双方向コミュニケーションを活性化させるポイントと成功事例を解説

  • コミュニケーション不足で情報共有がうまくいっていない
  • 1on1をしても、一方的な感じがして部下が何を考えているのかよくわからない
  • リモートで顔を合わせる機会が少なく、職場の一体感が得られない

こうした課題を抱える企業は多いのではないでしょうか。双方向のコミュニケーションが円滑に行われなければ、情報伝達のミスやズレによる生産性の低下を招くだけでなく、人間関係がうまくいかず離職につながる場合もあります。

しかし、そうした課題解決のために実際に何をすればいいのか、どのようなツールが利用できるのかがわからず悩んでいるご担当者もいらっしゃることでしょう。

そこで本記事では、双方向のコミュニケーションを活性化させるコツや具体的に役立つツール、ツール活用の成功事例を解説していきます。

双方向コミュニケーションとは

職場でのコミュニケーションは一方通行のものではなく、お互いの気持ちや意思をやり取りする「双方向コミュニケーション」が重要です。

一方通行の情報伝達では、お互いに理解しているかがわかりにくく、伝えたいことや話したいことが言い出せずに悩みや不安が募っていってしまうこともあります。

従業員と役員・部署内外・異なる階層の従業員同士など、職場ではさまざまなコミュニケーションの場面があります。双方向のコミュニケーションが実現できれば、情報共有や意見交換がスムーズ、かつ活発に行われ社内の生産性が上がるでしょう。

さらに、お互い安心して本音で語り合えることで職場や仲間に対する信頼感が生まれ、会社に対するエンゲージメントやモチベーションの向上にも繋がります。

職場での双方向コミュニケーションを成功させるポイント

職場では毎日何かしらのコミュニケーションが生まれていますが、漠然と受動的に見ているだけでは、双方向のコミュニケーションにはつながりにくいでしょう。能動的にこちらから働きかけ、活発なコミュニケーションが生まれる職場にするためのコツをお伝えしていきます。

役職・部門を超えたコミュニケーション機会の設計

上司と部下・グループ内の従業員同士・他部署の従業員とのコミュニケーションなど、さまざまな場面や機会を捉えてコミュニケーションが取れる状況を用意しておけば、双方向のコミュニケーションが発生しやすくなります。

たとえば、以下のようなことが考えられるでしょう。

  • 社内イベントの開催
  • 社員食堂
  • アイデアソン

このような施策を行うことで、部署内だけでなく普段あまり話したことのない部署外の従業員や役員などとも接する機会が生まれ、相互理解が促進されて職場の雰囲気がよりよいものになっていくはずです。

ちなみにアイデアソンとは、「アイデア」と「マラソン」が組み合わさった造語です。グループ内でアイデアをどんどん出し合う中で、新しいアイデアを生み出したり、コミュニケーションの活性化につながるなどの効果が期待できます。

コミュニケーションツールの導入

オフラインでの面と向かったコミュニケーションはもちろんのこと、近年ではオンラインでのコミュニケーションの機会が増え、その重要性が高まってきています。

Chatwork株式会社が2022年7月に実施した調査によれば、コミュニケーションツールの一つであるビジネスチャットを普段ビジネスに利用している人は46.4%という結果でした。

コミュニケーションツールはメッセージのやり取りだけに止まらず、豊富なリアクションで気持ちを伝えたり、従業員同士の自己紹介やサンクスカードを送り合ったりするなどコミュニケーションを促進する機能を兼ね備えています。

以下でいくつかを紹介していくので、自社に役立つツールはないか、ぜひ参考にしてみてください。

双方向コミュニケーションの活性化に役立つツールを紹介

ここでは双方向コミュニケーションを活性化させるのに役立つ4つのツールを紹介していきます。

コミュニケーションツールを選定する際は、自社の組織課題をもとに、機能要件や価格を明確にしましょう。

そして、それらに最も合致するサービスを選び、資料請求や無料トライアルを活用して実際に試してみることが重要です。

TUNAG(ツナグ)

運営会社

株式会社スタメン

公式URL

https://biz.tunag.jp

「TUNAG(ツナグ)」は社内コミュニケーションの活性化から業務DXまで、組織の数ある課題を一つで解決できる社内コミュニケーションツールです。

利用している企業は800社以上、利用ユーザー数は80万人以上となっており、業種業界・規模を問わず導入が広がっています。

スマホ一つで組織の「情報共有」「人材育成」「社内交流」「申請報告」ができるため、複数のサービスを導入する必要がなく、TUNAGだけで組織全体のDXを一気に促進できます。

ourly(アワリー)

運営会社

ourly株式会社

公式URL

https://service.ourly.jp/

「ourly(アワリー)」は、社内コミュニケーションの活性化や企業理念を浸透させ、従業員のエンゲージメント向上に寄与するWeb社内報です。設立してからまだ日が浅いものの、サービス継続率100%という実績があります。

独自のリアクション・コメント機能やプロフィール機能で、相互理解を深め、部署や拠点を超えたコミュニケーションを促進できます。

  • 料金:要問い合わせ
  • 無料トライアルの有無:あり(2週間)

Talknote(トークノート)

運営会社

Talknote株式会社

公式URL

https://talknote.com/

「Talknote(トークノート)」は、フィードによるリアルタイムの情報共有で社内のコミュニケーションを促進するプラットフォームです。

メッセージ機能では社員同士が1対1で効率的にコミュニケーションを図り、ノート機能を活用することで情報共有も円滑に行えます。また、データ分析機能により利用時間や頻度を把握できるため、個々のモチベーション管理にも役立ちます。

  • 料金:要問い合わせ
  • 無料トライアルの有無:あり(2週間)

Slack(スラック)

運営会社

株式会社セールスフォース・ジャパン

公式URL

https://slack.com/intl/ja-jp/team-chat

「Slack(スラック)」は、Slack Technology社が開発したビジネスチャットツールです。世界150ヶ国以上で利用されており、アクティブユーザー数1,200万人を誇ります。

チャット機能だけでなく、ビデオ通話やタスク管理など業務効率化のための機能が豊富に搭載され、外部アプリケーションとのAPI連携が可能なことも大きな魅力です。

  • 料金:プランにより異なる
    • フリー:無料
    • プロ:月額¥925/人(年払い)
    • ビジネスプラス:月額¥1,600/人(年払い)
    • Enterprise Grid:要問い合わせ
  • 無料トライアルの有無:あり(30日)

双方向コミュニケーションを成功させた事例

ここからは社内コミュニケーションツールのTUNAG(ツナグ)を実際に導入して、双方向コミュニケーションを成功させた3つの事例を紹介します。

店舗を超えたコミュニケーションが可能になり情報共有が容易に(株式会社WDI JAPAN様)

「カプリチョーザ」「ハードロックカフェ」「サラベス」など25以上のレストランブランドを展開し、日本国内および海外で合計160店舗以上を運営する、株式会社WDI JAPAN様。

25以上のブランドを展開している中で、情報共有がうまく行われていないことや情報を更新すればするほど重要な情報がどんどん埋もれていってしまうといったツールの問題も抱えていました。

そこで、コミュニケーションの円滑化とツールの問題点を解決するために、TUNAGを導入。いろいろな情報をタイムライン上で見られることやSNS感覚でカジュアルに使える点が受け入れられ、円滑な情報共有を実現でき、会社の動きも伝わりやすくなったといいます。

また、各店舗の取り組みの発表やスタッフの表彰をコンテンツ内で行うなど、TUNAGの活用が広がりをみせ、従業員の帰属意識に良い影響を及ぼしているようです。

事例記事はこちら>>「ブランドを超えた社内広報」を実現。カプリチョーザなどを展開するWDI JAPANの社内コミュニケーション事例

頑張りを可視化、称賛し拠点を超えて繋がる(葵企業株式会社様)

冷凍食品の入庫・出庫を行い、食品物流の要を担う葵企業株式会社様。東京を中心に、約30拠点の営業所を展開しています。

同社では、若手社員の離職率が高いことや、経営層からの発信が現場までリアルタイムで届かないことに課題を感じ、TUNAGを導入しました。

従業員の頑張りを称賛する「スマイルリポート」の取り組みを従来の「紙」から「デジタル」に移行したことで、頑張りを漏れなく賞賛できるようになり、ペーパーレス化にもつなげられました。そのほか、事故防止の啓蒙や営業所内での業務連絡にもTUNAGが利用されています。

さらに、TUNAGをきっかけにして、従業員同士の新たなコミュニケーションも生まれるようになりました。

事例記事はこちら>>「コツコツ頑張る人をきちんと称賛」拠点の多い倉庫業で全社員への発信手段を整えた、葵企業のデジタル化事例

社内コミュニケーションを改善し拠点を越えた交流が生まれた(光田モータース様)

愛知県一宮市を中心に自動車販売・車検・整備・レンタカーなどの事業を8拠点で行い、お客様のカーライフ全般をサポートする有限会社光田モータース様。

コロナ禍でコミュニケーションが希薄になったことや、情報伝達の手段がアナログで、情報がリアルタイムに伝わらないことに課題を感じていました。

これらの課題を解決するために、数社のツールを比較後、導入ハードルの低さが決め手となりTUNAGの導入に至りました。

スケジュールの掲示や拠点間の情報共有をはじめ、今では従業員の誕生日をお祝いしたり、良い行動や感謝の気持ちを伝えたりとコミュニケーションツールとしても幅広く活用されています。

その結果、会社のコミュニケーションが活発化し、人間関係で会社を辞める人が今は全くいない状況に変わったということです。

事例記事はこちら>>「この会社が大好きだ」と言ってもらえる組織へ:光田モータースが脱アナログとコミュニケーション活性化を実現するまで

まとめ | 双方向コミュニケーションを促進するには

今回は職場での双方向コミュニケーションを成功させるコツやコミュニケーションの活性化に役立つツール、ツール活用の成功事例を紹介しました。

話し手の一方的な「言ったつもり・伝えたつもり・わかったつもり」では、情報共有がうまく行われず、業務効率を下げてしまいます。また、お互いの意思疎通が不十分なままでは、良好な人間関係の構築や望ましい職場の雰囲気を醸成することは難しいでしょう。

そのため、双方向のコミュニケーションが生まれるような機会の設定・職場の環境作り・コミュニケーションツールの活用など、企業は自社の実態や状況に合わせて実施していくことが重要です。

本記事をぜひ参考にしていただき、コミュニケーションツールの導入などを検討する際にご活用ください。

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