社内掲示板ツール14選を徹底比較!コミュニケーション活性化のための選び方・使い方を紹介

社内の情報共有や社員間のコミュニケーション不足は、生産性の低下やモチベーションの低下を引き起こす重大な課題です。本記事では、これらを解決する社内掲示板ツールの役割やメリットを解説します。また、自社に最適なツールを選ぶための比較ポイントや効果的な活用方法まで網羅し、企業の生産性向上を実現するためのヒントを提供します。

社内掲示板はどうして必要?チャットツールやSNSにはない役割

現代において、情報共有手段としてチャットツールやSNSが広く普及していますが、社内掲示板にはチャットツールやSNSとは異なる重要な役割があります。

以下は、社内掲示板・社内SNS・ビジネスチャットツールそれぞれの特性や活用シーンを表にしました。

分類

特性

活用シーン

社内掲示板

・情報の蓄積が容易(過去の議事録や資料などを簡単に参照可能)

・カテゴリ別に情報を整理でき検索性が高い

・情報の透明性を担保

・長期間にわたる情報管理に適する

・会議議事録やプロジェクトの進捗状況の共有

・社内マニュアルや規定の保存・公開

・長期的なナレッジ蓄積と活用

・新入社員向けのトレーニング資料の公開

社内SNS

・感謝・称賛の文化を醸成(サンクス機能など)

・気軽な意見交換や交流が可能

・可視性の高いリアクション(いいねやコメント)

・組織文化の形成や活性化に寄与

・感謝や成功体験の共有

・アイデア募集や社内アンケート

・チームのモチベーション向上

・社員同士の距離を縮めるイベントの情報共有

社内チャットツール

・リアルタイム性が高い(即時対応が必要な場面で便利)

・短期的なコミュニケーションに特化

・グループや個別チャットが可能

・情報が流れやすく蓄積に不向き

・日常的な業務連絡

・緊急時の意思決定

・チームメンバー間のタスク調整

・雑談やクイックな質疑応答

社内掲示板は、情報の一元管理と長期的な蓄積を可能にするツールで、過去の議事録やマニュアルなどを整理・共有する基盤として機能します。検索性が高く、透明性のある情報公開を実現できるため、組織全体の知識共有や新入社員のスムーズなキャッチアップに最適です。リアルタイム性が重視されるチャットツールや感謝文化を醸成する社内SNSとは異なり、長期的な業務の支えとなる点が特徴です。

社内掲示板の導入で企業にどんなメリットがある?

社内掲示板の導入は、情報共有の効率化だけでなく、社員エンゲージメントの向上や企業文化の醸成など、多岐にわたるメリットをもたらすでしょう。

以下では、具体的な効果とその背景について詳しく解説します。

情報共有の効率化

従来、会議資料やプロジェクトの進捗報告は、メールや口頭での伝達が中心でしたが、掲示板を活用することで、これらのやり取りが不要となり、全体の業務効率が飛躍的に向上します。

まず、社内掲示板は時系列を自然と追える形になっているのが特徴です。例えば、過去に何回か仕様が変更された案件でも、最新の情報を特定しやすいメリットがあります。重複作業や伝達漏れのリスクが大幅に軽減されるでしょう。

そして、情報が一つの掲示板にまとまっているので検索もしやすく、社員同士のやり取りも確認ができます。

このような仕組みは、特に複数のチームや部門が関与するプロジェクトでその効果を発揮します。

社員エンゲージメントの向上

社員エンゲージメントは、社員が会社や組織に対して抱く愛着や積極性を意味します。社内掲示板は、このエンゲージメントを高める有効な手段となります。

例えば、業務改善のアイデアや提案を掲示板で共有すれば、社員は自分の意見が組織に影響を与えられるという達成感を得ることができます。

また、掲示板上での活発な意見交換が促進されれば、他部門との連携が深まり、組織全体の一体感が醸成されます。このようにして、エンゲージメントの向上は、企業の生産性や離職率の改善にも寄与するのです。

コミュニケーションの活性化

社内掲示板は、企業内でのコミュニケーションを活性化するための重要なツールです。特に部署間や階層を超えた連携を促進する効果が大きく、掲示板を活用することで、これまで接点が少なかった社員同士が気軽に意見交換できる環境を提供します。

また、匿名投稿機能を活用することで、上下関係や立場を意識せずに自由な意見が発信できる環境を作り出すことも可能です。こうした仕組みは、社員間の信頼関係を強化し、より風通しの良い組織文化の形成につながります。

企業文化の醸成

企業文化の醸成にも、社内掲示板は大きな役割を果たします。掲示板は、企業のビジョンや価値観を日常的に発信する場として活用できます。例えば、掲示板を通じて社員の功績を称えたり、成功事例を共有したりすることで、ポジティブな雰囲気を組織内に広げることが可能です。

また、掲示板を使って社内ルールや企業理念について議論する場を設けることで、社員全員が同じ価値観を共有しやすくなります。特に、日常業務で掲示板が活用されることで、組織としての方向性や目標が明確になり、社員がそれに沿った行動を取るようになります。結果として、企業文化の醸成が企業の競争力を高める一因となります。

情報共有・コミュニケーション機能に優れた社内掲示板があるツール

社内掲示板を導入するには、社内掲示板の機能を持ったツールを導入するのが良いでしょう。その際、「コミュニケーションの活性」「エンゲージメントを向上させる」といった目的を先に決めておくことで、ツールを選定しやすくなります。

まずは、情報共有やコミュニケーションの活性化に優れたツールを紹介します。

TUNAG

TUNAGの特徴

  • 組織のDXを促進する多彩な機能を一つのプラットフォームで提供
  • スマホ対応で現場スタッフも利用可能
  • カスタマイズ性とサポート体制

TUNAGは、社内コミュニケーションの活性化と業務効率化を支援する組織改善クラウドサービスです。

社内掲示板の機能はもとより、社内SNS、ワークフロー、タスク管理など、コミュニケーション機能を一つのプラットフォームで提供し、組織のDXを促進します。

スマートフォンアプリにも対応しており、社用PCがない現場スタッフでも利用可能です。そのため、社内にいない出先や在宅業務でも、社内掲示板を確認できます。

また、組織の課題やニーズに合わせて柔軟にカスタマイズでき、専任スタッフによる導入から運用までのサポートが受けられるため、効果的な運用が期待できます。

TUNAGを活用することで、情報共有の円滑化や社員同士のコミュニケーション促進、業務プロセスのデジタル化を通じて、組織内のコミュニケーション不足や情報の属人化、生産性の低下といった課題を解決します。

TUNAG(ツナグ)

SharePoint

SharePointの特徴

  • サイトやページ、ライブラリの作成を通じて組織内の情報共有
  • Microsoft 365アプリとシームレスに連携
  • システム上で申請や承認を行う柔軟なワークフローを構築

SharePointは、Microsoftが提供するWebベースの情報共有ツールで、組織内の情報整理と共有を効果的に行うための多彩な機能を備えています。サイトやページ、リスト、文書の作成を通じて、情報を体系的に管理することが可能です。

また、WordやExcel、TeamsなどのMicrosoft 365アプリとシームレスに連携し、業務効率を向上させます。シェア率の高いオフィスツールと連携ができるので、チーム内だけではなく部署間・取引先まで円滑な連携を可能にします。

加えてシステム上で申請や承認を行うワークフロー機能により、業務プロセスの自動化と効率化を実現することも可能です。

これらの機能を活用することで、組織内の情報共有の効率化やコミュニケーションの活性化、業務プロセスの改善といった課題を解決できます。

コンテンツの共同作業と共有を安全に | Microsoft SharePoint

Googleサイト

Googleサイトの特徴

  • 専門知識が不要で、簡単にウェブサイトを作成・管理できるシンプルな設計
  • Google Workspaceとの完全連携
  • 複数メンバーでの即時更新が可能で、掲示板投稿から直接会議やチャットを開始できる

Googleサイトは、Google LLCが提供する無料のウェブサイト作成ツールであり、Googleアカウントを持っていれば誰でも利用できます。専門知識がなくても直感的な操作でウェブサイトを構築できるシンプルな設計が特徴です。

Google Workspaceとの完全な連携により、ドライブやカレンダーなどのデータを簡単に埋め込むことができ、情報の管理や共有が効率的に行えます。

Google MeetやGoogle Chatとの統合機能を活用すれば、ウェブサイト内の掲示板投稿から直接会議やチャットを開始することが可能な点も特徴です。

リアルタイムでの共同編集機能も備わっており、複数のメンバーが即座に内容を更新できるため、チームでの利用に非常に適しています。これらの利便性により、情報発信や共有を簡単かつ効果的に行えるツールとして、多様な場面で活用されています。

ビジネス ウェブサイトの開設と運用 | Google Workspace

rakumo ボード

rakumo ボードの特徴

  • Google Workspaceとのシームレスな連携
  • 直感的で使いやすいインターフェース
  • コミュニケーション活性化機能

「rakumo ボード」は、Google Workspaceと連携して動作する社内掲示板・ポータルツールです。直感的に操作できるシンプルな設計が特徴で、ITに詳しくない社員でも容易に使いこなせます。リッチテキストエディタやタブ表示機能を備え、情報を整理して見やすく発信することが可能です。

掲示板投稿はメール通知と連動しており、必要な情報を確実に共有できる仕組みを提供します。加えて、操作ログを可視化することで、誰がどの情報を確認したかを確認でき、管理業務の効率化に役立ちます。スケジュールやメール機能などのGoogle Workspaceと統合されているため、一元的な情報管理が実現します。

さらに、コメントや「グッジョブ!」といった機能により、情報共有に加えて社内コミュニケーションの強化も期待できます。これらの特徴を通じて、「rakumo ボード」は情報の伝達や共有を効率化し、職場での活用が進めやすいツールといえます。

Google Workspace を拡張する「rakumo ボード」|使いやすい社内掲示板・社内ポータル

LumApps

LumAppsの特徴

  • 社員一人ひとりに合わせたパーソナライズされたコミュニケーション
  • AIを活用したコンテンツの自動生成
  • スマートフォンやタブレットからも容易にアクセスできる

「LumApps(ルムアップス)」は、企業向けの社員エクスペリエンスプラットフォームであり、社内コミュニケーションと情報共有を効率化するツールです。

主要な特徴として、「情報共有の効率化」「柔軟な権限設定」「カスタマイズ性の高いデザイン」が挙げられます。Google Workspaceとの連携により、ドキュメントやスプレッドシートを掲示板上で簡単に共有できるため、業務の効率を向上させます。

他の類似ツールとの違いとして、ダイナミックな権限設定機能があります。

投稿ごとに閲覧範囲を細かく管理でき、必要な情報を適切な社員に届けることが可能です。また、カスタムテーマ機能を利用することで、掲示板デザインを企業ブランドに合わせて調整でき、統一感のある社内環境を構築できます。

LumApps

Yappli UNITE

Yappli UNITEの特徴

  • ノーコードで簡単に独自の社内アプリを構築できる
  • 豊富なコミュニケーション機能で社員エンゲージメントを向上させる
  • アンケート機能で社員の意見を収集し、組織改善に活用できる

「Yappli UNITE(ヤプリユナイト)」は、ノーコードで自社専用の社内アプリを簡単に構築できるツールです。経営陣のメッセージ配信や教育・研修資料の共有を通じて、情報共有の効率化を図るだけでなく、豊富な機能でコミュニケーションを活性化させます。社員間の絆が深まり、モチベーションが向上します。

アンケート機能を活用すれば社員の声を的確に把握し、組織の課題解決や運営改善に繋げることが可能です。

これらの機能を通じて、Yappli UNITEは企業文化の醸成や社員エンゲージメントの向上を支援し、組織全体の生産性向上を促進します。

情報共有と社員の意識改革を同時に実現できる次世代の社内コミュニケーションツールです。

Yappli UNITE(ヤプリユナイト)|社内アプリで、イキイキとした組織を

Talknote

Talknoteの特徴

  • リアルタイムで情報共有が可能な機能を搭載し、スムーズな意思決定を支援
  • データ蓄積機能により、情報を一元管理して社内運営を効率化
  • タスク管理やHR機能を兼ね備え、業務効率と社員エンゲージメントを向上

「Talknote」は、企業内の情報共有とコミュニケーションを効率化するためのプラットフォームです。主要機能には「リアルタイム情報共有」「データ蓄積」「タスク管理」「HR機能」があり、組織全体の連携を強化し、業務効率を向上させます。

例えば、データ蓄積機能を活用することで、情報を一元管理し、無駄を省いた運営が可能です。また、リアルタイムでの情報共有機能は、迅速な意思決定を支援し、タスク管理機能は業務の優先順位付けをスムーズに行えます。さらに、HR機能により社員エンゲージメントの向上や、組織運営の改善をサポートします。

「Talknote」を導入することで、情報共有の課題を解決し、コミュニケーション活性化と生産性向上を実現することができます。

Talknote

Concrete CMS

Concrete CMSの特徴

  • ページ上で直接編集可能で、専門知識が不要
  • 日本語を含む多言語対応で、グローバルな展開が可能
  • プラグインやテーマの追加で、用途や要件に応じた機能拡張

Concrete CMSは、ウェブサイトの管理・運営を効率化するために設計されたオープンソースのコンテンツ管理システム(CMS)です。

主な機能として、インライン編集機能があり、ページ上で直接コンテンツを編集できるため、専門的なスキルがなくてもリアルタイムで更新が可能です。

さらに、テーマやテンプレートの自由なカスタマイズに対応しており、企業やブランドの独自性を反映したサイトを構築することができます。マーケットプレイスを通じてプラグインやテーマを追加でき、用途に応じて機能を柔軟に拡張可能です。

特に日本語を含む多言語対応機能を備えているため、国内外のユーザーを対象としたグローバルなサイト運営をサポートします。Concrete CMSは、その直感的な操作性と拡張性から、企業や非営利団体、個人ユーザーを問わず、多様なニーズに応える最適なソリューションとなります。

Concrete CMS

業務の統合・効率化が進められる社内掲示板のあるツール

続いては、業務の統合や統一化に優れたツールを紹介します。社内掲示板も業務効率化の一環として活用できるのが特徴です。

サイボウズGaroon

サイボウズGaroonの特徴

  • メンバーの予定を一元管理し、会議室や備品の予約が可能で調整がスムーズに行える
  • 社内の重要情報を集約し情報共有を効率化
  • 日・英・簡体字・繁体字の4言語に対応しており、グローバルなビジネス環境にも適応可能

サイボウズ Garoonは、サイボウズ株式会社が提供する中堅・大規模組織向けのグループウェアで、組織内の情報共有やコミュニケーションを効率化するためのツールです。中堅・大規模組織をターゲットとし、特に情報共有の効率化やコミュニケーションの活性化を求める企業、官公庁、教育機関などに最適です。

スケジュール管理機やポータル機能により、重要情報を集約し、カスタマイズ可能な社内トップページを作成することができます。社内掲示板の機能は、全社的な情報の共有ができ、閲覧状況の確認も可能です。情報を未確認の社員を一目見て把握することができます。

業務の効率化や迅速な意思決定を支援し、社員のエンゲージメント向上を実現するツールです。

Garoon

desknet’s NEO

desknet’s NEOの特徴

  • チームの予定や会議室の予約を一元管理し、調整を効率化
  • 申請や承認プロセスを電子化して迅速な意思決定を支援
  • ノーコードで業務アプリを作成可能

desknet's NEOは、株式会社ネオジャパンが提供する情報共有と業務効率化を目的としたグループウェアです。特に、ITリソースが限られている中小企業や、現場担当者がノーコードで業務アプリを作成したいと考えている企業や組織を対象としています。

スケジュール管理機能を活用することで、チームの予定や会議室の予約を一元管理し、調整作業の効率化を実現します。さらに、ワークフロー機能では、紙やExcelで行われていた申請や承認プロセスを電子化し、迅速な意思決定を支援します。

また、AppSuite機能を利用することで、ノーコードで業務に合わせたアプリを簡単に作成可能となり、現場の業務プロセスの最適化を図れます。

これらの豊富な機能により、desknet's NEOは、業務改善やペーパーレス化を促進し、特にITリソースが限られる中小企業にとって理想的なツールとして利用されています。

desknet's NEO

ナレカン

ナレカンの特徴

  • 検索機能により、必要な情報に迅速にアクセス可能
  • ナレッジの一元管理とモバイル対応で場所を問わず情報を共有・利用できる
  • 承認フローや既読確認、リアクション機能で、円滑な情報共有を実現

「ナレカン」は、社内のナレッジ(知識や情報)を一元管理し、必要な情報を迅速に検索できるツールです。企業内の情報共有を効率化し、社員間のコミュニケーションを活性化するために設計されています。

ナレカンにはいくつかの特徴があります。まず、超高精度な検索機能を搭載しており、社員が必要な情報にスムーズにアクセスできる環境を提供します。この機能により、業務効率が大幅に向上し、日々の作業負担を軽減します。

加えてスマホやタブレットでも利用可能なため、オフィス外やリモートワーク環境でも活用が可能です。どこにいても情報共有がシームレスに行えるため、社員同士の連携を保ちながらスムーズな業務進行をサポートします。

そして承認フローや既読確認機能、リアクション機能を活用することで、情報の透明性が確保されるだけでなく、社員間のコミュニケーションも活性化します。

ナレカンは、企業の情報管理を効率化し、チームの連携を強化するための理想的なツールです。

ナレカン

Stock

Stockの特徴

  • 情報を流さず蓄積・整理できるストック機能で、効率的な情報管理を実現
  • タスク管理や社外メンバー連携など、多機能で幅広い業務をサポート
  • 完全暗号化やバックアップ機能による、高いセキュリティと信頼性

「Stock(ストック)」は、チーム内の情報を簡単かつ効率的に管理・共有できるツールです。シンプルな設計が特徴で、特に情報を流さず蓄積・整理するストック機能により、必要な情報に迅速にアクセス可能な環境を提供します。

さらに、タスク管理機能やメッセージ機能、社外メンバーとの連携機能が充実しており、プロジェクトの進行や外部関係者とのスムーズな連携をサポートします。また、スマホやタブレットにも対応しているため、リモートワークや外出先でも活用でき、柔軟な業務運営が可能です。

セキュリティ面では、完全暗号化やバックアップデータの保持機能を搭載し、情報の安全性と信頼性を確保。加えてオフライン環境でも情報にアクセスできます。

「Stock」は、情報共有のストレスを解消し、チームの生産性向上や業務効率化を強力に支援するツールです。

Stock

kintone

kintoneの特徴

  • プログラミング不要でドラッグ&ドロップによる簡単な業務アプリ作成
  • データベース機能とコメント機能の連携で効率的な情報管理と共有を実現
  • モバイル対応やアクセス権限設定により、安全かつ柔軟な業務運営をサポート

「kintone(キントーン)」は、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型の業務アプリ作成プラットフォームです。プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップ操作だけで業務に適したアプリを作成でき、データの蓄積、管理、共有が簡単に行えます。これにより、情報の分散管理やコミュニケーションの非効率性といった課題を解決します。

また、データベース機能とコメント機能が連携しているため、必要な情報を一元管理しつつ、関連するやり取りをデータに紐づけて共有できます。この仕組みは、情報共有をスムーズにし、業務効率の向上に貢献します。

さらに、スマートフォンやタブレット対応、アクセス権限設定を備えており、どこからでも安全に業務を遂行可能です。これにより、柔軟な働き方をサポートしつつ、チーム全体の生産性向上を支援します。「kintone」は、あらゆる業種や業務プロセスに対応できる柔軟性を持ち、効率的な業務運営を可能にします。

Kintone

Notion

Notionの特徴

  • ページやデータベースを自由にカスタマイズし、柔軟なワークスペースを構築可能
  • AI機能を活用し、テキスト生成や要約、データ整理を効率化
  • 他ツールとの連携で、情報を一元化し業務プロセスの最適化を実現

「Notion(ノーション)」は、メモ作成、タスク管理、データベース作成など、多機能を一つのプラットフォームで提供する柔軟性の高いワークスペースツールです。特に、カスタマイズ性の高いページやデータベース作成機能により、個人やチームのニーズに合わせた作業環境を構築できます。

また、AI機能を統合しており、テキスト生成や要約、データ整理などのタスクを効率化できます。情報の整理と処理が短時間で完了し、生産性の向上を支援します。加えて他のアプリやサービスとの連携が容易で、情報を一元管理しながらプロセス全体の効率化を図ることが可能です。

「Notion」は、情報の分散や業務管理の課題を解決し、個人やチームが抱えるタスクをスムーズに進めるための強力なツールです。柔軟性と生産性向上を求める方に最適な選択肢といえるでしょう。

Wiki、ドキュメント、プロジェクト機能をすべてつなげたワークスペース | Notion (ノーション)

自社に合った社内掲示板ツールの選び方

多様な社内掲示板ツールが存在する中で、自社に最適なものを選ぶには、導入目的や必要な機能を明確にすることが最重要です。同時に、利用者の意見を反映させ、コストや運用面を踏まえた慎重な検討を行うことで、ツール導入の成功率を高めることができます。この章では、選定に必要な具体的なステップを分かりやすく解説します。

【手順①】目的と導入理由を考える

社内掲示板ツールの選定は、導入目的の明確化から始まります。「情報共有を効率化したい」「部署間のコミュニケーションを円滑にしたい」「社員のエンゲージメントを向上させたい」など、ツールを導入する理由や目標を具体的に設定することが不可欠です。

例えば、情報共有を効率化する目的であれば、「検索機能の充実」や「リアルタイム更新機能」が必要になるかもしれません。

一方で、社員間の意見交換を活発化したい場合は、「コメント機能」や「匿名投稿機能」を優先するべきでしょう。

このように、目的を明確にすることで、自社に必要な機能を絞り込み、選定作業がスムーズに進みます。また、導入目的を社内で共有すれば、全員が同じゴールに向けて動きやすくなるため、ツールの活用効果を最大化できます。

【手順②】必要な機能をリストアップする

目的が明確になったら、次にその目標を達成するために必要な機能をリストアップしましょう。例えば、基本機能としては「投稿・コメント機能」「検索機能」が挙げられます。さらに、「部署ごとのアクセス権限設定」「モバイルデバイス対応」「通知機能」などのオプション機能も含め、現場の実務に必要な要件を整理します。

特に重要なのは、各機能の優先順位を明確にすることです。チームの多い大規模な企業では「ユーザー管理機能」が重要になりますが、小規模なスタートアップ企業では「簡易操作性」が優先されるかもしれません。優先度を設定することで、ツールの比較検討がしやすくなり、選定にかかる時間を短縮できます。

【手順③】各部署や利用者層のニーズをヒアリングする

社内掲示板ツールは、利用者の満足度が高いほどその効果が最大化されます。そのため、導入前に各部署や社員から意見を集め、実際のニーズを把握することが重要です。「現在の情報共有方法に不満があるか」「どのような機能があれば業務が効率化するか」といった質問を中心に、アンケートやヒアリングを実施しましょう。

このプロセスを経ることで、導入後に「使いにくい」「期待していた機能がない」といった不満を防ぐことができます。

また、現場の声を反映させることで、ツール導入に対する社員の理解と協力を得やすくなります。特に異なる部署間でニーズが分かれる場合、全社的な調整を行うことで導入後のトラブルを回避できます。

【手順④】ツールをいくつかピックアップして比較する

次に、複数のツールを候補としてピックアップし、比較検討を行います。この際、以下のポイントを基準に評価すると効果的です。

  • 機能性:リストアップした必要機能がどの程度満たされているか
  • コスト:初期費用や月額料金が予算に合っているか
  • 拡張性:他の業務ツール(チャットツールやクラウドストレージなど)との連携が可能か
  • サポート体制:導入後のサポートがどの程度充実しているか

比較表を作成することで、それぞれのツールの特徴を一目で把握でき、自社に最適な選択がしやすくなります。例えば、クラウドベースで操作が簡単なツールは、小規模企業に適している一方、高度なセキュリティ機能を備えたオンプレミス型ツールは、大企業や金融業界向けといえます。

【手順⑤】デモやトライアルで小規模導入から始める

選定候補が絞られたら、デモやトライアル版を利用して実際の使用感を確認します。この段階では、小規模なチームや特定の部署で試用を行い、ツールの操作性や機能の有効性を検証しましょう。

投稿や検索の操作が直感的に行えるか、通知機能が適切に作動するかなどを確認します。また、トライアル中にサポート窓口の対応をテストすることで、導入後のトラブル発生時に適切な対応が受けられるかを見極めることができます。

このプロセスは、ツール導入後の失敗リスクを最小限に抑えるために非常に重要です。そのためにも、あらかじめチェックポイントなどをまとめたチェック表などを作っておくと、検討がしやすくなります。

TUNAGでは実際に無料デモにより、操作感や機能を試してみることができます。社内掲示板の導入やエンゲージメント向上に課題を抱えている企業担当者は、お気軽にご連絡ください。

無料デモお申し込み | TUNAG(ツナグ)

【手順⑥】本格的に運用を開始する

トライアル結果を踏まえ、最終的に選定したツールを本格導入します。この際、社員が新しいツールを円滑に活用できるように、ガイドラインの整備や研修の実施が欠かせません。

また、運用開始後も、利用状況のモニタリングやフィードバックを定期的に収集し、改善を重ねることが成功のカギとなります。

例えば、「使い方が分からない」「ある機能が使いにくい」といった意見が寄せられた場合、迅速に対応するためのサポート体制を整えることが重要です。さらに、導入目的に対する達成度を定期的に評価することで、掲示板ツールの活用を最大限に引き出すことができます。

社内掲示板は効果的に使えば生産性を大幅にアップできる

社内掲示板は、適切に導入し効果的に運用することで、企業の生産性を大幅に向上させる強力なツールとなります。社員間のコミュニケーションが活性化されるだけでなく、情報共有の効率が飛躍的に高まり、業務全体のスピードアップに貢献します。

また、社員一人ひとりの声を拾い上げ、組織全体で課題を迅速に解決するための基盤を提供します。さらに、掲示板を通じて企業理念や価値観を共有し、社員のエンゲージメントを高めることで、長期的な成長の土台を築くことも可能です。

成功のカギは、導入目的の明確化や利用者のニーズを反映したツール選び、そして継続的な運用改善にあります。社内掲示板を戦略的に活用すれば、企業全体の連携を強化し、未来志向の組織作りを実現できるでしょう。

著者情報

人と組織に働きがいを高めるためのコンテンツを発信。
TUNAG(ツナグ)では、離職率や定着率、情報共有、生産性などの様々な組織課題の解決に向けて、最適な取り組みをご提供します。東京証券取引所グロース市場上場。

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