社員の“ありがとう”で社内が繋がる。事業を支えるTUNAG活用。情報共有・称賛文化・見える化で、社員の活性化と組織力を高めた取り組み
「『続く』を支える。」をコーポレートメッセージに掲げ、東京都を中心に物流、食品、情報、不動産の事業を展開する株式会社ヤマタネ。
同社では、社員数の増加やアナログな運用により、情報共有のムラやコミュニケーション不足が課題となっていました。部署・拠点を超えた連携も弱く、双方向のつながりが不足していたため、創業100周年を契機に「情報伝達の効率化」と「社員同士のつながり強化」の両立を目指してTUNAG(ツナグ)の導入に踏み切りました。
TUNAGを活用したコミュニケーション施策について、執行役員の杉本様、デジタル戦略室長の姫野様、物流カンパニー関東支店業務部業務企画課 課長代理の横山様、デジタル戦略室の鳥越様(以下、敬称略)に詳しくお話しを伺いました。
(取材:2025年4月)
【課題】社員のつながりが足りない、情報共有にムラがあった

執行役員 管理本部 総務部長 杉本 しのぶ様
〜 貴社ではTUNAGを導入前にどのような課題を抱えられていましたか?〜
杉本:ヤマタネでは、部署や拠点ごとのコミュニケーションがうまく取れていないことが大きな課題でした。業務連絡はグループウェアを使って行っていたんですが、どうしても堅苦しい感じになってしまって、カジュアルにやり取りする場がなかったんです。それに、現場の声や反応が見えにくかったので、社員同士の理解が深まらないということもありました。そんな中で、グループ全体で気軽にコミュニケーションが取れるツールを探していたんですね。
TUNAGは、まさにそのニーズにぴったりだったので、導入を決めました。
使ってみると、社員一人ひとりの個性が見えるようになり、それに対しての反応も増えて、少しずつですが社内の「つながり」が強くなっていったなと感じています。
〜なるほど、TUNAGの導入は社内のコミュニケーションに変化をもたらしたんですね。では、100周年イベントとTUNAGの導入はどのように関連していたのでしょうか?〜
【決め手】100周年記念祝賀会をきっかけにTUNAGの導入が加速

コーポレート本部 デジタルイノベーション部 デジタル戦略室 鳥越 結月様
鳥越:実は、100周年記念祝賀会とTUNAGの導入がちょうどいいタイミングで重なったんです。もともと、社内のコミュニケーションに課題を感じていて、TUNAGを導入しようと検討していたんですが、ちょうどその頃に100周年の祝賀会があることがわかり、これがTUNAGを活用する絶好のチャンスになったんです。
祝賀会では、大きなスクリーンに参加者の投稿をリアルタイムで映し出すという形で、TUNAGを活用しました。みんながその場でTUNAGに投稿する様子を見て、自然に参加者が自分の投稿もしてくれるようになりましたし、このイベントがTUNAGを社内に浸透させるきっかけとなったと思います。
【取り組み】100周年アイデア大会の成功とTUNAG活用

物流カンパニー関東支店業務部業務企画課 課長代理 横山 雄一様
〜100周年記念祝賀会とTUNAG導入が重なったとのことですが、100周年を記念して行ったアイデア大会についてもお聞かせください。〜
横山:創業100周年を迎えたことを記念して、グループ役職員参加型のアイデア大会を開催しました。
TUNAGのアンケート機能を活用して、社員が自由にテーマを選べる形式で進め、募集したのは、「こんな社内制度があったらいいな」や、「土地活用アイデア」、「業務改善」、「新事業アイデア」の4つのカテゴリーです。
約150件のアイデアが集まり、優秀なアイデアは7月3日の創業記念日に表彰されました。賞金総額は100万円という形で、会社としてもかなり力を入れた取り組みとなりました。
【効果】TUNAGで社内のコミュニケーションが強化され、繋がりが深まる

コーポレート本部 デジタルイノベーション部 デジタル戦略室長 姫野 力也様
〜TUNAGが社内に浸透していく中で、どんな工夫をされましたか?〜
姫野:初期に人気だったコンテンツとしては、「ペット自慢」がありました。参加しやすいテーマから始めて、まずは気軽に投稿できる雰囲気を作ることを意識しました。
それから、運営チームからは毎週1回、お知らせを出して、新機能の紹介や使い方のヒントなどをお伝えしました。
毎週金曜日は「サンクスデー」として、サンクスメッセージの送信を奨励しています。通常、サンクスを受け取った側だけがポイントをもらう仕組みですが、この日は送った側にもポイントがもらえるようにしています。これによって、感謝の気持ちをお互いに送ることが習慣化され、さらに社員同士のつながりが深まったように感じます。
【運用の工夫】サンクスデーの定着と継続的な取り組み
〜サンクスカードの導入時、社員の反応はどうでしたか?〜

姫野:サンクスキャンペーンを始めると、特に金曜日は投稿数が増えましたね。サンクスデーの効果がかなり大きかったです。継続させるためには、経営層が集まる会議でサンクスを送るようお願いしたり、毎週リマインドのメールを送るなど、地道な取り組みも行いました。
それに、社長からサンクスが届くと、驚く社員が多いんですよ。特に営業所のように普段社長と話す機会が少ない社員には、すごく喜ばれています。こうしたやり取りが社員のモチベーションアップにもつながっていると思います。
【効果】部活動の増加にTUNAGはどう貢献したか
〜TUNAGは部活動の増加にも貢献したということですが、具体的にどのように関わったのでしょうか?〜

杉本:部活動の人数規定が緩和されたことも大きかったですね。もともとは部活動を作るために20人以上のメンバーが必要だったんですが、この規定が5人以上でもOKになったんです。これで、より多くの部活動が立ち上げやすくなりました。
TUNAGを通じて部活動の情報発信や部員募集ができるようになったことも大きなポイントです。部活動の活動内容やメンバー募集を、タイムラインや投稿で広めることができ、メンバー同士のコミュニケーションも活発になりました。その結果、昨年度4月時点で4つだった部活動が、年度末には17の部活動まで増加しました。
本社だけでなく、グループ会社や関西の拠点でも部活動が作られるようになり、TUNAGが部活動を盛り上げるためのプラットフォームとして機能し、社内の活性化にも貢献したと思います。
【業務改善】ヒヤリハット情報の共有と安全管理
〜TUNAGは、社内コミュニケーション活性化だけでなく、業務改善にも活用されていると伺っていますが、具体的にはどのように役立っているのでしょうか?〜

実際のTUNAGの画面です。これまで紙やスプレッドシートで共有していたヒヤリハット報告をTUNAGへ移行。一部の人にしか行き渡らなかった情報が現場全体に広がるようになった。
横山:社内コミュニケーションの活性化に加えて、業務改善や安全管理にも大きく貢献しています。例えば、ヒヤリハットの情報共有に関しても、弊社ではTUNAGを活用しています。
これまでは各営業所にポスターを配布して、危険と感じたことを投稿してもらい、その情報をスプレッドシートで共有する方法を取っていました。しかし、現場の従業員にはパソコンがなく、情報が上層部にしか届かず、現場全体に情報が伝わりにくい状況でした。
そこで、TUNAG導入と同時に、業務用スマートフォンの配布対象を約170人増やし、全従業員がスマホで簡単に情報を見られるようにしました。これにより、ヒヤリハット情報が全員にリアルタイムで共有されるようになり、現場の反応が迅速に得られるようになったんです。情報の伝達がスムーズになり、安全管理の向上にもつながったと感じています。
【TUNAGの位置づけ】社内コミュニケーションを支える重要なツール
〜2025年度の経営方針の中で、TUNAGはどのように位置づけられているのでしょうか?〜

杉本:2025年度の経営方針の中に、「TUNAGログイン率70%」という目標が掲げられています。社内のコミュニケーション活性化が経営方針で最も重視されていて、TUNAGはその重要なツールとして位置づけられています。社長もTUNAGが社内コミュニケーションの活性化に大きく貢献するツールだと強く認識しています。
また、会社の理念体系の中で、「大切にする価値観」の一つに「“ありがとう”を繋げる」という価値観があります。このサンクスメッセージ機能が、まさにこの価値観を可視化する役割を果たしているんですね。社員が感謝の気持ちを簡単に伝え合うことができ、社内の風土や文化をより良くする一助となっています。
【TUNAGが生み出す、真のつながり】どんな企業に最適で、これからどう変化を促すか
〜最後に、TUNAGはどんな企業に向いていると思いますか?〜
鳥越:弊社みたいなコミュニケーション活性化を目標とするような企業には特に向いていると思いますけど、逆にどんな企業でも使えるツールだと思いますね。特に拠点が多かったり、これからもっと大きくなりたい会社にはすごく良いと思います。
TUNAGって、どの世代でも直感的に使えるので、年齢に関係なく、みんなが気軽に使い始めて、自然にコミュニケーションが増えました。
社員同士の“つながり”が強くなるのが感じられるし、これを使うことで、会社全体がもっとひとつになっていく感覚が強くなるんじゃないかなと思います。それが、TUNAGが持つ力なんですよね。

〜杉本様、姫野様、横山様、鳥越様、お話しいただきありがとうございました!〜

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