14の飲食ブランドを繋ぐ社内報運用とは - 「店舗内で完結しない横のコミュニケーションが生まれた」
※人事チームアシスタントマネージャーの樋口 愛様
株式会社タイソンズアンドカンパニー 従業員規模:500名〜 事業内容:ブルワリーレストラン「T.Y.HARBOR」のほか、 レストランやカフェ、ベーカリーなど14ブランドを展開 URL :https://www.tysons.jp/
▼POINT 【課題】各拠点を超えた情報共有が難しかった 【課題】コロナ禍による社内コミュニケーションの減少 【運用】会社全体を巻き込みながら運用する社内報 【運用】情報の粒度を調整し、必要な情報を届ける 【効果】コロナ禍での不安をTUNAGで払拭できた 【効果】部署を超えたコミュニケーションが活性化した株式会社タイソンズアンドカンパニー様は、天王洲の運河沿いにあるブルワリーレストラン 「T.Y.HARBOR」のほか、 レストランやカフェ、ベーカリーなど14ブランドを展開している企業です。 ブランドを超えたコミュニケーションの活性化やミッションやコアバリューの浸透を目的としてTUNAG(ツナグ)を活用していただいております。 今回は代表取締役社長の寺田 心平様、人事チームアシスタントマネージャーの樋口 愛様にお話を伺いました。
TUNAGを導入した背景
各店舗のスタッフ全員に代表の想いを届ける方法がなかった
〜TUNAGの導入背景や導入する前に課題に感じていたことをお伺いできればと思います〜 代表取締役社長 寺田心平様(以下敬称略): 元々飲食業の特徴として従業員の中に社員の人もいればスタッフの人もいます。その中で各店舗に在籍している多くのスタッフとはなかなか接点を持つことが難しく、どのようにコミュニケーションを取っていくかが長年の課題でした。さらにコロナの影響で飲食店を休業せざるを得ない中で、コミュニケーションの量が減ってしまいました。各店舗に社員とスタッフ含め多くのスタッフがいるなかで、ひとりひとりに直接伝えるというのはどうしても難しい部分があるので、自分の想いや会社の方針などを全従業員にダイレクトに伝えられる方法はないかと探していました。部署や店舗の垣根を超えた情報共有がスムーズに行えていなかった
人事チームアシスタントマネージャーの樋口 愛様(以下敬称略): TUNAGを導入させていただいた背景には、会社全体として大きく2つの課題がありました。一つ目は、部署や店舗の垣根を超えた情報共有が全体でスムーズに行われていなかったということです。元々、社内のSNSツールというのは活用していましたが、部署や店舗の垣根を越えた情報共有やコミュニケーションという部分はなかなかうまく行なわれていませんでした。会社独自の文化の醸成やエンゲージメント施策ができていなかった
もう一つの課題は、弊社としても企業全体で取り組むべき課題として感じていたのですが、弊社ならではの文化の醸成やエンゲージメント向上施策の実行という部分です。社長の想いをVTRにしたものや、社内のガイドブックなどの作成はしていたものの、十分に回り切っていないという現状がありました。 社内の文化醸成とエンゲージメント向上施策の実行。どちらもより加速させていくためにもTUNAGを導入しております。TUNAGの運用制度と体制
各店舗に紐付き、会社全体を巻き込みながら運用する社内報
※店舗ごとにカテゴリー表示させ、どの部門の方もアクセスしやすいレイアウトを採用 〜実際にどのようにTUNAGを運用されているか、お伺いできればと思います〜 樋口:はい、運用している制度と体制に関しては弊社の一つの特徴になりますが、まずは14ブランドある中の店舗に分けてカテゴリーを設定しています。また、弊社のユーザーがより使いやすいように制度なども全て各店舗に紐づけた形で運用を行なっております。もう一つ特徴的な部分として社内報があります。 弊社の社内報では人事だけが担当するのではなく、社長であったり、現場のマネージャーであったり、様々な担当者が発信をするということを行なっております。導入の背景にあった会社の中での横の繋がりや、この会社で働けて良かったなと思えるようなスタッフの思いの醸成というところに繋がるようなコンテンツの発信を導入から今までの間続けています。情報の粒度をコントロールし、必要な情報を必要な相手に
樋口:他にもTUNAGでは制度の設定によって情報発信の共有の範囲を自由に調整したり、必読通知の設定をすることによって情報の粒度をコントロールし、必要な相手に必要な情報をタイムリーに届けるということを意識的に組み立てて運用しています。コロナによる影響と取り組み
コロナ禍による店舗の休業や社内コミュニケーションの減少
〜飲食業という業界のなかで、やはりコロナの影響を大きく受けた部分もあるのでしょうか?〜 寺田:まず1番にコロナ禍で非常に大きく影響したところは、飲食店として、店舗の休業やスタッフの休業をせざるを得ないというなかで、やはり対面で会うことができず、コミュニケーションの量が減ってしまったということがありました。 樋口:他にも今までとの変化としてリアルで会議をすることがなかなか難しい状況になったこと、そしてこの状況がころころ変わる中で現場から個別に不安の声や、疑問の声というところがたくさん寄せられてきたということがあります。 営業状況としては、緊急事態宣言解除後も通常とは異なる状態が続いていました。例えば、営業時間の短縮であったり、あるいは、今までやっていなかった店舗でもテイクアウトを開始したり、というようにイレギュラーな状態での営業が続いていましたね。コロナ禍においても臨機応変な運用
〜コロナの影響を受けたことで何か運用の工夫などはされていたのでしょうか?〜 樋口:情報に関してはこちらから届けるということ以外にも、従業員からの声を吸い上げるということにも取り組んでいてTUNAG上でコロナの相談窓口を設置しました。個別で声が届いたり、気軽に相談できる窓口を設置しています。 コロナ禍における運用としては、オンライン会議の実施の点でTUNAGを活用しました。弊社は元々対面での会議をメインとして運用しておりましたので、遠隔地での会議というのはこれまでほとんど行なっておりませんでした。 そこで、使い方の説明から当日の運営、さらに後日のアンケートの結果の共有まで全て一貫してTUNAGを通して行いました。さらに情報発信であったり、諸々のサポートを行なったことで初回から今月に至るまで円滑にオンライン会議を進めることができています。TUNAG導入後の効果
コロナ禍でのスタッフの不安をTUNAGを活用することで払拭できた
〜TUNAGを導入して感じられた効果や、エピソードなどがあれば伺えますか?〜 寺田:コロナ禍でどうしてもコミュニケーションの量が減ってしまいましたが、TUNAGを通して、スタッフに今の会社の状況や会社の方針を発信し続けてきたことで、社員だけでなく普段接する機会の少なかったスタッフからもいい反応を得ることができ、従業員のモチベーションを高く保ったまま会社としてうまくコミュニケーションを取りながら乗り越えることができたと思います。このような状況において、非常に役に立つプラットフォームとしてTUNAGを活用することができました。 樋口:また、TUNAG上でコロナの相談窓口を設置したことも大きかったと思います。気軽に相談できる窓口を置き、TUNAGを通して発信することによって今まで拾えていなかったような声も、拾うことができたので、コロナ禍における従業員の不安というのはかなり払拭できたと思います。部署を超えたコミュニケーションが活性化し、業務改善に繋がった
樋口:他にもTUNAGの効果を実感した点として、部署を越えたコミュニケーションの活性化という点があります。1つの事例として、あるレストラン店舗のスタッフから全体に向けて「体温計の設置により、海外のお客様に関してどのように案内すればいいか」という英語のちょっとした使えるワンフレーズというようなものが発信された投稿がありました。そのような投稿内容が全社の目について「うちの店舗でも真似できるね」であったり「こういう内容を求めてたよ」というような、店舗内で完結しない横のコミュニケーションが生まれました。 ※タイソンズアンドカンパニー様の社内報「TYSONS NEWS」制度です。部署を越えたコミュニケーションの活性化を目的として、経営陣からのメッセージや各ブランド・店舗などの様々な情報の発信に活用いただいてます。今後考えていること
TUNAGを活用した研修などの教育関連コンテンツの整備
〜今後取り組んでいきたいと思っていること、TUNAGに期待していることを教えていただきたいです〜 樋口:現状TUNAGは、弊社にとってなくてはならないコミュニケーションツールとなってきています。今後に関しては、エンゲージメントの向上をより加速させていくということに加えて、TUNAGを活用して教育関連の整備、あるいはそこと紐づくような部分でいうと、弊社だからこそできるコンテンツの整備や、本部研修や現場での研修など各種研修との連動といった部分についても力を入れていきたいなという風に考えています。 〜寺田様 樋口様、お話いただきありがとうございました!〜 タイソンズアンドカンパニー様のようなお取り組みを推進する背景には、寺田様が今まで行ってきた一人一人に対する想いが溢れていると思います。さらに、若手からベテランの方まで従業員の皆さまがこのような社内制度に積極的に参加し、成長を続けていることが、印象的でした。 今後、弊社と共に益々のエンゲージメント向上を実現させていただければと思います。 寺田様 樋口様、お話いただきありがとうございました!▼『TUNAG』について 上記の株式会社タイソンズアンドカンパニー様の事例のように、 『TUNAG』では、会社として伝えたい理念やメッセージを様々な「社内制度」という形で表現し、各拠点や店舗との漏れのない情報共有を実現することができます。また、各会社の課題に合わせた社内報を運用することもでき、顔を合わせることができない中でも組織のつながりを強化し、コミュニケーションを活性化する仕組みがあります。 今回の事例のように、 ・各拠点を超えた情報共有をしていきたい ・社内報の運用を始めたい ・休業やリモートワークにおいてもコミュニケーションを活性化したい などのお悩みがございましたら、無料でご相談を行っておりますので、下記フォームよりお問い合わせください。またリモートワークでも組織の一体感を生む「WEB社内報」運用ノウハウも無料公開しております。是非ご覧ください!