推理していくゲームです。コミュニケーションに加え論理的に物事を考える力が必要になります。また、情報整理のために図表などを活用し、理解していく力も求められます。
「本音でコミュニケーションする機会が無い」「議論が活性化していない」「チーム全体が硬直化している」などの課題解決にも有用なゲームです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:60〜90分
- 人数目安:4名〜6名
4. レゴ
レゴを使ったチームビルディング研修は、NASAやgoogle、TOYOTAなどでも実施されている人気のメソッドです。
LEGO SERIOUS PLAY®メソッドは、MIT(マサチューセッツ工科大学)のシーモア・パパート教授によって体系化された「コンストラクショニズム理論」という学びの理論をベースに、レゴ社とMITの共同研究にて開発されました。
このワークショップでは、ファシリテーターと呼ばれている対話・合意・行動への役割を担った人材が進行を進めていきますが、ワークショップの質は、ファシリテーターの能力に左右されます。
質問や空気感、適切なフィードバックなど、経験を積んだ専門家を活用した方が、精度の高いワークとなります。LEGO SERIOUS PLAY®メソッドは専門のトレーニングを受けた認定ファシリテーターもいますので、依頼してみてはいかがでしょうか。
まずは、どんな事をするのか知りたいという方は下記のプレゼンテーション資料を参考にしてみてください。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:4時間程度
- 人数目安:5名〜10名
参考:レゴでチームを1つに!チームビルディングWORKSHOP用スライド
5. 地図づくりゲーム
断片的な情報をまとめ、チームで力を合わせて地図の形にしていくゲームです。
ある目的地まで行くための情報が書かれたカードをメンバーに2〜3枚ずつ渡します。「南側に病院」「東側に川」など情報が書かれています。カードの中には、実際に目的地に向かうために必要な情報で無いものも混ざっている場合も。
それぞれ持っているカードを元に話し合い、地図を作っていきます。このゲームでは小さな情報を集め、整理する分析力が培われます。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1時間〜2時間(地図作成ゲームの種類によって異なる。)
- 人数目安:3名〜6名
【ルール】
- 持っているカードを見せ合うのは禁止
- 一人一人別の情報カードをもつ
- 地図が完成したら、答え合わせをして、正解ならゲーム終了
オンラインで簡単にできるおすすめのゲーム5選
コロナ禍を機に普及が進んだテレワーク。ZoomやTeamsなどのオンライン会議ツールを用いれば、リモート環境でも以下のようなチームビルディングゲームを取り入れることができます。
1.陽口(ひなたぐち)ワーク
相手のよいところを話し合う陽口(ひなたぐち)ワークは、カメラや音声の切り替えができるオンラインに適しています。陽口とは、「本人がいないところで、その人のことを褒める」という意味を持つ、陰口と対義語にあたる言葉です。陽口を言われる本人はカメラをオフにし、他のメンバーが陽口を話し合う音声だけが聞こえる状態にします。話が終わったらカメラと音声を入れ、どのような点が印象に残ったか、陽口の感想をメンバーに伝えます。
第三者から見た自分のよいところを教えてもらえるため、自分でも気づかなかった魅力に気づけたり、自己肯定感が高まったりします。また、あらためてメンバーの魅力や頑張りなどを知るきっかけにもなるでしょう。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:20分
- 人数目安:3名〜6名
2.ウミガメのスープ
ウミガメのスープとは、出題者・回答者に分かれて行う簡単なゲームです。出題者が出した問題に対し、回答者は「YES」「NO」「関係なし」のいずれかで答えられる質問をします。それを何回も繰り返すことで、少しずつ問題の答えに近づけていきます。
チーム一丸となって質問を繰り返し、ようやく正解にたどり着けたときには大きな達成感を味わえるでしょう。的外れな質問もあれば、答えにグッと近づくような質問もあるため、よい質問には「Good Question!」と伝えてあげるとさらに盛り上がります。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:5分(1問あたり)
- 人数目安:2名〜4名
3.ヒーローインタビューゲーム
ヒーローインタビューゲームは、質問者と回答者に分かれ、ヒーローインタビュー風にそれぞれ質問と回答を繰り返すゲームです。2人以上の参加者がいればできる簡単なゲームで、オンラインでも十分に楽しめます。ヒーローインタビューのように話を盛り上げるには、過去の成功体験を話してもらうのがおすすめです。ポジティブな話をすると場の雰囲気がよくなるため、研修前に取り入れるアイスブレイクにも向いています。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:10分(1人あたり)
- 人数目安:2名〜4名
4. 人狼ゲーム
人狼ゲームのストーリーは、村人に扮した人狼を処刑することで、村の平和を守ろうとするものです。参加者を「人狼」と「村人」に分け、村人に紛れ込んでいる人狼が誰かを当てていくゲームです。昼と夜のターンを繰り返して人数を減らしていくため、参加者は少人数よりも7〜15名程度が適しています。会話形式でコミュニケーションがとりやすく、「聞く力」「伝える力」の両方を養うことができます。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:30分〜1時間
- 人数目安:5名〜15名
ゲームの進行方法は以下のとおり。
【進行方法】
- ゲームマスターが「人狼役」と「プレイヤーの役職」を割り振る
- 昼のターン:全員で人狼が誰なのか推理し、人狼だと思うプレイヤーを1名処刑する
- 夜のターン:人狼チームだけで話し合い、村人を1名処刑する
- 人狼側・村人側のどちらかが絶滅するまで昼と夜のターンを繰り返す
- すべての人狼を処刑すれば村人、すべての村人を処刑すれば人狼の勝利となる
5.オンラインエクササイズ
オンラインでエクササイズ動画を見ながら、参加者全員でエクササイズをするワークです。動画はYouTubeなどで無料のものを探したり、参加者に簡単なエクササイズを考えてもらったりするとよいでしょう。特にテレワークだと通勤の必要がなく、体を動かすことも少なくなるため、ちょっとした運動を楽しむ時間はメンバーの気分転換になります。
同じ動画を見て一緒に体を動かすことで、チームの一体感や協調性も高められるでしょう。チームビルディング研修のアイスブレイクとしてはもちろん、業務前の数分間だけ取り入れてみるのもおすすめです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:20分
- 人数目安:2名以上
短時間で取り入れられるおすすめのゲーム5選
研修の一部として短時間でできるゲームをご紹介します。アイスブレイクとしてチームミーティングのネタなどにもおすすめです。
1. 条件プレゼン
参加者を数名のチームにわけ、事前に決められたキーワードを盛り込んだプレゼンを考えます。プレゼン後、話し合った結果、最も面白かったプレゼンをしたチームが優勝となる簡単なゲームです。
例えば、「毒りんご、7人の小人、王子様」をテーマにした場合、普通に「白雪姫」についてプレゼンをしても面白くはなりません。この3つのキーワードを元に、想像力を働かせ、誰も思いつかないようなプレゼンを考えてもらいます。
時間もかからず簡単にできますが、頭を使うアクティビティになります。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:30分
- 人数目安:3名〜4名
2. 似顔絵当てゲーム
数人のチームに分け、チームの全員が各々の課題を元に似顔絵を描きます。似顔絵を描いた人以外のメンバーが誰の似顔絵なのかを答え、最も正解数が多かったチームが優勝です。お題はどなたでも構いませんが、芸能人などにしてしまうと範囲が広くなり、難易度が高くなります。
チームビルディングを行う組織の関係者や、旬の芸能人などに絞って取り上げると良いでしょう。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:60分
- 人数目安:3名〜4名
3. ペア探しゲーム
参加者に「ワード」を配布し、そのワードを元にペアを探すゲームです。例えば自分に割り振られたカードが「鏡」というワードの場合は、「それは物ですか?」、「いつ使いますか?」などの質問を繰り返し、ペアを探し当てるゲームになります。
分かりやすくするためのポイントは、同じようなカテゴリーのワードではなく、異なるカテゴリでワードを用意しておくと良いでしょう。ゲームは、全員がペアになったら終了です。
必然的にコミュニケーションをとっていかないと成立しないゲームですが、簡単にできるのでオススメです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:30分
- 人数目安:10名以上(偶数人数)
4.ウソつき当てゲーム
少人数のチームを作りチーム毎にお題を振り分け、チーム内で嘘をつく人を一人決めます。簡単なお題より少し難しい設定にするとチーム内の会話が弾み、コミニケーションも図れます。
また、嘘を見破る事になるにより、誰が何の意図でその話をしているのか、注意深く聞きき、個々の集中力、理解力が高まります。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:10分
- 人数目安:3名〜4名
5.質問ゲーム
初対面の人とのコミュニケーションを意識したゲームです。これから新しいプロジェクトをスタートする時のメンバーなど、新しく集まるメンバー内で行うと良いでしょう。
相手に質問をし、答えてもらい、その人をいかに知ることができるかを競うだけのとても簡単なゲームです。1分間などある程度、短い時間に区切ります。
短い時間の間に、どのような質問を投げかける事で、いかに人となりを知れるかがキーとなり、質問力、対話力の強化につながります。営業など人と関わる仕事はもちろん、社内でのコミュニケーション構築にも役立ちます。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1分〜4分
- 人数目安:2名〜3名
野外で取り入れるおすすめのゲーム5選
野外など、いつもと違う環境でのチームビルディング研修も効果的です。社員旅行やアクティビティの一部として、取り組む事例もあります。
1. 目的地移動ゲーム
3名で1チームを構成し、お題をクリアしながらゴールをするゲームです。あるポイントから特定のポイントまで移動するだけの単純なルールです。
しかし、3名の役割がそれぞれ異なります。3名のうち、目隠しをしている人、喋れないが目隠しをしている人をサポートする人、障害を乗り越えるための計画立案と声を出し誘導、指示する人の構成でゲームを進行します。
目隠しをする人は誘導者を信頼する力、サポートする人は、より安全な方法でどのように誘導すべきか配慮する力。指示する人はゴールまでの計画力、リーダーとしての指示能力などが試されます。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1時間〜2時間
- 人数目安:3名(1チームあたり)
2. BBQ、キャンプ
屋外アクティビティの定番であるBBQやキャンプもチームビルディングの要素は盛り込まれています。計画する人、準備する人、実行する人、最後には楽しく食べられ、片付けまでやることで一体感が生まれるでしょう。
キャンプに関しても同様、テントの設営、料理、片付けなどチームビルディングには欠かせない要素が盛り込まれています。アウトドアでの研修は準備や機材の管理も大変ですが、業者に依頼すると安全性の確保にもつながるので検討してみるのもおすすめです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:半日〜1日
- 人数目安:制限なし
3. フォレストアドベンチャー・エクスプローラー
フランス発祥の社員研修プログラムです。自然の中で様々な問題を解決しながら進めていきます。
このプログラムでは、課題や目標に対し、チームとして役割分担をし、一定のルールの基に課題解決をしていくゲームです。
自分を信じること、仲間を信じることを、自然豊かな場所で行うことでまっさらな気持ちで取り組むことができます。小学生用のプログラムもあるため、難しいものではありません。
人が集まったただの集団から、協力し合う「チーム」になることを体験できる研修プログラムです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:3時間〜7時間
- 人数目安:4名(1チームあたり)
参考:http://www.foret-aventure.jp/archive/FAE2014OriginalProgram.pdf
4. アウトワード・バント
アウトワード・バントは長年にわたり世界各国で研究・実践してきた冒険を通じた人間教育の考え方と手法を基に、社会の中でも、組織の中でも、いきいきと自分自身を発揮できる人材を育てるためのプログラムです。
チームビルディング研修では、グループでのどのようなワークがキーとなりますが、マウンテンバイクでのツーリング、いかだ、登山などのアクティブティの他にも課題解決実習を組み合わせたアドベンチャーラリーもあります。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1日
- 人数目安:5名〜10名
参考:https://obs-japan.org/for-business/
5. リアル宝探し
タカラッシュ!が提供する屋外でのチームビルディング研修になります。限られた制限時間内で、難解な謎を解いていくため個々の発想力や積極性に加え、チームとしての協調性や役割分担にも有用です。また、課題解決に必要な対話力も要するため、論理的思考も培われます。
自由に使える場があり、宝を隠すことができるのであれば、自社でオリジナルで計画することもできそうですね。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1日
- 人数目安:5名〜10名
参考:https://huntersvillage.jp/questcat/a-real-treasure-search
無料で取り入れられるおすすめのゲーム5選
無料で簡単に取り入れられるチームビルディングゲームをご紹介します。
1.積木式自己紹介
積木式自己紹介とは、積木のように参加者の自己紹介を順番に覚えていくゲームです。参加者は一列に並び、一人ずつ簡単に自己紹介をしていきます。自分より前の人が話した内容を覚え、自分の自己紹介を付け加えて発表し、次の人に回すという流れです。
後になるほど覚える量が多くなり、難易度が上がります。人数が多い場合は名前だけにする、少ない場合は趣味や特技も入れるなど、参加人数に合わせて工夫するとよいでしょう。短時間で簡単にできるゲームのため、チームビルディング研修のアイスブレイクとして取り入れるのもおすすめです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:20分〜30分
- 人数目安:5名〜10名
2.バースデーライン
バースデーラインは、声を出さずに誕生日の早い順から一列に並んでいくゲームです。会話や筆談はできないため、参加者は身振り手振りでお互いの誕生日を認識する必要があります。制限時間を設けたり、チーム対抗で競争したりすると、よりゲーム感がアップします。参加者同士でコミュニケーションがとりやすいうえ、答え合わせをするまでは勝敗がわからないドキドキ感も味わえるでしょう。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:10分
- 人数目安:5名〜
【ルール】
- 話してはいけない(会話・筆談はNG)
- 1月1日に一番近い人を先頭として順番に並ぶ
3.ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは、出題者と回答者に分かれ、ジェスチャーで何が表現されているかを当てるゲームです。出題者にはお題が出され、言葉を使わずにジェスチャーのみでそれを表現します。4〜5人程度のチームに分かれて行うチーム戦で、制限時間内に最も多く答えられたチームが優勝となります。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:5分〜10分
- 人数目安:4名〜5名
【ルール】
- 話してはいけない(会話・筆談はNG)
- 出題者は、たくさん回答されることを見越してできるだけ多くお題を用意しておく
【お題の例】
- スポーツ(野球、サッカー、オリンピック競技など)
- 動物(ゾウ、キリン、ペンギンなど)
- 日常の動作(料理、ドライブ、読書など)
4.自分史ワーク
自分史とは、これまでに自分がどのような人生を送ってきたかを時系列でまとめたものです。自分史ワークでは、参加者にそれぞれ自分史を書いてもらい、完成したら一人ずつ発表してもらいます。チームビルディングに取り入れることで、参加者一人ひとりがどのような人なのか、パーソナルな部分を深く知ることができます。
Zoomなどのオンライン会議ツールを使えば、リモート環境でも簡単に取り入れられるチームビルディングゲームです。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:20分〜30分
- 人数目安:3名〜5名
5.ゴミ拾いゲーム
ゴミ拾いゲームは、ゴミ拾いとチームビルディングを掛け合わせたゲームです。はじめに拾い集めるゴミに順位を付けておき、集めたゴミの合計得点をチームで競います。環境への影響が大きいゴミほど高得点にするのがポイントです。チームの共同作業でコミュニケーションが図れるうえ、ゲーム形式で楽しみながらチームワークも高められます。環境についてあらためて考えてもらうきっかけにもなるでしょう。
【所要時間と人数目安】
- 所要時間:1時間
- 人数目安:3名〜5名
まとめ | チームビルディングゲームでチームワークを強化!
この記事では、厳選した25個のチームビルディング向けゲームの概要や進め方、ルールなどを解説してきました。チームビルディングをゲーム形式で実施することで、楽しみながらチームワークを強化することができます。
チームビルディング向けゲームは、プロジェクトチームの結成初期や部署立ち上げ段階、新入社員が加入したタイミングなどに実施することが効果的です。ゲームを通してコミュニケーションが促進され、チームの絆が深まることで、よりスムーズに業務に取り組むことができるようになるでしょう。
また、組織やチームの状態は常に変化をし続けるため、チームビルディング向けゲームをはじめとするコミュニケーション施策は、定期的に実施することが重要です。組織の状態や目標に適したゲームを取り入れ、コミュニケーション促進や一体感の醸成に向けた一歩を踏み出しましょう。