美容室の「見えない貢献」を可視化する。ポイント制度と情報共有で、スタッフの働きがいが変わった

複数の美容サロンを展開する株式会社ルプラボウ。同社では正社員・時短社員・パート・アルバイト(美容学生)など多様な雇用形態のスタッフが働いており、拠点をまたいだ情報共有や、給与だけでは評価しにくいスタッフへの還元という課題を抱えていました。

そこでTUNAGを導入し、全社チャットの一元化や日報共有の仕組み化、そして独自のポイント制度の運用を実現。「見えにくい頑張り」が自然と目に触れる組織文化を育んでいます。

今回は、TUNAG運用を一手に担う人事担当の守田様(以下、敬称略)に、導入の経緯から現在の活用状況、そして今後の展望まで詳しくお話を伺いました。

【課題】操作性の壁と、給与だけでは届かないスタッフへの感謝

〜TUNAG導入前、どのような課題がありましたか?〜

守田:以前からグループウェアはいくつか使っていたんですが、操作性がどうしても直感的でなくて。特に作成したファイルがパソコンでしかアクセスできなかったり、スマホひとつで完結できない状況がありました。

また、店舗間の連絡がLINEで行われていましたが、プライベートとの境界が曖昧になってしまいますし、情報も散らばってしまって。仕組みが使いにくいと、スタッフが「やらない」方向に流れていってしまうんですよね。

もう一つ大きかったのが、スタッフへの還元の問題です。美容学生がアルバイトとして働いているんですが、扶養の範囲内での勤務になるため、目標を達成しても給与という形では上限を超えてしまいかねない。でもモチベーションに関わることなので、給与以外のかたちで頑張りを還元できる仕組みが欲しかったんです。

〜情報共有以外に、組織内で感じていた課題はありましたか?〜

守田:やっぱり「見えない貢献」の問題ですね。美容室って数字が見えやすい業界で、売上が突出しているスタッフが評価されやすいんです。でも、サロンを支えてくれてる子、縁の下で丁寧に動いてくれてる子って絶対いるんですよ。そういった子たちはなかなか日の目を浴びにくかったりする。

組織として成長していくためには、売上が高い2割だけじゃなくて、残りの6〜8割の頑張りをどうカバーするかが大事だと思っていました。それが以前から課題意識としてありましたね。

【決め手】「これならポイント制度が叶えられる」即決に近い判断

〜TUNAGはどんなきっかけで知りましたか?〜

守田:実は社長が見つけてきたんです。「TUNAGって知ってる?」って聞かれて、私もなんとなくInstagramの広告で見たことがあって、「あ、なんか見たことあります」って(笑)。じゃあ話聞いてみようかっていう流れで、担当の方にご説明いただきました。

〜直前まで別のツールを使われていたと思います。TUNAGへの切り替えの決め手は?〜

守田:大きく2つあります。1つ目はスマホだけでスタッフが使えるかどうか、という点です。以前使っていた美容サロン向け動画マニュアルツールは、操作性の部分でスタッフの負担になっていました。TUNAGを見せてもらった時に「これならスマホ1個でいけそうだね」という感触があって。仕組みって、簡単だから続くし、文化になっていくと思っているので、そこはすごく重視しているところです。

2つ目が、ポイント制度です。実は以前から「給与以外でスタッフに還元できる仕組みが欲しい」という話を社内でしていて、他のサービスも試したんですが、操作性や柔軟性の面で断念していたんですよ。1年ほど諦めていたところに、TUNAGのポイント機能を紹介いただいて。「これ、できますよ」って言われたため、本格的に導入を検討することになりました。

〜スタッフへの導入告知はどのようにされましたか?〜

守田:毎年1月に年頭会議というイベントがあるんですが、そこで私が人事部門のプレゼンとしてTUNAGの導入と、ポイント制度で叶えられる未来のイメージをスタッフに向けて発表しました。前のツールから1年で切り替えるので「また変わるのか」という反応はありましたけど(笑)、比較的ポジティブなムードで進められたと思います。

【取り組み】困りごとを1つひとつ解決する丁寧な設計と移行

〜移行はスムーズにできましたか?〜

守田:他ツールとの並行期間は約2~3ヶ月で、一気に切り替える形で進めました。移行の時に気をつけたのは、旧ツールで一番使われていた教育マニュアルは、TUNAGに移行し終えるまでは旧ツールで見られる状態を維持したこと。チャットはLINEからTUNAGに移行するため、必要なグループをひと通り作って、そちらに誘導していきました。

〜各部門に定着させるために工夫したことはありますか?〜

守田:まず各部門に「何に困ってますか?」と聞いてまわったんですよ。フォトスタジオはこういうことで困ってる、総務はLINEで個別に連絡が来るのが嫌だ、という声をひとつひとつ拾って、それを解決できるように制度を設計していきました。

「使わなきゃいけない」という義務感からではなく、「これがあると仕事しやすい」「これ便利だな」と感じてもらうことで、自然と定着していくと思っているので。使ってくれる理由を作ることを意識しましたね。

〜現在、具体的にどのような使い方をされていますか?〜

守田:大きく分けると、チャット・日報・ポイント・サンクスカード・トップメッセージという感じです。

チャットは店舗間・部門間・プロジェクト間の連絡をすべてTUNAGに集約しました。これがログイン率を高めている一番の理由だと思っています。日報は他店舗の事例を全社でリアルタイムに共有する仕組みで、どの店舗でどんな取り組みが盛り上がっているかが見えるようになっています。

ポイント制度は、うちの雇用形態の特殊事情から生まれた取り組みです。美容学生がアルバイトとして働いているんですが、扶養の範囲内での勤務が前提になるので、目標を達成してくれても給与という形で上乗せするのが難しかったんですよ。でも本人たちのモチベーションに関わることなので、給与以外で還元できる仕組みをずっと探していたんです。以前別のサービスで試みたこともあったんですが、操作性や柔軟性の面で断念して、1年ほど諦めていたところにTUNAGのポイント機能を紹介いただいたという経緯があります。

ポイントは主に月次の目標達成時と、他店舗へのヘルプ出勤時に付与しています。以前はどちらも給与の手当として乗せていたものをポイントに切り替えた形で、対象スタッフは月に約230名います。貯まったポイントはウィッグや練習用備品、社内商品の購入などに使えるようにしていて、社内でしか使えない設計にしています。スタッフへの還元と社内での購買が両立できる仕組みで、社長からも「これからもっと期待できるね」と言ってもらっています。ポイント交換を始めたのが今年2月からなので、まだ実績を積んでいる段階ではありますが、スタッフにとって目に見える形で頑張りが返ってくる実感は生まれていると感じています。

サンクスカードは、日々の「ありがとう」を可視化するためのもので、月30〜40件ほど共有されています。社長のトップメッセージは今年1月から始めて、スタッフからのコメントやスタンプが集まるようになりました。

部署ごとの情報設計も細かく行っていて、保育部門のスタッフに美容室の売上は見えなくていいし、でもサンクスカードや日々のやり取りは横断して見えるようにしています。必要な情報と必要でない情報を分けることは、かなり意識しました。

【効果】離職率0、ログイン率8割 数字の裏にある「見える化」

〜TUNAG導入後、どのような変化がありましたか?〜

守田:まずアクセス面では、平均ログイン率が8割ほどになっています。旧ツールと比べると、本当にアクセスしてくれてるな、という実感があります。

そして嬉しかった変化が、2025年度の新卒スタッフ(美容学校卒)の離職が0だったことです。TUNAG導入から1年間の成果として、正直これは大きいと感じています。トレーニング進捗も追いやすくなり、他店舗でお客さんを呼べた事例をリアルタイムで共有できるようになったことで、スタッフ自身が学びを活かしやすくなったのではと思っています。

日報の仕組みで、今まで本社から見えにくかった現場スタッフの名前や取り組みが届くようになって、社長から「この子うまくやれてるよね」というコメントが上がってくるようになりました。個人が見えてくるっていうのは、やっぱりすごく大きいんですよね。

〜サンクスカードの反響はいかがですか?〜

守田:月30〜40件のありがとうが共有されていて、本当に細かい日常の貢献が見えるんですよ。数字が目立つスタッフじゃなくても、「こういう場面でフォローしてくれてた」みたいな声が届く。店長も他のスタッフも、それを見て「おはよう」じゃなく「あのこと、すごかったね」って具体的な一声がかけられるようになる。社長もサンクスカードを見て「ほっこりする」と言っていて、全社でそういう雰囲気が育ってきています。

【運用の工夫】「楽しいから使う」を徹底した仕掛けづくりの姿勢

〜運用はほぼお一人で担われているとのことですが、大変ではないですか?〜

守田:あんまり大変と思わないんですよ(笑)。むしろ「ここまでできるのか」ってワクワクしながら設計してるので、達成感の方が大きい。時間はないなとは思いますけど、困ってはないですね。

一番達成感があったのは、日報の仕組みを整えた時です。社長が求めていて、でもなかなか形にできていなかった他店舗のいい事例をリアルタイムで共有できて、しかもスタッフの名前つきで届くようになった。あの時は「できた!」という感覚がありましたね。

〜継続して使ってもらうための工夫はありますか?〜

守田:「義務感では続かない」と思っているので、スタッフが「使いたい」と思える仕掛けを意識しています。サンクスカードもポイント制度も、仕組みとして組み込むことで自然とTUNAGを開く理由になる。フォトスタジオ部門は一時期運用を止めようかという話もあったんですが、他部門の活用を見て「うちもちょっとやってみようか」という動きになってきているんですよ。横で見えることが、波及していく力になっているんだなと感じます。

【今後の展望】コメントが飛び交う組織へ。役員発信でさらなる一体感を

〜今後、TUNAGでやっていきたいことを教えてください〜

守田:まずコメントをもっと増やしたいですね。スタンプは押してくれるようになってきたんですが、コメントまでいくのがまだ難しくて。日報に対しての疑問や気づきがリアルタイムで議論されるようになると、現場の動きがもっと早くなると思っています。

カスタマーサクセスの方からも提案いただいているんですが、今は社長のトップメッセージが好評なので、次は役員や部門リーダーも自分の言葉で発信できる場を作りたい。そうすることで社長はもう少し高い視点のメッセージを届けられて、全体としての一体感が強くなるんじゃないかと思っています。

あとは、TUNAGを導入してから他のサロンさんや企業さんに話す機会が増えているんですよ。「うちはこう使ってます」と話すためにも、ページの作り込みやアイコン1つにも妥協できないなって。紹介できるくらい自分たちが実践できていないといけないと思っているので、それが自分のモチベーションにもなっています。

〜守田様、お話しいただきありがとうございました〜

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