企業の持続的成長には、従業員の声を正確に把握することが不可欠です。エンゲージメントサーベイはその有効な手段ですが、真の価値は収集したデータの活用にあります。本記事では、エンゲージメントサーベイのデータから、実践的な洞察を得るための方法を解説します。
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TUNAG(ツナグ)が提供するエンゲージメントスコアは、行動ログデータから個人・部署のエンゲージメント状態を可視化する新しい従業員サーベイです。従来のサーベイのようなアンケート回答の手間はなく、回答時の「意思の介在」を抑えることで、コンディションをより客観的かつリアルに分析できます。
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サーベイは組織の現状を客観的に評価する重要なツールです。ここでは、サーベイの基本概念と、企業経営における重要性を解説します。
エンゲージメントサーベイとは、従業員エンゲージメントを測定するアンケート調査のことです。「ビジョンを理解しているか」「事業の方向性に共感しているか」「上司や同僚との関係は良好か」「成長実感はあるか」などを調査できるため、企業にとって、エンゲージメントサーベイは従業員の声を直接聞く貴重な機会となります。
定期的に従業員エンゲージメントサーベイを実施することで、組織の状態や課題をリアルタイムで把握でき、それに対して迅速に対策を取ることで、離職率の低下や生産性の向上などの成果につなげることができます。
エンゲージメントサーベイは、定性的・感覚的に捉えられがちな「組織の実態」を、定量的に可視化する強力なツールです。
エンゲージメントサーベイ実施の主な目的は以下の4点です。
現状把握はもちろん、施策決定や効果測定まで見越して導入することで、より効果的にエンゲージメントサーベイを活用できるでしょう。
エンゲージメントサーベイで測定できる要素は多岐にわたります。主な測定要素には以下のようなものがあります。
測定する要素を適切に選択することで、より有意義なサーベイ結果を得ることができます。業界動向や自社の課題に応じて、測定要素を適宜見直すことも重要です。
収集したサーベイデータを有効に活用するためには、適切な分析が重要です。ここでは、エンゲージメントサーベイのデータを深く理解するための分析のポイントを紹介します。
エンゲージメントサーベイの結果を効果的に活用するためには、まずデータを構造化します。
サーベイ結果は回答項目ごとにばらつきが見られるため、それを適切に分類し、課題や強みを明確にすることが必要です。例えば、「コミュニケーション」「成長機会」「リーダーシップ」などのテーマごとにデータを集約し、各項目のスコアを比較することで、組織全体としての傾向や問題点を洗い出します。
このようにデータを整理することで、組織の改善施策を優先順位付けしやすくなり、戦略的なアクションにつなげることが可能です。

組織内の部門や従業員の属性ごとに分析することも重要です。
若手社員とベテラン社員で課題や組織に感じていることに違いは生じて当然ですし、特定の部署において数値が高い・低いということも起こります。
組織全体の平均値ももちろん大事な指標ですが、それだけだと特定の部門や役職、年齢層が抱える問題が見えにくくなります。属性ごとに何を課題に感じているのか、属性間でどのような違いがあるのかは、組織改善の施策立案に重要な要素です。
サーベイ結果から実際のアクションにつなげるためには、課題の特定と優先順位づけが重要です。データから意味のある洞察を得る方法をお伝えします。
エンゲージメントサーベイ結果の全体像を理解することから始めましょう。平均値や中央値、標準偏差などの基本的な統計量を確認し、組織の現状を把握します。前回の結果や業界標準との比較も重要です。特に注目すべきは、スコアの低い項目や、前回から大きく変化した項目です。
例えば、「成長機会」のスコアが低下していれば、人材育成プログラムの見直しが必要かもしれません。また、「職場環境」のスコアが業界平均を下回っていれば、改善の余地があると考えられます。
全体傾向を把握したら、「なぜそのような結果になったのか」を考察することが大切です。部署別や年齢層別の分析を行い、より詳細な洞察を得ることをおすすめします。
自由回答の項目がある場合は、テキストマイニングツールを使用すると効率的に分析できます。頻出キーワードや感情分析を行うことで、数値では見えない具体的な課題や、従業員の生の声を把握できます。
仮に「コミュニケーション」という単語が頻出していれば、社内のコミュニケーション改善が課題である可能性があります。また、ネガティブな感情を含む回答が多い項目があれば、優先的に対応すべき課題かもしれません。
自由回答の分析結果は、数値データの裏付けや具体的な改善策の立案に役立ちます。ただし、個人が特定される可能性のある情報の取り扱いには十分注意を払いましょう。
分析結果から抽出された複数の課題について、優先順位をつけます。考慮すべき観点は以下の通りです。
これらの観点から課題をマッピングし、経営陣と議論の上、取り組むべき重要課題を決定します。例えば、「影響度が大きく、緊急性も高い」課題を最優先で取り組むべき課題とし、「実現可能性が高い」ものから着手するという方針が考えられます。
優先順位づけの際は、長期的な組織の目標や戦略との整合性も考慮しましょう。現在のトレンドや市場動向を踏まえ、将来を見据えた判断が重要です。
課題が明確になったら、次は具体的な改善策の立案と実行です。効果的なアクションプランの策定方法と、その実行におけるポイントを解説します。
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各課題に対して、具体的なアクションプランを策定しましょう。効果的なアクションプランには以下の要素が含まれます。
例えば、以下のように具体的なアクションプランを立てます。
<例>「社内コミュニケーションの改善」という課題
アクションプランの策定時は、組織の文化や価値観を考慮することも重要です。施策が組織の価値観と一致していれば、従業員の受け入れもスムーズになるでしょう。
改善策の実行にあたっては、従業員との適切なコミュニケーションが不可欠です。サーベイ結果の概要と、それに基づいて立案された改善策を従業員に共有しましょう。
このとき、なぜその改善策が選ばれたのか、どのような効果が期待されるのかを社内全体に向けて明確に説明することが大切です。従業員の理解と協力を得るためには、透明性の高いコミュニケーションが欠かせません。
例えば、全社集会やメールマガジン、イントラネットなどを活用して情報を共有し、質問や意見を受け付ける機会を設けるのも良いでしょう。従業員の声に耳を傾け、必要に応じて計画を柔軟に調整することで、より効果的な改善につながります。
立案されたアクションプランに基づき、改善策を実施します。施策の開始後は、施策の責任者を中心に運営メンバーで定期的に進捗を確認し、必要に応じて軌道修正を行いましょう。
進捗が思わしくない場合は、原因を特定し、必要に応じて計画を修正することが大切です。例えば、「ランチミーティングへの参加希望者が少ない」という問題に対しては、「実施の様子を社内報で紹介して参加ハードルを下げる」「事前にランチ相手の希望を出せる仕組みにする」などの対策が考えられます。柔軟な対応が、最終的な目標達成への近道となります。
また、施策開始後に得られた従業員からのフィードバックは随時収集し、施策の改善や、次のエンゲージメントサーベイ結果の分析に活かしましょう。PDCAサイクルを回すことで、継続的な改善が可能になります。
改善策を実施した後は、その効果を測定し、次のアクションにつなげることが重要です。施策の実施期間が終わったタイミングで目標達成できたかどうか評価し、経営層や従業員向けに報告しましょう。
その際、単に目標の達成度合いを報告するのではなく、所感や、施策の継続や改善も併せて提言することが重要です。例えば、「次回のエンゲージメントサーベイで、他部署理解のスコアを75に上げる」という目標に対して、スコアが68だったとします。この場合、以下のような選択肢が考えられます。
こうした所感や提言も含めて報告することで、組織課題の改善を継続していきます。
なお、必要に応じて施策に関するピンポイントのアンケートを実施するなど、従業員の生の声をもとに所感や提言をまとめるのも効果的です。
エンゲージメントサーベイとそれに基づく改善活動は、単発ではなく継続的なプロセスとして捉えることが重要です。長期的な視点で従業員エンゲージメントの推移を追跡し、組織の持続的な成長につなげましょう。
長期的評価のためには、定期的なサーベイの実施が欠かせません。多くの企業では、年1回または半年に1回の頻度で包括的なサーベイを実施しています。これにより、時系列での変化を追跡し、改善策の効果を測定することができます。
データの分析では、単純な数値の比較だけでなく、トレンドの把握も重要です。数値が緩やかに上昇し続けているのか、それとも上下を繰り返しているのかを観察します。また、業界のベンチマークと比較することで、自社の位置づけを確認することも可能です。
長期的な評価を通じて、組織の強みと弱みを明確にし、継続的な改善につなげていきましょう。エンゲージメント向上の取り組みは、従業員の定着率向上や生産性の向上につながり、最終的には企業の競争力強化に寄与します。
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サーベイ結果の分析はいかにデータを収集するか、そしてどのような分析にかけるかが重要です。人の手で分析しようと思った場合、専門的な知識とデータによっては大きな工数がかかります。
そのため、サーベイ結果を分析するには、分析ツールを使うことをおすすめします。サーベイデータの分析と活用を支援するツールとして、「TERAS」が効果的です。TERASは半年に1回、たった5分のアンケートで、エンゲージメントを構成する以下の8項目を分析し、それぞれのスコアを自動で算出します。
TERASを活用することで、専門的な統計知識がなくても、エンゲージメントサーベイのデータから有益な洞察を得ることができます。ぜひ、自社のサーベイ分析にTERASの活用を検討してみてください。